ジョン・ガリアーノがメゾン マルジェラを退任。後任は未定

2024年1月にインターネットを席巻したメゾン マルジェラ（MAISON MARGIELA）のアーティザナルコレクションが、ジョン・ガリアーノによるメゾンでの最後のショーとなった。デザイナーは12月11日（現地時間）、自身のインスタグラムを更新。パーソナルなメッセージとともに、10年間在籍したメゾンを去ることを発表した。

ガリアーノは今後の活動についはて口を閉ざしており、投稿ではこう綴っている。「誰もが知りたがり、誰もが夢見たがる。その時が来れば、すべてが明らかになるでしょう。それまで私は償いを続け、夢を見ることを決してやめません」

ガリアーノがメゾンマルジェラのアーティスティック・ディレクターに就任したのは2014年。これは彼がディオール（DIOR）を退任してから、約3年後のことだった。以来、創設者マルタン・マルジェラの後を継ぎ、アートやファッション関係者に愛されてきたカルトレーベルを新たな高みへと導いた。

メゾンのオーナーであるOTBグループのレンツォ・ロッソ会長は、「ジョンとの仕事は、私の人生で最も重要でインパクトのある経験のひとつでした」とコメント。「マルタン（・マルジェラ）とジョンのような2人のレジェンドと仕事ができたことを光栄に思います。マルタンがこのメゾンをファッション界におけるリファレンスとアイコン的存在にし、ジョンが世界で最も先鋭的なクチュールメゾンへと成長させてくれました」と敬意を表した。

Text: Lucy Maguire Adaptation: Motoko Fujita

From VOGUEBUSINESS.COM

READ MORE

• ジョン・ガリアーノの驚異──メゾン マルジェラの一大傑作、2024年アーティザナルコレクションとその軌跡に迫る
• メゾン マルジェラの陶器肌からマックイーンの深海メイクまで。9人のプロが選ぶ、史上最高のランウェイ・ビューティーモーメント
• メゾン マルジェラが展覧会を恵比寿で開催。ジョン・ガリアーノのクリエイションに迫る没入体験
• 世界を魅了した“愚かな天才”ジョン・ガリアーノの素顔──ケヴィン・マクドナルド監督インタビュー【FAB FIVE】
• Vogueエディターおすすめ記事が届く── ニュースレターに登録