自分の「声」に自信ある？→「ない」5割近く…ビジネスパーソンが抱える「声の印象」リアルな悩み

アサヒグループ食品（東京都墨田区）が、ビジネスパーソンを対象とした「声」に関する意識調査を実施。その結果を発表しました。

声の印象が重要なのは「初対面の人と会うとき」

調査は2024年8月30日から9月2日、20～59歳のビジネスパーソンの男女を対象に実施。計500人から有効回答を得ています。

まず、全回答者に「声が相手の印象を左右すると感じたことがあるか」について聞いたところ、「よくある」が46.0％、「時々ある」が44.6％となり、全体の90.6％が「声が印象を左右する」と感じていることが分かりました。「声の印象が重要だと感じた日常シーン」を聞く質問では、「初対面の人と会うとき」（69.4％）が最多となっています。

「声はビジネススキルに含まれると思うか」についても聞くと、全体の86.2％が「とても思う」「思う」と回答。声の印象がビジネスシーンにおいても重視されていることがうかがえます。

自身の声について問う「自分の声に自信があるか」という質問では、「全くない」と回答した人が48.6％となり、全体の5割近くを占める結果に。約2人に1人は「自分の声に自信がない」ことが明らかになりました。

また、「オンライン会議の際、声の問題で、相手に誤った意図で伝わってしまった経験はあるか」については、「何度もある」「時々ある」と回答した人を合わせると64.4％に上り、オンライン会議でも多くの人が声に悩みを抱えていることが分かる結果となっています。

調査結果を受けて、ビジネスボイストレーナーの秋竹朋子さんは「ビジネスパーソン、特に営業職の方からの相談の多くは『滑舌が悪い、声が通りにくく、商談もうまくいかない』といった相談で、以前よりもオンライン会議が増え、会議を録音・録画する機会も増えたことで、録音された自分の声を聞いてゾッとしたといった方は多いです」「自分の声を不快に感じ、自分の声に自信のない方は増えていると考えられます」と分析。

その上で、「事実、声は自分の印象を決める大事な要素です」「特にビジネスパーソンは、冬に限らず、1年中声の調子を上げる対策は重要となります。一番の対策は『加湿』ですが、手軽さを考えると『タブレットをなめること』もよいと思います」とコメントを寄せています。

あなたは、自分の「声」に自信がありますか？ それとも…？

オトナンサー編集部