暖冬にも最適、ジョンストンズ・オブ・エルガンのショートストール。

首に巻くものが好きです。冬は巻き放題になるので、髪も短くして巻く準備を整えたものの、今年はなかなか寒くならない。これまでの大判ストールだと首に巻くと暑い。それにいつからか首に何かがまとわりつく感覚が苦手になり、素材選びでも難航していました。

そんな矢先、新たな相棒を見つけました。ジョンストンズ・オブ・エルガンのリバーシブルチューブラースカーフです。

幅35cm×長さ105cmのショートサイズで、カシミアのダブルフェイスが二重ガーゼのようにふっくらとした肌触りを演出。首に一巻きして結ぶだけで、絶妙なボリュームが出ます。今年は暖冬なので、コートの中もちょっと薄着ですが、そんなスタイルとのバランスも取りやすいのです。初めて巻いたその日から、あっという間に虜になり、毎日のように愛用しています。

1797年にスコットランドのエルガンで創業して以来、その土地でずっと繊維業を営んできたブランドは、英国王室のロイヤルワラントも授かり、素材から製品に至るまで自社工場で一貫して行い、優しいカシミアの風合いや自然のカラーが魅力。今年はありがたいことに工場へ行く機会があり、職人たちが笑顔で仕事に向き合い、ひとつひとつ端正に作られる様子を取材させてもらいました。カシミアだから柔らかで暖かいというだけでなく、そこには作り手の愛情やぬくもりが込められているのです。このストールにも作り手の想いが込められ、長く受け継がれた技術があることに思いを馳せ、彼らの仕事に敬意を持って大切に愛用していきたいと思っています。