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ゴールデングローブ賞最多8部門10ノミネート!『Emilia Perez』2025年3月日本公開決定

  • 2024.12.10

本年度のカンヌ国際映画祭において主演女優賞と審査員賞をW受賞し、12月8日に発表されたヨーロッパ映画賞でも主要5部門を総なめにした『Emilia Perez(原題)』。本作が、2025年3月28日(金)に日本公開されることが決定。またアカデミー賞前哨戦として重要となる第82回ゴールデングローブ賞でも、作品賞(ミュージカル・コメディ部門)、監督賞、主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)ほか最多8部門10ノミネートを果たした。

【写真を見る】『Emilia Perez(原題)』に出演し、カンヌ国際映画祭主演女優賞をアンサンブル受賞したセレーナ・ゴメス

出演はカンヌ国際映画祭で女優賞をアンサンブル受賞した、ゾーイ・サルダナ、カルラ・ソフィア・ガスコン、セレーナ・ゴメス、アドリアーナ・パス。監督と脚本を手掛けたのは『ディーパンの闘い』(15)でカンヌ映画祭パルムドール、『ゴールデン・リバー』(18)でヴェネチア国際映画祭の銀獅子賞を受賞するなど世界で高く評価されているフランスの名匠ジャック・オーディアール。72歳のベテラン監督とは思えない瑞々しい感性で新境地を切り開き、早くも「アカデミー賞有力!」との声が上がっている。特にカルラ・ソフィア・ガスコンは、カンヌ国際映画祭において、トランスジェンダーの俳優として初めて女優賞を受賞することとなった。アカデミー賞でも初の女優賞受賞となるか、今後の賞の行方に注目が集まっている。

弁護士リタ(サルダナ)は、麻薬カルテルのボス、マニタス(ガスコン)から「女性としての新たな人生を用意してほしい」という極秘の依頼を受ける。リタの完璧な計画により、マニタスは姿を消すことに成功。数年後、イギリスで新たな人生を歩むリタの前に現れたのは、新しい存在として生きるエミリア・ペレス(ガスコン)だった。過去と現在、罪と救済、愛と憎しみを絡め、彼女たちの人生が再び動き出す。

受賞の発表は米国時間2025年1月5日(日)を予定。そして、1月17日(金)のアカデミー賞ノミネート発表にも引き続き注目してほしい!

文/平尾嘉浩

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