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ダニエル・クレイグ、『007』シリーズは「家族にとっても負担になった」

  • 2024.12.12
妻のレイチェル・ワイズと。
Rachel Weisz and Daniel Craig attend the Clooney Foundation for Justice's 2023 Albie Awards妻のレイチェル・ワイズと。

『007 カジノ・ロワイヤル』(2006)から『 007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2021)まで、歴代最長の15年間にわたってジェームズ・ボンドを演じたダニエル・クレイグ映画史上もっとも有名なスパイ役は、彼に莫大な名声をもたらしたが、精神的に負担だったそうだ。

12月9日(現地時間)、ロンドンのBFI英国映画協会で行われた対談イベントで、映画評論家のマーク・カーモードからボンド役を楽しんだかと聞かれ、ダニエルは「楽しんだ。すべての瞬間を満喫しました。僕の家族を含め、皆にとってつらく、奇妙で、不自然、感情的に大変なこともあったけれどね。名声というのは不思議なものだ」

今や映画ファンでなくとも、彼の顔と名前を知らぬ人などいないように思えるダニエルだが、6代目ジェームズ・ボンドに就任する前までは、主にイギリスの映画や舞台に出演し、スティーヴン・スピルバーグ監督の『ミュンヘン』やアンジェリーナ・ジョリー主演の『トゥームレイダー』、サム・メンデス監督の『ロード・トゥ・パーディション』で助演を務めたことを除き、ハリウッドの超大作で主演を張るような俳優ではなかった。

「仕事で少し有名になって、バーで一杯飲むくらいできるようになった。それでも当時はまだどこへでも行くことができた」そう。結果的に、『007』シリーズで生活が一転してしまったが、それでも有名人になることへの躊躇は、ジェームズ・ボンドを断る「理由にはなりえない」と振り返っている。

ダニエルは先日、ルカ・グァダニーノ監督の最新作『Queer(原題)』でゴールデン・グローブ賞の主演男優賞にノミネートされたばかり。候補入りしたことについては、「冷静でいようと努めているが、できない。すごいことだ」と興奮を隠しきれない様子。この後、ライアン・ジョンソン監督の『ナイブズ・アウト』シリーズ第3作『ウェイク・アップ・デッドマン』の公開を控えるが、同シリーズの未来については、「彼が描き続けるなら、もちろん出演するつもり」と語り、ボンドを演じるよりも「遥かに楽だ」とつけ加えている。

Text: Tae Terai

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