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「J1全試合」を見た筆者が選出!今シーズン成長したと思う最強ベストイレブン

  • 2024.12.10
「J1全試合」を見た筆者が選出!今シーズン成長したと思う最強ベストイレブン
「J1全試合」を見た筆者が選出!今シーズン成長したと思う最強ベストイレブン

Text by アンバサダー

J1リーグ全38節。合計380試合。僕は今シーズン、J1を全部見てきました。

初めての試みでワクワクしましたし、全部見てきたからこそJリーグそのものの楽しさに加え、違った楽しさや面白さに触れることができました。

そのひとつが「この選手、シーズン当初と比べてめちゃくちゃ成長したな!すげえ!」というものです。これはJ1を全部見てきたからこその特権だと思います。

目に見えて成長していく選手たちを見るのはやっぱり楽しいです。その成長した選手たちは、自分が応援しているチームの選手ではないかもしれませんが、大前提に僕たちは「サッカーが大好き」です。選手たちの成長を見るのもサッカーのおもしろさの一つだと思います。

では今回は、J1全部見るマンが個人的に今季成長したなあと思う選手を紹介していこうと思います!

成長したなあ!と思うイレブン

「J1全試合」を見た筆者が選出!今シーズン成長したと思う最強ベストイレブン
「J1全試合」を見た筆者が選出!今シーズン成長したと思う最強ベストイレブン

こちらが僕が選ぶ成長したなあと思うイレブンです。では各個人について少し触れていこうと思います。

野澤大志ブランドン(FC東京)

「J1全試合」を見た筆者が選出!今シーズン成長したと思う最強ベストイレブン
「J1全試合」を見た筆者が選出!今シーズン成長したと思う最強ベストイレブン

シーズン当初は波多野豪の控えでした。しかし15節の名古屋グランパス戦を機に正守護神の座を掴みます。

特に19節の湘南ベルマーレ戦は圧巻のプレーで、浴びるように受けたシュートをビッグセーブで幾度となくチームを救い、勝利に導きました。当然パリ五輪での成長もありますが、確実にこの試合が彼が大きく進歩した試合でしょう。

近距離からのショットストップは元々持ち合わせていた能力だと思いますが、ボールを弾く場所とキャッチングをするのか否かの判断が洗練された印象です。

日の丸の守護神と「成る」ために、そこの挑戦権を得るために、繋ぎのところを向上させていきたいところです。伸び代しかない状態で、この圧倒的な存在感。とても楽しみな選手の1人です!

三國ケネディエブス(名古屋グランパス)

「J1全試合」を見た筆者が選出!今シーズン成長したと思う最強ベストイレブン
「J1全試合」を見た筆者が選出!今シーズン成長したと思う最強ベストイレブン

今季アビスパ福岡から加入した三國ケネディエブス。当初は懐疑的な意見もあったかもしれませんが、それを完全に黙らせるだけの圧巻のパフォーマンスを発揮しました。

元々「相手を潰す」という圧倒的な能力を持ち合わせていた彼は、どこでどのように潰しにかかるのか?の判断がとても良くなったと思います。

さらにDFリーダーとしても成長し、ラインコントロールも行うことも見受けられるようになりました。また攻撃面でも、ボールを持ち出しながらの攻撃参加も大きく成長した一面です。

攻守において、大きく進歩し進化した選手です。

岡村大八(北海道コンサドーレ札幌)

「J1全試合」を見た筆者が選出!今シーズン成長したと思う最強ベストイレブン
「J1全試合」を見た筆者が選出!今シーズン成長したと思う最強ベストイレブン

北海道コンサドーレ札幌において、無くてはならない存在でした。それは今までもそうだったのですが、特に今季はそれを強く感じたシーズンです。

特に前半戦のコンサドーレの守備は崩壊してしまっていました。ただひたすらに突貫プレスをかけてしまい、DFラインが晒される回数はとても多かったです。

しかしそこに1人で立ち向かった選手がいます。それが岡村大八。このスペースで晒され続けた環境こそ、彼を更なる高みへ導いたと言っても過言ではありません。

元々あった前方への強さと迎撃の上手さ。ここに加えて、先程も触れたように背走させられた時の戻りが上手になりました。さらに左右に振るパスも出せるようになっており、大﨑玲央の加入によってマークを受け渡すタイミングも身に付けました。

残念ながらチーム降格してしまいましたが、それでも僕は岡村大八の成長に目を見張るものがあったと思います。

綱島悠斗(東京ヴェルディ)

「J1全試合」を見た筆者が選出!今シーズン成長したと思う最強ベストイレブン
「J1全試合」を見た筆者が選出!今シーズン成長したと思う最強ベストイレブン

出場する時はセントラルハーフ(以下CH)で出ることが多かったシーズン当初。24節アビスパ福岡戦から3CBの一角に入り、61分での交代。しかしここで「進化の予兆」を感じさせました。

そして来る28節鹿島アントラーズ戦。対人の強さも見せつけながら、組み立てにも参加、攻撃の起点にもなり、そしてラストパスまで供給する圧巻のプレーを披露。ここから「綱島悠斗」の名はリーグに轟いていきます。

ボランチを経験したからこそ、彼の特徴である推進力や配球能力が最終ラインで生かされる形となっているのだと思います。持ち出しの判断能力が目に見えて成長し、ボランチよりもセンターバック(以下CB)の方が余裕があるからこそ、ここに磨きがかかったのだと思います。

推進力と配球能力、そして圧倒的な対人とそれらを支えるガッツ。大きく成長し、日の丸を背負う日もそう遠くないと思います。

中野就斗(サンフレッチェ広島)

「J1全試合」を見た筆者が選出!今シーズン成長したと思う最強ベストイレブン
「J1全試合」を見た筆者が選出!今シーズン成長したと思う最強ベストイレブン

昨シーズン、「大学NO.1DF」という肩書きを引っ提げてスキッベ監督率いるサンフレッチェ広島に加入した中野就斗。ウイングバック(以下WB)を務めあげた昨シーズンで攻撃能力が開花。今シーズンはそれを存分に発揮し、さらに磨きをかけました。

試合に出続けたことによって、自慢の守備力もさらに向上。攻守にわたって大きく成長し、5ゴール5アシストを記録。WBのみならず、右CBや中央CB、さらには左のCBまでこなすマルチロールっぷりを披露しています。

崩しのキッカケになるパスや、大きな展開で局面を変えるパスも出し、サンフレッチェ広島に欠かす事のできない選手へと成り上がりました。彼もまた近い将来、日の丸を背負う選手だと思います。

松本泰志(サンフレッチェ広島)

「J1全試合」を見た筆者が選出!今シーズン成長したと思う最強ベストイレブン
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キッカケは15節の京都サンガF.C.との一戦。彼の躍進はここから始まりました。

元々持っている能力に疑いの余地はなかったのですが、バランス感覚があやふやでした。しかしそのバランス感覚を完全に身に付け、攻守においてハードワークする選手へと化けていきます。

3列目からの飛び出しに加え、バランサーとしても成長を果たしました。さらに無尽蔵の体力でプレスに奔走。その走力は味方を助ける上で十分すぎるものでした。

サイドに抜け出した時のプレーの幅も広がっていきます。ドリブル突破もそうですし、味方を使うことも増えてきました。クロスの精度も上がり、松本泰志の成長が止まりません。

完全にチームの核となった松本泰志。来季以降の活躍にも注目です。

森田晃樹(東京ヴェルディ)

「J1全試合」を見た筆者が選出!今シーズン成長したと思う最強ベストイレブン
「J1全試合」を見た筆者が選出!今シーズン成長したと思う最強ベストイレブン

元々とても上手い選手なのですが、彼が大きく進歩したところを触れるならば『闘志』のところです。

昇格当初とシーズン佳境のパフォーマンスを比べたときに『闘志』や『覚悟』のところが大きく成長したと思います。キャプテンとして大きくなり、そして頼りになる成長をしたシーズンだと思います。

プレー面に目を向けてみると、相手のベクトルを折るプレーに磨きがかかりました。相手と常に対面を作り続けることのできる選手なので、そこの駆け引きで先手を取ることができます。

またプレースピードにも慣れて当たり負けもしなくなり、よりシンプルにプレーする回数も増えて、ゴールに直結するプレーも増加。

闘志を全面に出す選手ではないですが、背中で、プレーで選手やサポーターに情熱を灯すことのできるキャプテンに成長しました。かっこいい。

安西幸輝(鹿島アントラーズ)

「J1全試合」を見た筆者が選出!今シーズン成長したと思う最強ベストイレブン
「J1全試合」を見た筆者が選出!今シーズン成長したと思う最強ベストイレブン

当初は爆速でサイドを切り裂いていく超攻撃的サイドバック(以下SB)だったのですが、今季でそのスピードの使い分けと組み立ての関わるプレーを学び、新境地を切り開いた29歳の安西幸輝。

濃野公人の攻撃参加を促すための左の組み立てが機能したのも、彼のビルドアップの理解の向上があったからだと思います。特にボールの持ち方が上手になり、相手のプレスを呼び込むこと、そして味方がタイミングの取りやすいテンポでプレーできるようになりました。

だからこそ、内側への縦パスを難なく差し込めるようになっていますし、タイミングの良いオーバーラップで本来の推進力を生かしてチャンスを創出することができたのだと思います。

何歳になっても人は成長できると思わせてくれた、男前な選手です。

坂本一彩(ガンバ大阪)

「J1全試合」を見た筆者が選出!今シーズン成長したと思う最強ベストイレブン
「J1全試合」を見た筆者が選出!今シーズン成長したと思う最強ベストイレブン

目標の二桁ゴールを達成した今シーズン。充実のシーズンだったのではないでしょうか。シーズン当初からボールの引き取り方や動き直しがとても巧かったのですが、そこにさらに磨きがかかりました。

コンスタントに試合に出続けながら確実に成長を続けていたのですが、一気にステージを上げたのが特に宇佐美貴史を欠いた天皇杯決勝。ここでの彼のプレーは凄みを増していました。

宇佐美貴史の役割を自分の形でものにしながら、さらにチャンスメイカーとしてもストライカーとしても、周りを生かしながらプレーをしていました。

そして極め付けは最終節のサンフレッチェ広島戦です。J屈指のバトラーである荒木隼人を背負いながらボールを収め切る強さを手に入れていました。相手の影響下と影響外を行き来しながらマークの受け渡しの強制もしつつ、スペースでボールを引き取る感覚も身に付けました。

いつの間にか遠くの存在になっていた感じです。彼もまた日本を代表する選手となるでしょう。

宮代大聖(ヴィッセル神戸)

「J1全試合」を見た筆者が選出!今シーズン成長したと思う最強ベストイレブン
「J1全試合」を見た筆者が選出!今シーズン成長したと思う最強ベストイレブン

2人の大エースから多くを学び、進化したヴィッセルの未来のエース。上のパスを収め切る強さを身に付け、さらにクロスに合わせる感覚も手にしました。

またインサイドハーフ(IH)を経験したことによって、リンクプレーもこなすようになり、組み立てにも参加することができるようになった今シーズン。シュート技術を活かすための逆算されたプレーによって、11個のゴールを生み出しました。

特にストライカーとしての多くを大迫勇也から学んでいることが目に見えてわかり、ボールの隠し方やマーカーの押さえ方など、似ているところがあります。

大エースから積極的に学び、今やヴィッセル神戸の『全部やるマン』になりつつあります。彼も近い将来、日の丸を背負う選手になると思います。

山田新(川崎フロンターレ)

「J1全試合」を見た筆者が選出!今シーズン成長したと思う最強ベストイレブン
「J1全試合」を見た筆者が選出!今シーズン成長したと思う最強ベストイレブン

今季19ゴールを叩き込んだ情熱のストライカー。感情を剥き出しにしてゴールに向かっていくさまはまるで闘牛のようです。ゴールへの執念が一段と増し、強引にシュートを打ち切る強さと上手さを手に入れました。

特にシュートを打つためのスペースメイキングは彼の強みとして挙げられるものだと思います。そこから放たれるコンパクトな振りのシュートはGKのタイミングを外すだけのものでした。

さらに12節のアビスパ福岡戦で見せた圧倒的なソロゴール。「いやあ、こんなこともできるのかよ…!」と驚愕したのを覚えています。

しっかりと前進の時間とスペースを作るために身体を張ってキープする巧みさを見せてくれました。より上の選手になるために、周囲を使う場面とエゴの使い分けを追求していきたいところです。

山田新もきっと近い将来、日本を代表するストライカーになると思います。

他にもたくさん!成長した選手たち!

当然、この11人だけではありません。他にもまだまだ成長を感じれた、サッカー上手くなったな!と思う選手たちはたくさんいます。ここでも紹介させていただきます。

選びたかったけど、選べなかった選手は以下です。

・長倉幹樹(アルビレックス新潟)

・師岡柊生(鹿島アントラーズ)

・木村勇大(東京ヴェルディ)

・小見洋太(アルビレックス新潟)

・濃野公人(鹿島アントラーズ)

・名古新太郎(鹿島アントラーズ)

・福田翔生(湘南ベルマーレ)

・畑大雅(湘南ベルマーレ)

・鈴木淳之介(湘南ベルマーレ)

・平戸太貴(京都サンガF.C.)

・宮本優太(京都サンガF.C.)

・佐々木旭(川崎フロンターレ)

・松本健太(柏レイソル)

特に成長を果たした選手は他にもたくさんいます。本当にJリーグすごい、サッカー選手すごい。

ぜひ皆さんも2025シーズン、この選手すごい成長しとる!というのを見ながら過ごすとよりJリーグが楽しくなると思いますので、ぜひやってみてください!

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