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【2つ星店の元料理長】こだわり満載の「ピーマン肉詰め」作ろう!とろみダレ、チーズ、黒胡椒で仕上げ♪

  • 2024.12.11

毎回ガチなフレンチを淡々と紹介してくれるGeorgeさん、現在は白金台のレストラン「CIRPAS」のシェフですが、以前は2つ星店の料理長。YouTubeでは洋食をさらにおいしくするワンポイント・テクを披露していて、いつも楽しく見ています。今回視聴した動画は…意外にも「ピーマンの肉詰め」。もはや家庭料理と言ってもいい、馴染みのある料理です。が、そこはスゴ腕のフレンチシェフ。こだわり満載の、おしゃれな一品に仕上げていましたよ。さっそく作ってみましょう。




レシピ考案者のTAKASHI YOSHIDAさんはYouTubeでは「George(ジョージ)」という料理チャンネルを運営されています。簡単レシピから本格的なフレンチレシピまで公開していますよ。TAKASHI YOSHIDAさんは元2つ星フレンチのシェフ。現在は、東京都港区白金台のカウンターフレンチ・CIRPASでシェフをしています。

Gerogeさんの「ピーマンの肉詰め・改」の材料と作り方

【材料】※約2人分
玉ねぎ…1/4個(小ぶりなら1個)
にんにく…1かけ
しょうが…10g
オイスターソース…小さじ1
しょうゆ…小さじ1
みりん…小さじ2
オリーブオイル…大さじ1
合挽き肉…150g
ナツメグ(顆粒)…少々



玉ねぎ、にんにく、しょうがはみじん切りにしておきます。

ピーマン…6個程度
合挽き肉…150g
小麦粉…適量
※下の画像の左上は「作り方5」で冷ました具です。



卵…1個
パン粉…20g
牛乳…20g
酒…大さじ2
しょうゆ…大さじ2
みりん…大さじ2
オリーブオイル…大さじ2
イタリアンパセリ…適量(なくても可)※今回は入手できず使用していません。
パルミジャーノ・レッジャーノ…適量
黒こしょう…適量



ピーマンはヘタを薄くカットして斜めに2つに切り、タネは叩いて落ちる程度に取っておきます。

【作り方】※調理時間:40分
1. 小さめの器にオイスターソース、しょうゆ、みりんを入れて混ぜておきます。



2. フライパンにオリーブオイルをひと回しして中火にかけ、挽き肉の半分(150g)をほぐしながら全体に焼き色がつくくらいに香ばしく炒めながら、脂が多く出たらキッチンペーパーで拭き取ります。



3. 肉をフライパンの片側に寄せ、空いたスペースに玉ねぎとにんにくを入れて炒めます。



4. 香りが出てきたら玉ねぎも肉側に寄せ、空いたスペースにしょうがを入れて炒めます。



5. 火が通ってきたらナツメグと混ぜておいたソースを加えて全体を混ぜながら炒め、水分が無くなったら器に移して冷蔵庫で冷ましておきます。


6. ボウルに残りの挽き肉と卵を入れ、こねるように混ぜます。



7. パン粉と牛乳を加え、軽く混ぜます。



8. 冷やして置いたタネを加え、こねるようによく混ぜます。



9. ボウルにピーマンを入れ、小麦粉を全体にまぶします。


※ビニール袋などに入れて振ってもOKです。

10. 隙間ができないようにピーマンの中にタネを押し込め、オリーブオイルをひと回ししたフライパンに並べて中火にかけます。



11. 外側に軽く焼き目がついたら裏返して弱火にし、フタをして蒸し焼きにします。


12. 肉詰めをいったん取り出し、フライパンを軽く拭き取ってから酒、しょうゆ、みりんを入れて中火でとろみが出る程度に煮詰めます。



13. 残りのオリーブオイルを加えて混ぜたら肉詰めを戻します。



14. スプーンなどでソースをかけながら火を通します。



15. 器に盛りつけ、上からソース、イタリアンパセリ(あれば)、チーズ、黒こしょうを振りかけてでき上がりです。



材料に酒、しょうゆ、みりんとあるのを見て「Georgeさんって洋食のシェフだったよね?」と思いましたが、食べてみて納得。しっかり火の通ったピーマンと中のジューシーな肉の旨さが口の中で弾けて、思わず声が出てしまうくらいにめちゃくちゃおいしい肉詰めができました。洋風のソースでもいいのにと思うところですが、酒、しょうゆ、みりんといった馴染みの組み合わせにチーズのコクと黒こしょうのアクセントが見事に合って、今更ながら肉詰めの奥深さを感じてしまいました。これが、Georgeさんのこだわりなのでしょうね。

初心者のみならずこの「肉詰めがはがれてしまう問題」は悩ましいところですが、ピーマンの内側に粉をまぶすという方法は案外知られています。逆に言うと、そのくらいみんな困った経験があるということですね。熱を通すとピーマンが縮むのと肉汁が出てはがれやすくなるのが原因ですので、わたしも自分で作るときは粉を使っています。また肉を詰めやすくするのにピーマンを縦半分に切る人が多いと思いますが、よほど大きなピーマンでない限りわたしはヘタとタネをくり抜くだけで切らずに中に粉をつけて肉を詰めています。これだと炒めても煮込んでもほとんどはがれることがないので最近はこの調理法ばかりですが、今回のGeorgeさんのように斜め切りは初めて見ました。さすがシェフ、おしゃれです。

さて今回Georgeさんの通りに作ってみて、困ったことがひとつ。ピーマンの形によってはヘタを切り落とすとぽっかりと大きな穴が開いてしまう場合があります。これじゃ両側に穴が開くからダメかな?と思いながら作りましたが…ちゃんとはがれずにできました。ということで、やはりポイントは粉ですね。あと、Georgeさんはタネを取らずに作っていたので同じように作ってみましたが、個人的にはタネはない方が食感はいいと思います。ここはお好みですね。

味わいがしっかりしていてちょっと和風でおいしい肉詰めが出来上がりますので、ぜひ作ってみてください!

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