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【山形・子宝スポット】実際に妊娠する直前に参拝した「奇跡のパワースポット」をこっそり教えちゃいます!

  • 2024.12.10

山形県には昔から山岳信仰が根づいていて、県内各地にパワースポットが点在しているんです!
山岳信仰のひとつ「修験道」は、山にこもって厳しい修行を行い、悟りをひらくというもの。有名なところだと、庄内地方の羽黒山、月山、湯殿山の出羽三山などがありますが、山形市にある山寺と親しまれている「宝珠山立石寺」も神聖な場所として古くから知られています。

人を寄せ付けないほどの険しい山岳地には霊的な力があるとされ、自然への畏敬の念、万物の生命を尊重する精神は、今でも人々の心の中で大切にされてます。結婚を機に東北地方に住むことになったわたしが、この地で待望の第一子を授かったエピソードとともにおすすめしたいスポットを紹介します。

母からの「孫」プレッシャーを感じ始めた頃…

東北に夫の転勤がきまったことをきっかけに結婚をしたわたしたち夫婦。

式を挙げた翌年のゴールデンウィークに母が遊びにきてくれたときのことです。

「来年33歳になるんだから、そろそろね…」

「(夫が)仕事、仕事で全然家にいないけど、本当に大切にされているの?」

世間は連休ですが、夫は仕事で不在。そして容赦なくわたしの心を刺す母の言葉…。

体質改善を目指してジムに通ったり、サプリを飲んだり、アプリで排卵日を予測したり、自分なりに気をつけてはいたものの、「働き方改革」という言葉もまだない当時のこと。仕事が忙しかった夫は、泊まりの当直勤務があったり、週末も会社から呼び出しがあったり。会食や飲み会も多く、ほとんど家にいない状態が当たり前でした。

 

わたしも夫と近い業界で働いていたので、結婚前から忙しい仕事だと理解していて、夫が家にいない状態に疑問もなく、むしろラクだと感じていたほど。一日誰とも話さない日があったり、食事もひとりで食べることが多かったです。
そんなわたしですが、孤独に耐えかねるときは東京に帰省して、友人たちとおしゃべりすることでストレス発散。なんてことを頻繁にしていました。

 

里帰り自体は毎回楽しいイベントだったのですが、母からの直球プレッシャーにも少々ストレスを感じていました。(そのプレッシャーがあったからこそ、結婚することができたし、子宝にも恵まれたと思っているので、今ではとても感謝しています…!)

そんな母とふたりで、東北地方に引っ越した当初から母が行きたいと言っていた「山寺」へドライブがてら出かけました。

 

山形が誇る強力パワースポットを観光した翌月に妊娠!

【宝珠山立石寺】煩悩が消えた1015段

山形県山形市にある宝珠山立石寺(ほうじゅさんりっしゃくじ)
通称『山寺』と呼ばれ、天台宗開祖の最澄の弟子、慈覚大師円仁によって貞観二年(860年)に創建された東北を代表する霊山です。

不思議な形をした岩々からなる山全体が修行と信仰の場になっていて、登山口から大仏殿のある奥之院まで1時間ほどの道のりなのですが、なんと1,015段もある長い長い石段を登って奥之院を目指します。石段は登ることにより煩悩が消滅すると言われていますが、本当にそのとおりでした!

登山口から最初の数十段登ったところで、すでに息切れしながら、立石寺の本堂である根本中堂(こんぽんちゅうどう)を参拝。
歴史ある立派なお堂を拝めたという満足感と、まだまだ続く階段を見上げ、「うわ…階段きつい…一番上(奥の院)まで登るの無理じゃない…?辛かったら途中で降りてこよう。」と、最初から登る気あるのか?と疑うほどの邪念の塊のわたし。

ところが、背の高い木々に囲まれた参道はまさに森林浴スポット。5月初旬の爽やかな空気に包まれ、風にそよぐ新緑の若葉と深い緑にむされた苔、蒼蒼と生い茂る草木の合間を登っていくうちに自然と無になり、純粋で清らかな気持ちで上へ上へと登っていくことができた、なんとも不思議な道のりでした。

山寺は、松尾芭蕉の紀行文「おくのほそ道」に残されたことでも知られています。
途中に句碑があり、このあたりで名句「閑さや岩にしみ入る蝉の声」が詠まれたのかな、などと想像しながら登るのもなかなか楽しく感じられるようになり、風が揺らす葉の音や小鳥のさえずりなど、耳に心地よい音を聞きながら、一段一段歩みを進めていくことができました。

山頂の絶景スポットはやはり最強パワースポットだった!

百丈岩(ひゃくじょういわ)と呼ばれる断崖絶壁の上に小さな納経堂があり、その先にあるのが「五大堂(ごだいどう)」です。五大堂からの景色は絶景スポットとして有名で、山々に囲まれた里の風景を拝むことができます。日本の原風景のような、どこか懐かしく人々の温もりが感じられるような絶景を堪能できます。

美しい山並み、所々に咲く桜。奥の山には雪が残っていて、四季によって彩りが変わる風景も一期一会な気がして素敵だな、と思いました。と同時に、長い年月をかけて人々がつくってきた山里に、漠然とですが「繋がれた命を繋ぐ使命」のような不思議な思いを初めて感じたことを覚えています。このとき、この場所からこの風景を望み、突然前がひらけた気がしたのでした。

山寺を参拝した翌月に妊娠がわかり、母子手帳をもらった日に母に電話すると「おめでとう!」と、とても喜んでくれました。そして「女の子だと思うよ!」と。以前から母の夢に、わたしによく似た小さな女の子が出てきたそうで、実家のお庭で楽しそうにプール遊びをしている姿が、これから生まれてくるわたしの娘だと確信している様子でした。

年が明けて待望の第一子となる女の子を出産。プールで遊ぶ小さな女の子は母の正夢になりました。

よく『海は気を“浄化”してくれて、山は気を“補給”する』と聞きますが、今回はまさに山のパワーがわたしのエネルギーを充電させ「やる気スイッチ」を押してくれたような気がしています。

パワーチャージしに立石寺を登ってみてはいかがでしょうか?煩悩が消える1,015段、おすすめです!

●宝珠山 立石寺
山形県山形市山寺4456-1

【上杉神社】桜パワーと戦国武将の闘志を感じる

そして、山寺を訪れた連休に美味しいすき焼きを食べに行きたい!ということで、母とふたりで山形県置賜地方の米沢市にも出かけました。ちなみに米沢といえば「牛肉どまん中」という牛丼弁当が美味しくて新幹線の旅のお供としてとても人気ですよね。

すき焼きを食べに向かう前に立ち寄ったスポットが「上杉神社」。ここもパワーをもらえるわたしのお気に入りです!

東北の桜は東京より少し遅れて、例年4月下旬に見ごろを迎えます。ちょうど連休の頃に桜まつりを開催しているところも多く、米沢市の中心地にある「米沢城址・松が岬公園」もそのひとつ。わたしたちが訪れた日は、ちょうど上杉神社の例大祭の日だったので、出店が立ち並び、活気に溢れていました。

松が岬公園がある米沢城址は、伊達氏が置賜地域を治めていたのときの本拠地で、「独眼竜政宗」として有名な伊達政宗が生まれ青年期まで過ごしたお城なんです。
また江戸時代には米沢藩が置かれ、戦国武将ファンにはお馴染みの「愛」の兜で知られる直江兼続が仕えた上杉景勝や、藩の財政を立て直したことで世界的にも知られる名君・上杉鷹山などの歴代藩主が居住していたお城の跡地。

桜のシーズンは一瞬ですが、新生活を始まる時期と重なるので、桜の花には、なんとなく新しいことを始めるときにパワーをもらえる気がします。また桜を愛でるとなんとも清らかな気分になり、今年も美しい桜を見ることができて幸せだなぁと感じますよね。

気持ちが鼓舞される「毘」と「龍」が書かれた軍旗

上杉神社は上杉家の家祖上杉謙信を祀っています。開運招福や諸願成就、さらには学業成就や商売繁盛のご利益もあるとされ本殿まで参拝客で大行列。わたしたちももちろん列に並び、お参りの順番を待ちました。

参道にある舞鶴橋を渡り、鳥居をくぐるだけでも鼓舞されている雰囲気です。さすが実力人柄ともに高く評価され、今も多くの人々から慕われている戦国武将。その闘志に刺激を受けて、なぜかやる気がメキメキ湧いてくる気がしました。

●上杉神社(米沢城址/松が岬公園)
山形県米沢市丸の内1-4-13

 

山形といえば、サクランボやラフランスのイメージの方も多いかもしれません。グルメでいえば、ほかにも山形牛に米沢牛、お蕎麦など美味しいものがたくさんあります。

また銀山温泉やかみのやま温泉など名湯と呼ばれる温泉も豊富で、雰囲気がよい旅館もたくさんあるので大切な人との旅先にピッタリ。

今回は疲れた心を元気にしてくれたり、決意を新たにしたいときに訪れたいパワースポットをご紹介しました。
普段から運動不足にお悩みの方には、神社やお寺などパワースポット巡りもおすすめですよ。ちょっとした階段や、お散歩コースが整っていたりするので適度な運動にもなり、気分もリフレッシュもできて一石二鳥。

今回ご紹介した子宝スポットも、お出かけの参考にしていただけらうれしいです!

※この記事の内容は個人の体験です。拝観の状況などは、各寺社の最新情報をご確認ください。

 

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