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祖母が用意した浴衣、好きな人にイジられ「こんなのいらない!」 亡くなった後にわかった“花言葉” 女性芸人号泣「たまらなかった…」

  • 2024.12.13
【写真・画像】 1枚目
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テレビ朝日「バラバラマンスリー」の水曜枠『3分間で泣ける話』が11日深夜に放送され、おばあちゃんが孫の浴衣に込めていた愛のエピソードが紹介された。

【映像】寺内よりえによる朗読 スタジオ涙

実話に基づく3分間の感動エピソードを豪華声優陣が朗読する同番組。MCは藤井隆、語り手は内田真礼、『サザエさん』のフネ役でおなじみの寺内よりえが務め、“涙もろいゲスト”として紅しょうがの稲田美紀、フリーアナウンサーの後藤楽々が登場した。

■『私のおばあちゃん』(語り手:寺内よりえ、内田真礼)

私のおばあちゃんは正直うざい。

『すずちゃんはスズラン柄がよく似合うわ。可愛いね』。私に着物の生地を合わせ、満足げに目を細めるおばあちゃん。『成人式の振袖、これで縫ってあげるからね』。

成人式の着物なんてレンタルでいいし、むしろ振袖よりお小遣いくれたほうがよっぽどうれしい。

夏休み、浴衣を着て友達と花火大会に行った。待ち合わせ場所に着くと、みんなはピンクや赤、バラやヒマワリなどかわいい柄の浴衣を着ていた。

【写真・画像】 2枚目
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私はというと、おばあちゃんが縫った菊の柄。「すずの浴衣、渋いね」。好きな男の子から半笑いでそう言われ、恥ずかしくて逃げ出した。

「こんなのいらない!」。帰るなり浴衣を脱ぎ捨て、何度も踏みつけた。「菊の花ってお葬式じゃん!私に死んでほしいわけ?」。おばあちゃんに怒鳴ると、『ごめんね。おばあちゃん、お節介だったね』と浴衣を拾い、ゴミ袋に入れた。

それ以来、おばあちゃんと会話らしい会話はしないまま、大学進学と同時に家を出た。

おばあちゃんが亡くなったのは、それから半年後だった。お父さんと遺品整理中、桐だんすからスズラン柄の振袖や菊柄の浴衣が出てきた。「すずが生まれた時、おばあちゃんが名前を考えてくれたんだよ。スズランの『すず』がいい、って言ってね。なんでも、再び幸せが訪れるって花言葉だから、って」。

花言葉――。私はすぐにスマホを取り出した。「浴衣の柄 菊」の意味を見つけて、涙がこみ上げてきた。「ごめん、おばあちゃん。ごめんね…」。

菊柄の意味は、不老長寿。おばあちゃんはずっと私の健康と幸せを願っていたんだと知り、菊柄の浴衣を抱きしめながら、私はずっと謝り続けた。

■稲田号泣「たまらなかった…」

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このエピソードに、後藤は「私も成人式の時、お母さんから(振り袖を)引き継いだので」と、自身を振り返ってコメント。

また、朗読中から涙を流していた稲田は、「おばあちゃんではないんですけど、お母さんが大切にしてた浴衣を、やっぱり『着てほしい』みたいな。(それを考えると)ちょっとたまらなかったですね」と、ティッシュで目と鼻を拭っていた。

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