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祖母からのママ自慢と弟からのマウントにうつむく姪はまるで昔の私。姉と比べられて育った私[8-2]|ママ広場マンガ

  • 2024.12.10


居場所が無いと感じる家を出て彼氏と同棲していたものの裏切りによって傷つき、誰も知らない遠くに引っ越したユイナさんは新たな土地で自分の生活をしっかりと歩んでいました。そんなある日、一度も会ったことのない姪ユメちゃんから電話が来て、なぜか実家に来るよう懇願されました。理由も知らされず切れてしまった電話でしたが、ユイナさんが指定された日に実家に帰ると、姉サナさんが2人の子どもを連れて来ていました。突然の帰省に「どうしたの?」と驚いたお母さんとサナさんでしたが、電話したことを知られたくない様子のユメちゃんを見て、ユイナさんは黙ったまま食事の時間を迎えました。

姉と比べられて育った私[8-2]昔の自分と重なる姪

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食事中、小学2年生の甥ソウマが自慢げに「ぼくね、この間テストで満点だったんだー!」と話した。

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ソウマのことばに、すぐお母さんが反応した。「あらぁ~すごいのね!ソウマちゃんのママもずーっと100点だったのよ!」ねぇ。ソウマは自分の話をしてるんだよ?「あと運動会のリレーも!クラスで2人しか選ばれないんだよ!」ほらね、ソウマは自分に何か言ってほしいんだよ。それでもお母さんは「あらぁすごぉい!運動もできるのねぇ!ママとそっくり!一緒だわぁ。」お母さんは、自慢のサナの話しかしない。

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ソウマの話を聞いて、お母さんはユメに話を振った。「ユメちゃんは?どうなの?」

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ユメは「うん、ユメも・・・頑張ってるよ」と小さな声でいったけど、それをかき消すようにソウマが割って入った。「えー!?ユメこないだパパに怒られてたじゃん!どうしてこんなこともできないんだ?ってぇ~」と見下した様子でソウマはクスクス笑った。ユメはうつむいたきり、顔を上げない。

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何も言い返さないユメを横目にソウマは「ぼくはいーっつも褒められるんだ!お前はパパの自慢の息子だよって。」するとお母さんが「あらあら」と笑顔で言った。「大丈夫よ~ユメちゃん!今はダメでもユメちゃんのママみたいになれるわ!お勉強も運動も完璧なママの子なんだから!」お母さん、それフォローのつもり?サナの自慢にしか聞こえないし、そんなことばでユメが安心するわけないじゃん。

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黙ってうつむき、辛そうな顔でじっと耐えているユメを見て、私は悟った。あぁ、これを知って欲しかったのか。
そこにいたユメは、紛れもなく昔の私だった。

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※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:コハダさんさん
LGBTQ当事者、1児の母。
里帰り育児漫画やLGBTQを絡めた創作漫画を描いてます。

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