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薬剤師に聞いた!「脂性肌」におすすめのスキンケア方法

  • 2024.12.12

肌質が人それぞれ違うように、適切なスキンケア方法も異なります。

とくに「脂性肌」のスキンケアは重要です。

今回は、脂性肌とはそもそも何か、スキンケアで重要な点、そしておすすめのスキンケア成分について、あんしん漢方薬剤師の中田早苗さんに解説いただきます。

脂性肌とは

肌に悩む女性
出典:Unsplash

脂性肌は「オイリー肌」とも呼ばれます。

乾燥肌や混合肌と違い皮脂量、水分量が多く、乾燥に関する悩みは少ない特徴があります。

しかし、分泌される皮脂が多いことでベタつきやすく、ニキビや毛穴に角栓が詰まる原因にも。

また、毛穴が開きやすくて目立ちやすい肌のタイプです。

脂性肌必見!スキンケアで重要なこと

スキンケア用品
出典:Unsplash

普段、スキンケアで何気なく行っていることが、脂性肌を悪化させる原因になっている場合があります。

たとえば、脂性肌の方にとって、熱いお湯で洗顔するのはNGです。

本来肌に必要な保湿成分まで奪ってしまうからです。

また、必要以上に洗顔を繰り返すのも、皮脂が過剰分泌される原因になります。

朝と夜、1日2回の洗顔を心がけましょう。

そして、保湿ケアも重要です。

脂性肌は乾燥しにくいとはいえ、皮脂のバランスを整えるためにも、肌に適した乳液やクリームを使ってケアしましょう。

脂性肌におすすめスキンケア成分

スキンケア用品2
出典:Unsplash

ここからは、脂性肌におすすめのスキンケア成分を3つご紹介します。

ビタミンC誘導体

ビタミンC誘導体とは、ビタミンCを浸透しやすくした成分です。

本来ビタミンCは浸透しづらく酸化しやすいという特徴があります。

ビタミンC誘導体には水溶性、油溶性、両親和性の3つのタイプがあり、即効性や保湿力に違いがあります。

即効性を選ぶなら水溶性、長時間の効果を期待するなら油溶性、浸透性を求めるなら両親和性を選びましょう。

サリチル酸

サリチル酸には角質乖離(かくしつかいり)作用があるため、皮脂に詰まった角栓や黒ずみなどの毛穴汚れの解消を期待できます。

また、肌のターンオーバーを促進し、新陳代謝をアップさせ、肌のキメやハリを保つことも期待できます。

グリコール酸

グリコール酸もサリチル酸と同じく、角質乖離作用があり、一般的な化粧品にも配合されていることがある成分です。

古くなった角質を除去するほか、ピーリング効果による弾力・保湿効果を期待できます。

脂性肌の悩みには漢方薬もおすすめ

生薬
出典:Unsplash

脂性肌のケアには、漢方薬の使用もおすすめです。

漢方薬は対処療法ではなく、根本からの改善を目的としています。

肌の根本からアプローチすることで、肌のバランスの改善を期待できるでしょう。

脂性肌には、
「過剰な皮脂分泌を調節する」
「血流をよくして肌に栄養を巡らせる」
「ホルモンバランスや自律神経の乱れを整える」といった働きを持つ漢方薬を使用しましょう。

<脂性肌におすすめの漢方薬>

荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)

余分な熱をとり去り、血流をよくして肌荒れやニキビに働きかけます。

桂枝茯苓丸加薏苡仁(けいしぶくりょうがんかよくいにん)

血行を促進し、肌に潤いを与えます。肌荒れやニキビなどの肌トラブルの改善に期待ができます。

漢方薬は、体質との相性が重要です。

どんな漢方薬でも、体質と合っていなければ本来の効果を発揮できません。

医師や薬剤師に体質を診てもらい、適切な漢方薬を選んでもらいましょう。

最近は、「あんしん漢方」というオンライン漢方薬サービスも人気を博しています。

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脂性肌の特徴を理解し、適切なケアを

脂性肌の特徴は、皮脂・水分量が多いためベタつきやすく、毛穴の詰まりやニキビなどの肌荒れトラブルに見舞われやすいという点です。

脂性肌のケアには、今回ご紹介したビタミンC誘導体やサリチル酸、グリコール酸もおすすめ。

肌は日々の努力の積み重ねです。

適切なスキンケアを行い、誰もがうらやむ美肌を手に入れましょう!

<この記事の監修者>

中田 早苗(なかださなえ)
あんしん漢方薬剤師

デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。
症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。

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