辛い過去も無駄じゃないと今なら思える。私にしかなれない姪の心の拠り所。姉と比べられて育った私［１０－２完］｜ママ広場マンガ

家族の中で虐げられていると感じていたユメちゃんは、「パパとママのほんとの子どもじゃないんじゃないかって・・」と泣きながら言い、それを聞いて驚くサナさん、「私と同じだと思って・・今日ここにいてほしかったの」ユメちゃんにそう言われたユイナさんは、「何かあったらここに連絡しな。いつでもうちに来ていいから」そう言って連絡先を書いたメモをユメちゃんに手渡しました。

姉と比べられて育った私［１０－２完］私が姪の心の拠り所になれた

「一人でもう悩まなくていいからね」ユメにそう言うと、涙をいっぱいためて抱きついてきた。可愛い私の姪。そして、その後お姉ちゃんから連絡がきた。

『私の代わりにユメの逃げ場を作ってくれてありがとう』それがお姉ちゃんからのメッセージ。その時、うしろからユメの声がした。「ユイナぁ～、ねぇこのリップもらってもいい？」私のコスメポーチの中からリップを取り出してる。あれからユメはちょくちょく家に遊びに来るようになった。大好きな絵を描くことを続けながら、学校や塾の勉強も頑張っているみたい。「「はあ！？ダメだよ。それすごい高いやつじゃん！」私たちはもうすっかり仲良し。

「ぶー！かわいかったのにぃ～」と文句を言いながらリップを握りしめているユメを見ていると「じゃあ今日だけ特別ね！」やっぱりかわいくて甘くなってしまう。「やったー！！」大喜びするユメの姿に私も笑顔になる。「これまで比べられてばかりで辛かったけど・・かわいい姪の拠り所になれたのなら、それもムダじゃなかったかもしれない」辛かった思い出を振り返りそんな風に思っていた。

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※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案：ママ広場編集部 脚本：のきわだ 編集：石野スズ
作画：コハダさんさん
LGBTQ当事者、1児の母。
里帰り育児漫画やLGBTQを絡めた創作漫画を描いてます。