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「かたいものがあるの…」小3娘の言葉ですぐに婦人科へ。娘の行動に母が感じたことは

  • 2024.12.16

現在高校生の娘が小学生のころの話です。幼かった娘の「心と体の成長」を感じるにつれ、母親としてどんな形で支えることができるのだろうかと考えるようになりました。そのときのエピソードをお話しします。

胸のしこりが不安で小児科を受診

娘が小学3年生になったある日のこと、「ここにしこりがある」と両乳房を気にしながら不安そうに訴えてきました。今思えば動揺してはいけない場面だったのでしょうが、私は知り合いに腫瘍を患った方がいたこともあり、とても不安になってしまいました。

そこでかかりつけの小児科を受診。赤ちゃんのころからお世話になっている先生に診てもらうと、「これは乳腺の発達だよ。心配しなくてもいいよ」と教えてくださり、母娘でホッとしました。

この一件で、娘には「困ったことがあったら相談する力」が備わっていることがわかり、今後の成長も落ち着いて見守っていこうと思えたのです。

生理について学んだ娘に…

その後、小学校で生理について学んだ娘。学校から帰ってきた娘は教えてもらった内容を私に説明してくれました。

そして、いい機会だと思い、試供品のナプキンを2人で開封し実際に下着に装着。取り外して捨てるところまで一緒にチャレンジ。そのほかに、私が生理期間中に工夫していることやどんなふうに過ごしているかについて話しました。

また、生理期間中には「これから実際にナプキンを替えるけど、見ておく?」と娘に聞き、娘本人も見ておきたいと言ったので、実際のナプキン交換について見てもらったこともあります。

少し恥ずかしい気持ちもありましたが、ナプキンはどのように汚れるのか、どのように処理すれば汚さずに済むかなど教えられたのでよかったです。

長年生きていると、体の変化に対し臨機応変に対応していく力が必要だと強く感じます。娘にとって、「初潮を迎える」というのは衝撃的な出来事だったことでしょう。自分の体に未知の変化が起きたとき「困ったときは抱え込まずに相談すること」「時には専門家の力を借りること」――。そんな力が助けになってくれると思っています。どんどん大人へと近づいていく娘を、母として今後もサポートしていきたいです。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

著者:田中いつき/女性・主婦
イラスト:すうみ

監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

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ベビーカレンダー編集部/ムーンカレンダー編集室

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