弟と比べて「どうしてできないの？」と言われ続け、自分は本当の子なのか不安になった姪。姉と比べられて育った私［９－２］｜ママ広場マンガ

実家を出てから家族との連絡を絶っていたユイナさんは姉サナさんの娘ユメちゃんからの突然の電話に驚きます。ユメちゃんに実家に来てほしいとお願いされ、数年ぶりに帰省しました。その日はサナさんも２人の子ども小４ユメちゃんと小２ソウマくんを連れて来ていました。久しぶりに集まった家族での食事で、自分ができたことをとにかく自慢し、ユメちゃんにマウントを取るソウマくん、それに反応しつつも相変わらず自慢の娘サナさんばかりをベタ褒めするお母さん、そして弟に見下されてもじっと黙ってうつむくばかりのユメちゃんの様子を見てユイナさんはユメちゃんと過去の自分を重ね合わせ、ユメちゃんに呼ばれた理由を理解したのでした。

姉と比べられて育った私［９－２］娘の言葉にショックを受けた姉

ソウマの意地悪なマウンティングを聞いてはいられず、ついユメを庇ってソウマに言い返したら止まらなくなった。
「努力してるのにさ。比べて少しでm大録ってたらそんな風に言われちゃうの、ユメちゃんがかわいそう。」そういうと、お姉ちゃんは「ちょっとユイナ、ユメがかわいそうってどういう・・・」と動揺していた。本当に気付いていなかったんだね。「お姉ちゃんはいいよね。」

「ずーっと『できる側』のお姉ちゃんは否定されることも比べられることも無くて、どれだけ頑張ってもだれも認めてくれない守ってくれない・・・そんな気持ち、わからないでしょう？」そう問いかけたって、お姉ちゃんにはわからないから何と言っていいかもわからないよね。

『こんこ田畑家にとって『はずかしい存在』だった私みたいに、ユメちゃんがなったらどうするの？』お母さんとお姉ちゃんに、私は今までの思いをぶつけるように言った。するとユメちゃんが口を開いた。「・・・もうなってるよ。」娘の言葉を聞いたお姉ちゃんは驚いたみたい。ユメちゃんはうつむいたまま「どうしてユメだけできないのって・・・ユメのママとも・・・パパとも違ってるから。」絞り出すように言った。

「ユメは・・・パパとママのほんとの子どもじゃないんじゃないかって」ユメはそういうと大粒の涙をポロポロ流した。

ユメのことばは、お姉ちゃんにとって相当なショックだったみたい。こわばった顔でユメを見つめていた。

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※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案：ママ広場編集部 脚本：のきわだ 編集：石野スズ
作画：コハダさんさん
LGBTQ当事者、1児の母。
里帰り育児漫画やLGBTQを絡めた創作漫画を描いてます。