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毎朝赤ちゃんと散歩中に会うおじいさんに小言を言われうんざり…嫌味じゃなかったと気づいたワケは!?

  • 2024.12.14

真夏の朝9時。私は、生後6カ月の息子と自宅の近所にある小さな公園を散歩するのが日課になっていました。その公園内には木々が溢れた、短めの遊歩道があります。木々の中にいるのが涼しくて気持ちいいがので歩いていたところ、その公園にいた高齢男性に声をかけられるようになって……。

会うたびに声をかけてくる高齢男性

公園では毎朝、高齢の方たちがグラウンドゴルフを楽しんでいました。私が息子と一緒に公園内を歩いていると、グラウンドゴルフをしている方たちが「おはよう! かわいいね~」と声をかけてくださることも。

そんな中、「わしは82歳だ!」と教えてくれた元気のよいおじいさんが、ある日の散歩中、私にこう声をかけてきました。

「こんなに蚊がいるのに、子どもがかわいそうだ」。

続けて、「お母さんがしっかりしなきゃなぁ?」と息子に向かって言うのです。

蚊はいましたが、息子は長袖のトップスに長ズボンを着用、虫よけスプレーで蚊の対策も万全。私は、なんか嫌な気分だな……と思いながら、「そうですよね」と愛想笑い。

それ以降、私たちが公園に行くたび、そのおじいさんは私たちに近づいて来て、「おはよう! 今日も蚊がいるのに……」と言うので、私はうんざり。

ポケットから出したのは……!?

ある日、いつもと同じようにおじいさんが近づいてきたので、「また言われる……!」と身構えましたが、おじいさんは「これ、使い!」と言いました。ポケットから出てきたのは虫よけスプレー。私は戸惑いながらもお礼を伝え受け取ると、おじいさんは何も言わず歩いて行ってしまいました。

「お母さんがしっかりしなきゃ」と言われたとき、嫌な感じだなと思ってしまいましたが、息子のために虫よけスプレーをわざわざ買ってきてくれるとは。おじいさんは嫌みを言ったわけでもなく、ただ心配してくれていたのだと感じました。今でも公園に行くと、元気にあいさつをしてくれます。

著者:下園ひかり/女性・ライター。2019年生まれの娘、2021年生まれの息子、夫との4人暮らし。バックパッカーとして2年間で25カ国を周遊した経験あり。さまざまな国で生活した経験から、常識に捉われない育児を実践中。自身の育児経験をおもしろ話にして情報発信するブロガー兼ライター。

作画:こちょれーと

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

ベビーカレンダー編集部

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