1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. これで解決!お金に関する疑問や悩みを専門家に聞きました

これで解決!お金に関する疑問や悩みを専門家に聞きました

  • 2024.12.16

シティ読者へのアンケートで出てきたリアルなお金についての疑問や悩み。

この解決方法を高山一恵さんに聞きました。

出典:シティリビングWeb

新NISAやiDeCoのメリットがよく分かりません…

新NISAのメリット

ネット証券であれば、100円からでも投資が始められ、ポイントを使った運用も可能なため、気軽に始められる点がメリットです。年間360万円まで、生涯で1,800万円までの非課税枠(無期限)があり、少額からのコツコツ投資に適しています。NISAは売却がしやすく、少額の利益を得たら手軽に資金を取り出して使うことも可能。手続きを始める際に専門用語が難しく感じる場合は、身近な金融機関やネット証券のサポートを活用しながら、まずは気軽に始めてみるのも一つの手ですよ。

向いている人
楽しみのための資産運用を考えている人。
投資信託や株式に手軽に投資したい人。
老後資金以外でも使える資金を運用したい人。

iDeCoのメリット

月々の掛け金が最低5,000円から設定可能。掛け金全額が所得控除となるため、節税効果が見込めます。仮に年間24万円を積み立てた場合、所得税率20%と住民税10%の節税効果を併せると、年間で約7万2,000円が節税できます。

向いている人
60歳まで引き出せないため、老後資金を計画的に準備したい人。
拠出時に所得控除が受けられるため、税負担を軽減したい人。
元本確保型商品を選ぶことで、リスクを抑えたい人。

出典:シティリビングWeb

リストラや失業が不安です

教育訓練給付金という制度を活用すれば、雇用保険からの補助を受けながらスキルアップすることが可能です。たとえば簿記や英会話だけでなく、看護師資格の取得や大学院への進学も支援対象に含まれるため、キャリアの幅を広げるきっかけにも。転職後の給与が以前より下がった場合は、一定の条件で給付金が支給される「就業促進定着手当」などの制度もあります。

出典:シティリビングWeb

医療費など急な出費があった時の、賢い対応方法は?

医療面の備えとしては、会社員であれば「傷病手当金」などの制度を活用することができます。これは病気や怪我で長期間休職する場合、通算1年半の間、給与の3分の2が支給される制度。また、民間の医療保険に加入する前に、まずは自分の勤務先が提供する福利厚生や団体保険の内容を確認してみることも有効です。会社の団体保険は通常より割安なことが多く、しっかりと利用すれば、個人で無駄な保険に加入する必要がない場合もありますよ。

出典:シティリビングWeb

家計の見直し方や生活費の確保について知りたい

家計の見直しにおいては、生活費の中で見直しが難しい食費よりも、固定費を重点的に見直すことが有効です。特に保険料や通信費、サブスクリプションサービスなどは、無駄な支出がないか確認してみましょう。家計管理が十分でないと感じるなら、まず支出を「見える化」してみるのも効果的。例えば家計簿アプリ「マネーフォワード」などを利用すれば、何にどれだけ使っているのかが分かり、無駄な出費を見直せるようになるでしょう。

出典:シティリビングWeb
出典:シティリビングWeb

どんなに便利な制度でも、自分で申請しないと利用できないものが多数あります。そのために大事なのは面倒くさがらず調べること。使える制度を逃さず有効活用し、少しずつ着実に資産形成や将来の備えを行っていくことが、安定した生活につながるでしょう。

出典:シティリビングWeb
元記事で読む
の記事をもっとみる