テイラー・スウィフト、ツアースタッフへのボーナス総額は約300億円

テイラー・スウィフトが、昨年3月にスタートしたジ・エラズ・ツアーを12月8日（現地時間）のカナダ・バンクーバー公演で締めくくった。約2年近くに渡って行われたワールドツアー中、彼女はスタッフにボーナスを支給し、その総額が1億9700万ドル（約297億円）にも及ぶことがわかった。

『ピープル』によると、ボーナスを受け取ったのはツアーに関わる全スタッフ。ダンサーや振付師、バンド、ヘアメイク、衣装係から、照明や音響といった制作スタッフ、トラック運転手やケータリング係、グッズチーム、楽器の専門家や花火師、ビデオチーム、警備員など、さらには酷使した彼女の身体をケアしたであろう理学療法士も含まれるそうだ。

キャリアを網羅したジ・エラズ・ツアーで世界中を巡ってきたテイラーだが、ロンドン公演にはウィリアム皇太子親子が訪れるなど、各地のコンサートにセレブが駆け付けたことも注目を集めた。ロンドン公演では恋人のトラビス・ケルシーと共演も果たしたが、その一方で、酷暑に見舞われたリオ・デ・ジャネイロ公演ではファンが熱中症で命を落とし、テロの脅威にさらされウィーン公演の中止を余儀なくされるなど、心を痛めるアクシデントもあった。制作会社テイラー・スウィフト・ツーリングの発表によれば、ジ・エラズ・ツアーには10,168,008人が来場し、チケットの売上総額は2,077,618,725ドルに達するそうだ。

12月8日、ツアー最後のステージであるBCプレイス・スタジアムに立ったテイラーは、オープニングで「このツアーで世界中を回ってきました。本当に多くの冒険をしたし、これまでの人生で一番エキサイティングでパワフル、衝撃的、強烈で大変な経験でした」とコメント。また最後の曲「Karma」のパフォーマンス前、ツアーをこう締めくくった。「人生で最もわくわくするチャプターでした。大好きなエラズ・ツアーに関わってくれた一人ひとりにありがとうと伝えたいです」

Text: Tae Terai

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