【永野芽郁】映画『はたらく細胞』の撮影秘話！佐藤健さんとの久々共演エピまで♡

話題の映画『はたらく細胞』で主演を務める永野芽郁さんが、Rayのカバーガールに登場！今回、映画のオファーを受けたときの気持ちや、以前共演した佐藤健さんとの撮影エピソードなどをたっぷりお話してもらいました。誰もが憧れる美しさとお人柄に注目です♡

人間の体の中を舞台に繰り広げられる、世界最小の物語。

永野芽郁さんと佐藤健さんがダブル主演を務める、この冬いちばんの話題作『はたらく細胞』についてお話を伺いました。笑って泣けてタメになる、この映画は必見です！

マネージャーさんから『はたらく細胞』という映画のお話が来ていると聞いて。「赤血球役なんですけど、どうですか」と言われたときは、あの……ちょっとごめんなさい、わからない。

赤血球役？どういうこと？と頭が混乱しました（笑）。そこから作品について調べて、これを実写化するということにとても興味が湧いて。

そして武内監督がつくりあげるこのチームに参加できたら面白いだろうなと思い、「ぜひぜひ！」と。すごく撮影を楽しみにしていました。

私が演じた赤血球は、すぐに道に迷ってしまうようなポンコツなコで。でもそこが、愛嬌があって可愛らしいなと思う役どころです。

自分のまわりにいる細胞さんたちのプロフェッショナルな仕事を見て、成長したいと願う成長物語でもあるし。

ピュアでいてまっすぐで、だからこそ悩む女性像……というか人物像、でもないし……細胞像？表現が難しいのですが（笑）、それを思い描きながら演じました。

撮影はいろいろな地方を回りながら、各地の方々がエキストラとして参加してくださって。

シーンによっては1日に数百人の方々が赤血球、白血球、キラーT細胞としてそれぞれの衣装を着て参加してくださったので、今までにない大規模な撮影だったと思います。

私は赤血球の役の中でも髪の毛が赤いので、監督がモニターを見ながら「芽郁ちゃんを探せ！」と言ったら、比較的すぐ見つけられる。

でも、佐藤健さんが演じる白血球はみんな同じビジュアル。引きで撮影していると「健くんがいない！どこだ！」ってなるという（笑）。それはそれですごく面白い現場でした。

クランクインの初日は、鼻腔の中で足湯につかっているシーンでした。

体内を再現するのはとても大変だろうから、合成用のグリーンバックで撮影するのかなと思っていたら、ちょうど穴が2つある鼻腔っぽい場所で撮影したんです。

そのロケ地を見つけだす、スタッフのみなさんのこだわりにも感動して、素晴らしいチームだなと思いました。

健さんとは朝ドラ『半分、青い。』以来、約7年ぶりの共演で。その間にどこかのテレビ局ですれ違うこともなかったので本当に7年ぶりにお会いして、やはり安心感がありました。

初日からお芝居のテンポ感、会話をしているときもすごく安心感があって。これだけ時間が空いても、一緒にやったらまたそこに戻れるんだなぁと思いました。

健さんは前作でご一緒したときにはすごくご活躍されていたんですけど、私はこの数年でまたいろいろな経験値が増えて。

「大人になったでしょ」と聞いたら「それはそうだね。でもなんも変わってないな」って言われたんです。それもどうなの！？と思いつつ、変わったところ、私ないらしいです（笑）。

劇中には個性豊かなキャラクターがたくさん登場しますが、私が好きなのは血小板ちゃんです。本当に可愛い！

彼女たちが「うんしょ、うんしょ」って階段から下りてくるシーンが可愛すぎて、いまだにセリフもひとつひとつ覚えているくらい。

そんな血小板ちゃんが自分の体の中にもいるんだなと思うと、ケガなんてしていられないです。

きっと本作を見ると、その細胞たちのありがたさ、体が丈夫でいることのありがたさを感じられるのと同時に、人とのつながりや誰かを大切に思う尊さをあらためて感じられると思うので、家族で見ても楽しいだろうし、恋人や友人と見ても楽しい映画になったんじゃないかなと思います。

私自身、完成作を見たときちゃんと泣きました。ひとりで笑いながら泣いて、ほかの席からも笑い声や鼻をすすっている音が聞こえてきて。

読者のみなさんにも感動してもらえる作品になっていると思うので、ぜひ劇場でご覧ください。

映画『翔んで埼玉』『テルマエ・ロマエ』を手がけた屈指のヒットメーカー武内英樹監督のもと、主題歌はOfficial髭男dismの「50％」に決定し、日本のエンタメ界を代表するドリームチームがつくりあげた超大作。唯一無二の映像体験を！

PROFILE

ながの・めい●1999年9月24日生まれ、東京都出身。2009年に俳優デビュー。

18年にはNHK連続テレビ小説『半分、青い。』でヒロインを務める。近年の主演作にドラマ『君が心をくれたから』、映画『からかい上手の高木さん』など。

撮影／今城純スタイリング／城田望（KIND）ヘア＆メイク／NAYA 取材・文／山口昭子