1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. 産後1ヶ月、暗闇の日々。後悔もあったけど、今、あの日々を肯定できるワケ

産後1ヶ月、暗闇の日々。後悔もあったけど、今、あの日々を肯定できるワケ

  • 2025.1.1

コノビー編集部の選りすぐり!何度でも読みたい、名作体験談。

今回は、コノビーで連載中の「ゆたかちひろさん」の名作をご紹介いたします!なかなか上手に母乳を飲めない長男くんとママの産後1カ月のエピソード。これから出産される方や少しでも育児に悩まれている方に、ぜひ読んでいただきたい作品です。

 

息子は助産師さんにも指摘されるほど、母乳を飲むのがへたでした。

産科の先生や助産師さんからは、「お母さんが無理のないようにミルクに切り替えるのもいいですよ」と、言われてはいたんです。

でも、退院した途端、寝不足の日々の中で、なかなか判断ができずに、どんどん勝手に追い詰められていきました。

この頃の睡眠時間は「1時間」でした。

細切れに1時間の睡眠をとっては、息子に起こされて、①~⑤を繰り返すんです。

わたしの食事や洗濯、息子の沐浴は実母がやってくれたり、週末に実家に手伝いに来た夫が沐浴をしてくれたり、しっかり助けてもらっていました。

可愛いはずの赤ちゃんなのに、「どうにか生かせるように、お世話しないと!」と必死になりすぎていました。

「お世話するの大変」と思うだけで、「そんなことを思うのは、母親失格では?」と自分に対して、否定的な気持ちになっていました。

写真を見ればなんとなく記憶が蘇るのですが、正直どう過ごしていたとか、おぼろげであんまり思い出せません。

睡眠って、大事ですね。

「さっさとミルクにしておけばよかったのでは?」

「寝不足で判断力がなくなってたのかな?」

「無駄に頑張りすぎて、産後うつに近くなるほど自分で追い込んだんじゃないの?」

「それは息子の為だったの?自己満足の為じゃないの?」

こういうこといっぱい考えました。
実は、いーーーっぱい、これまでに後悔する思いもあったんです。

産後何年たっても、次の育児が始まった時にも、思い返しては悩んだりしました。

でもね、あの時は、あれで精いっぱいだったし、実際頑張ってたのは事実だし、なにより初めての育児で失敗するのは当たり前!

誰だって、失敗や後悔をしながら、それでも、なんとか親として少しずつ学んでいくしかないんですよね。

あの時の自分に、今は、やっと「よく頑張ったね」と言えるようになりました。

で、今まさに頑張ってるママさん達。

何が正解かなんて、渦中にいるときは本当に分からないです。

あとになって、ああしておけばとか、結果論でしかないので、今できることをやるしかないのですよね。

できれば頼れる人を1人でも増やして、どうにかこうにか乗り切ってもらえたらなと…‥。

私が母乳にこだわってしまっていたのも、一度気にしてしまうと「無理してまで母乳育児にせずに、ミルク育児にすれば」というのも、当時、判断するのが難しかった。

頭では、「母子ともに健やかでいるために完全にミルクにして、実家なんだから実母にも授乳を手伝ってもらった方がいい」とは考えられても、
気持ちがついていかない時期だったので、どうしようもなかったのです。

無理しないでと言われても、目の前に我が子がいたら無理してしまうものだったりします。

今、もしも、いろいろうまくいかなかったり、後悔してる最中だとしても、「心から喜べる日も、きっとくる」と、頭の隅っこにでも入れておいて欲しいなと思うのです。

 

元記事で読む
の記事をもっとみる