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「骨折り損のくたびれ儲け」とはどんな意味?

  • 2024.12.10

無駄になってしまうことの例えとして頻繁に使用されることわざ、それが「骨折り損のくたびれ儲け」です。

しかし、そもそもこの言葉はどのような意味を持つのでしょうか? この記事では「骨折り損のくたびれ儲け」がどのような言葉なのかを解説します。

「骨折り損のくたびれ儲け」とは

ここでは「骨折り損のくたびれ儲け」の意味を解説します。

「骨折り損のくたびれ儲け」の意味

「骨折り損のくたびれ儲け」は、まったく利益の伴わない無駄な努力のことです。

苦労しても疲れるだけで成果にならないことの例えとして使用されます。

現代では無駄になることの例えとして使用されるのが一般的です。 要は頑張ったわりには思うような結果が得られなかったことを表現する言葉となります。

「骨折り損」だけでも用いられることも

「骨折り損のくたびれ儲け」は日常会話でもよく使用される言葉です。

・例文1:あれほど頑張って資格の勉強をしたのに今はまったく別の業界で働いている。当時の努力は完全に骨折り損のくたびれ儲けとなってしまった。 ・例文2:新商品の発売に合わせて何時間も前から行列に並んでいたが、早々に売り切れになってしまった。骨折り損のくたびれ儲けとはこのことだ。

このように苦労に対して結果が伴わない場面で使用します。 しかし、日常会話では「骨折り損」だけでで使用されることもあります。

・例文3:コンペに使用する資料を作成したもののコンペ自体が中止となり、骨折り損となってしまった。

このように省略しても意味は同じで、努力と成果が見合わないことを意味します。

現代では単に損をすることの意味で「骨折り損」と表現することもあります。

ただし、あくまでも「骨折り損」は自分の頑張りが無駄になったことに対して使用するので、その点は注意が必要となるでしょう。

「骨折り損」や「くたびれ儲け」とはどんな状況

ここからは「骨折り損」「くたびれ儲け」があらわしている状況を解説します。

苦労しか得るものがない状況を洒落た言い回し

「骨折り損のくたびれ儲け」とは「骨折り損」と「くたびれ儲け」に分けて使用しても問題ありません。

どちらも苦労するだけで他に何も得られない状況を指します。

これは努力が実らなかったことの洒落た言い回しとして使用されます。

単に損害を被るというより自分の苦労や努力に見合わない結果となった状況を「骨折り損のくたびれ儲け」と表現するのが一般的です。

「骨折り損のくたびれ儲け」の類義語

ここからは「骨折り損のくたびれ儲け」の類義語を紹介します。

権兵衛が種蒔きゃ烏がほじくる

「権兵衛が種蒔きゃ烏がほじくる」は、人が苦労して行ったことでも別の人がすぐにぶち壊してしまうことの例えです。

「権兵衛」という人物が一生懸命種をまいたのに、すぐに鳥がほじくってしまったことで無駄になったという状況を表現したことわざとなります。

その点が「骨折り損のくたびれ儲け」と重なるのではないでしょうか。

往返徒労

「往返徒労」は、無駄に往復することを例えた四字熟語です。

「往返」は、あちらこちらへと往復することを指します。 「徒労」は、無駄に骨を折ることを意味します。

つまり、無駄に行ったり来たりして骨を折ることを意味する言葉です。

その点が「骨折り損のくたびれ儲け」に通ずるのではないでしょうか。

労多くして功少なし

「労多くして功少なし」は、労力をかけることが多い割にはそれに対する見返りが少ないことを例えたことわざです。

苦労や努力の量と結果が比例しない状況をいいます。

その点が「骨折り損のくたびれ儲け」と似ているのではないでしょうか。

まとめ

「骨折り損のくたびれ儲け」は苦労したわりには成果が全然得られていないような状況を意味します。

現代でも努力と結果が見合わないことの表現として使用します。 ただし、今では「骨折り損」「くたびれ儲け」とそれぞれ単体で使用されることもあるので注意しましょう。

分けて使用した場合も意味は同じなので、むしろ現代では省略した形で使用する方が一般的かもしれません。

みなさんも頑張りが報われなかった時には「骨折り損のくたびれ儲け」と表現してみてはいかがでしょうか?

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