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ジェイミー・フォックス、入院の真相を明かす

  • 2024.12.11
Jamie Foxx speaks onstage at the 15th Governors Awards

昨年4月、「原因不明の合併症」により緊急入院したジェイミー・フォックスが、配信がスタートしたNetflixの特別番組「ジェイミー・フォックスの何が起きたって…」で初めてその詳細を明かした。突然激しい頭痛に襲われ、男友達にアスピリンを頼むも薬が届く前に意識を失ってしまったそうで、緊急事態に「男友達はまったく役に立たないことがわかった」とユーモアたっぷりに語り、ダンスや歌そしてユーモアを交えて騒動を振り返った。

それから20日間の記憶がないジェイミーだが、後から聞いたところによると、一度病院に連れて行かれるも、ステロイド剤コルチゾンを処方されただけで帰されてしまったそうだ。あまりに具合の悪いジェイミーの姿に危機感を覚えた妹のデイドラが、当てもないまま車を走らせ、番組の公開収録をした会場からほど近いミエモント病院に運び込んでくれた。医師からは、脳出血による脳卒中を起こしており、「すぐに開頭手術をしないと死んでしまう」と告げられたという。

意識がなかったジェイミーだが、「人生がフラッシュバックすることはなく、冷静だった」と振り返っている。トンネルの中にいるようだったが、光は見えず、向こうから悪魔の呼び声が聞こえた気がしたそうだ。意識が戻ったのは、5月4日。手術の結果、診断通り脳卒中だったことが発覚し、家族は医師から「回復可能だが、人生で一番キツイ1年になる」と告げられていたが、実際彼は自分が車いすに乗っている状況を理解できず、「俺はジェイミー・フォックスだ。脳卒中になんかならない」と、自分の病気を否定したそうだ。

身の回りのことも出来ない状況だったものの、その後、周囲の助けを得て、リハビリを開始。最初は顔を動かすところから始め、舞台で軽快なステップで踊り、ジョークや歌声を披露するまでに回復した。その陰には、普段は兄弟の影に隠れがちな妹デイドラと、回復するまで世間の目から守り通してくれた30歳の娘コリーン、そして、意識が戻らず周囲にもうダメだと思われていたとき、ギターを聞かせてくれた14歳の娘アネリースの存在があったと感謝した。

Text: Tae Terai

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