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【東京グレートベアーズ】SVリーグ真っ只中! 注目の若手選手「後藤陸翔」と「五頭寛大」が語るバレーボールの魅力とは?【sweet web独占 vol.1】

  • 2024.12.16

昨シーズンまでのVリーグから生まれ変わり、2030年までに「世界最高峰のリーグへと成長することを目指して発足したSVリーグ。10月から始まったファーストシーズンには、パリ五輪で活躍した髙橋藍(サントリーサンバーズ大阪)や西田有志(大阪ブルテオン)などの日本代表選手に加え世界の第一線で活躍する外国籍の選手も参加し、日本各地で熱い戦いが繰り広げられている。

そんな中、SVリーグで注目を集めるチーム・東京グレートベアーズの若手選手「後藤陸翔」と「五頭寛大」がスウィートウェブに初登場! バレーの魅力を熱く語ってくれました!

プロ選手としてさらなるレベルアップを目指したい(後藤)

――お二人は学生時代からプロを目指していたんでしょうか?

後藤陸翔(以下、陸翔):そうですね。今は企業に属す実業団チームに身をおいてプレーする方法と、完全にプロとしてプレーする方法があって。2024年10月からSVリーグ(日本バレーボールのトップリーグ)が始まってから、プロ選手として活躍する選手も増えてきています。僕たちの『東京グレートベアーズ』というチームもSVリーグのチーム。僕がプロとして活動する理由としては、より厳しい環境に身を置くことで、プレイヤーとしてさらなるレベルアップを目指すためです。

――現在SVリーグのチームに所属してみて、その成果は出ていますか?

陸翔:ものすごく糧になっていると思います。自分の行動に責任を持つという意味で、自分のからだのコンディションなんかにも敏感になりました。常にからだと会話をしつつ、バレーの技術も高めることが大切なので、プレー以外のからだ作りなどにも取り組んでいます」

五頭寛大(以下、寛大):僕は今大学生なんですけど、関西二部リーグでプレーをしていたのですが、大学3年生のときにSNSで募集していた『東京グレートベアーズ』のリベロ対象のトライアウトに参加したんです。それで受かったのが、僕のプロ人生の始まりです。常に目標にプロ選手を掲げていたので、トライアウトという形で入団することでそれが叶いました。とはいえ、最初は実感がわかなかったのですが、周りのテレビで見ていた選手やVリーグでずっと活躍している選手を間近で見て、やっぱりプロはいいなって。自分もなんですけど、そういった環境でバレーができるのはすごくいいことだなって思います。

――お二人は同じ中学の先輩と後輩というご関係とお伺いしました。このチームで出会う前に面識があったと思うのですが、お互い、特別な感情はありますか?

陸翔:中学では僕が先輩でしたが、このチームに入団したのは寛大が先なので、チームでは彼が僕の先輩なんです。

寛大:ここで一緒になるのか〜って思いましたね。

陸翔:ホントだよね、思ってもいなかったね。中学で一緒だったメンバーとトップリーグで一緒のチームになるっていうのはバレーボール界だとなかなかないことなので。

寛大:僕が(2023年)8月、彼が12月と入団したのは、前後しているけどほぼ同じタイミングでしたもんね。新しく入団してきた人のリリースを見ていたら、見たことのある顔と名前が出てきて、“なんで?”って思いました。


ビッグプレーを出せる瞬間をいつも狙っています(五頭)

――2024年10月からSVリーグレギュラーシーズンが開幕しています。チームの雰囲気はいかがですか?

陸翔:チーム『グレートベアーズ』としては今回で(Vリーグから数えると)3シーズン目。だんだん勝利数がステップアップしています。昨シーズンは1勝差でプレーオフを逃してしまっているので、そこへの目標っていうのはチーム全員でしっかり統一できていると思います。うちのチームはベテランと若手が仲がよくて、雰囲気はとてもいい感じ。勝っているときも負けているときもいい空気を作れていると思います。

寛大:監督がいつもAチーム(1軍)、Bチーム(2軍)とわけずに、全員がAチームだって言っているんですけど、その言葉があるからこそ、いつでも試合に出られる準備はできているし、(試合に出たときに)求められる役割にも柔軟に対応できるような心づもりでいると思います。

陸翔:みんなそれぞれ、自分が一番活躍したいって思っているけれど、それよりも、チームが勝つために、それぞれがどうすればいいかっていうことを大切にしていると思います。

――お二人がプレーするうえで大切にしていることは?

陸翔:楽しむこと。自分自身も出し、応援してくださるファンの方々にも楽しんでもらうっていうのがプロ選手としての役割だと思っています。なので、まずは自分たちがしっかりプレーを楽しんでいる姿をお見せすることが、誰かの勇気になったりすると思うので。自分のプレーもそうですけれど、チームのプレーが見てくださる方々にいい影響を与えられるように自覚を持ってプレーを楽しむってことを大切にしています。

――どんなときが一番楽しいですか?

陸翔:勝ったときはもちろんですけど、接戦のときは一番ワクワクしますね。ここで決めたらヒーローになれるし、負けたらそれで終わりだし。そういう状況はスゴイ楽しんでプレーしています。

――やっぱり、どの試合でもみんなヒーローになれる瞬間を狙っているんですね。

陸翔:それは、みんなあるよね!

寛大:ビッグプレーが出せる瞬間はみんな狙っていますよね。僕は守備メインで試合に入ることがあるんですけど、そこで相手の外国籍選手の強いスパイクやサーブが来たら絶対拾ってやろうって、すごい気合が入ります。そこでファインプレイをひとつ出せたら、チームの雰囲気はもちろん会場のボルテージもあがるので、僕も難しい局面こそ楽しむ気持ちでプレーに向き合っています。


――寛大さんがプレーするうえで大切にしていることは?

寛大:やっぱり楽しむことですね。自分が楽しんでいれば、自然と周りも楽しくなると思うので。

――リベロというポジションの楽しみとは?

寛大:リベロは、チーム全体の雰囲気を作ることも大切にしていますし、自分のプレーとしては、VリーグからSVリーグに変わったことで、今年から各国の代表として活躍するような外国籍選手が日本のチームに入っているんです。130キロの速いサーブがきたりするので、今まで以上に一つ一つのプレーが大切になってくるんです。だからこそ、それを楽しまないとって思っています。とはいえ、130キロのサーブをレシーブするより、このインタビューの方が難しいです(笑)。

――プレー中やトレーニング中に選手同士で声を掛け合ったりすると思うのですが、そのなかで印象に残っている言葉とかってありますか?

陸翔:名言はないかもしれない(笑)。ただバレー選手特有のところでいうと、言葉ではないけれど、他のスポーツと比べても(選手同士の)ボディタッチは多いかもしれないですね。

寛大:ハイタッチとかも頻繁にやるよね!

――試合を観ていると、失敗したときもやっていますよね? 失敗したときのボディタッチは、ちょっと感情が入って強くなっちゃうみたいなことはないんですか?

陸翔:グレベアには、そういう選手はいないですね。ベテランから若手まで普段からしっかりコミュニケーションを取っているので怒りをぶつけたりということはないです。ベテランの選手たちが僕達若手に対して、試合中でも練習中でも常にやりやすい環境を作ってくださっているので、僕たちもいいプレーができています。

――試合前にするルーティンはありますか?

陸翔:僕はコーヒーを飲んで散歩しています。あとは、試合前日の夜はみんなで集まってゲームをするとか(笑)。

――前日にですか?

陸翔:1時間程度ですけどね(笑)。

寛大:あんまりルーティンはないんですけど、ホットアイマスクをして寝るようにしています。遠征先のホテルでは絶対にやっています!


――SVリーグを観たことのない方に見どころや会場での楽しみ方を教えてください。

陸翔:バレーボールは攻撃と守備がすぐに入れ替わる球技なので、そのスピード感をぜひ会場で味わってほしいです。配信だと迫力が伝わらない部分もあると思うので、ぜひ会場でその臨場感を感じてほしい。あとは、会場の外にキッチンカーが出店していたりとか、会場内でもお酒や軽食なんかも販売しているので、お酒を飲みながら観戦できる環境も整ってきています。なので、バレーボールをあまり知らない人でも気軽に脚を運んで楽しんでもらえる場所なので、ぜひ、一度、観に来ていただきたいです。

寛大:今年のSVリーグには、世界で戦うような外国籍選手も増えているので、さらに迫力がある試合が魅せられるんじゃないかと思います。リベロとしては、エンド側(エンドライン※コートの一番うしろの線でネットから9m)から観てほしい。配信だと、サイドからボールの流れを追っていることが多いと思うのですが、エンド側から見ると、ボールの曲がり方とか、ラインギリギリでボールが落ちたりするのがわかると思うし、そのボールの勢いを受け止めて、どのように次のプレーに繋げていくのかだったりを楽しめると思うので、ぜひエンド側から、リベロの動きに注目してほしいです。

――『東京グレートベアーズ』の魅力を教えてください。

陸翔:ホームゲーム(東京体育館)は、夢の国のような演出に注目してほしい。会場の照明はもちろん、豪華なゲストの方々も駆けつけてくださるので、そういった部分も注目していただきたいです。あとは、ファンやスポンサーの皆さんの熱量がすごいなって感じています。アウェイでもホームでも、ファンが一緒にバレーボールを楽しめるチームだなっていうのはすごい感じますね。選手自身もファンの皆さんに楽しんでもらいたいという気持ちが強いので、来ていただいた皆さんが楽しめるような演出など、バレーボール以外の部分にも力を入れてます。

――今シーズンの開幕には東京スカパラダイスオーケストラの皆さんが駆けつけたことが話題になっていましたね。

陸翔:前日にSVリーグの開幕戦があったのですが、それよりも盛り上がっていたかもしれません(笑)。

――寛大さんはいかがでしょうか?

寛大:全部、言われちゃってるけど(笑)。グレベアのホームゲームはバレーボールを観たことのない人でも楽しめると思います。バレーボールの試合はもちろん、それ以外でもいろいろ楽しみがいっぱいあるので、ぜひ、足を運んでください!


後藤 陸翔(ごとう りくと)

【ポジション】アウトサイドヒッター
【 生年月日 】2001年5月13日(23歳)
【 出 身 】愛媛県松山市
【身長/体重】187cm/82kg
【 利き腕 】右
【 経 歴 】新田高校→近畿大学
【 背番号 】25
アグレッシブなサーブと守備でチームの勝利に貢献

五頭 寛大(ごとう かんだい)

【ポジション】リベロ
【 生年月日 】2003年1月25日(21歳)
【 出 身 】愛媛県松山市
【身長/体重】180cm/70kg
【 利き腕 】右
【 経 歴 】東山高校→びわこ成蹊スポーツ大学(在学中)
【 背番号 】28
2023年8月のリベロのトライアウトで入団。現役大学生でもある。


photo : NAOKI MURAMATSU
hair&make-up : SHOTA
text : REMI SATO
edit : RIRIKA MIURA[sweet web]

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