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16年越しにデザイナーが判明!「過去一のルック」として呼び声の高い、ドリュー・バリモアの伝説のドレス

  • 2024.12.11
THE 'EVER AFTER' GALA AT THE PALAZZO CORSINI

1998年、当時23歳のドリュー・バリモアは、グリム童話の『シンデレラ』を現代版にアレンジした映画『エバー・アフター』に主演し、プロモーション活動の一環として、ローマのコルシーニ宮殿で開催されたガラに出席した。会場と作品の世界観に合わせてか、彼女はこのガラにおとぎ話に出てくるようなコルセットガウンで登場。裾に向かってふんわりと広がる1着は、スカート部分が何層にも重なったチュールと手染めのシルクスカーフで作られていて、後に「Fifty Scarves Dress(50枚のスカーフで作られたドレス)」として親しまれるようになった。

それから16年経った今でも、バリモアが纏ったこのドレスにはファンが多く、コンテンツクリエイターの@jenna.sais_quoi_ は「ずっと心に強く残っているドレスのひとつ」と明言。DIYで再現する人も出現している。

THE 'EVER AFTER' GALA AT THE PALAZZO CORSINI

これほど多くの人を魅了しているドレスだが、実は何年もの間、手がけたブランドは曖昧だった。ディオールDIOR)在籍時にジョン・ガリアーノが制作したものだと言う人もいれば、フェラガモ(FERRAGAMO)によるものだと言う人もいて、デザイナーの正体はなぜか不明のまま。しかし、いくつかのメゾンにコンタクトをとったところ、バリモアがイベントで身につけていたドレスとシューズは、フェラガモが手がけたものだという回答を、ブランドの広報担当者から得られた。長年の謎がついに解けたのだ。

THE 'EVER AFTER' GALA AT THE PALAZZO CORSINI

20世紀初頭にイタリアからアメリカに渡ったサルヴァトーレ・フェラガモは、かつて映画やハリウッドスターたちのために靴を製作していた。それゆえに、メゾンは映画業界と古くからつながりがあり、『エバー・アフター』に登場する“ガラスの靴”も手がけている。本作の衣装デザイナー、ジェニー・ビーヴァンからの依頼を引き受けたとき、フェラガモはある意味、原点に立ち返っていたのだ。

Text: Margaux Anbouba Adaptation: Anzu Kawano

From VOGUE.COM

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