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【科学の調理で“炊き込みご飯”作ろう】だしを使わずうんまい♡大優勝の秘密は…ごぼうと皮がカリカリ!

  • 2024.12.9

YouTubeの『こじまぽん助【分子調理学研究家】』は、材料はいつもと同じ&テクニックは不要なのに、圧倒的においしく作れる!というレシピを紹介しています。今回は、「史上最高の炊き込みご飯」と紹介していたレシピに挑戦。鶏肉、ごぼう、にんじん、きのこと、一般的な調味料を使いますが、ごぼうと鶏皮をカリカリに焼いてから加えると、格段においしくなるそう。いざ、ひと手間をかけてみたら…料亭風のおいしい炊き込みご飯になりました♪



「史上最高の炊き込みご飯」考案者は分子調理学研究家!

こじまぽん助さんは、分子調理学研究家の肩書を持ち、すべての調理工程には、必ずおいしくなる理由があると考えている料理研究家。

YouTubeの料理チャンネル『こじまぽん助【分子調理学研究家】』では、テクニックがなくても確実においしく作れるレシピを紹介していますよ。チャンネル登録者数は14.8万人。こじまぽん助さんの詳しい調理解説を参考にしている方が、たくさんいるんですね。

「史上最高の炊き込みご飯」の最大のポイントは、ごぼうと鶏皮をカリカリに焼き、鶏肉にも焼き色を付けること。そして、異なる旨味成分を持つ食材を組み合わせて、旨味の相乗効果を得ることで、劇的においしくなるそうです。

炊き込みご飯は、切った具材を生のまま炊飯器に入れて炊くことがほとんど。どれだけおいしさに違いが出るのか、楽しみです♪
さっそく作ってみます!

ごぼうと鶏皮をカリカリに!「史上最高の炊き込みご飯」にトライ!

ごぼうは泥付きの方が鮮度が保たれて香りがよく、おすすめとのこと。今回は入手出来なかったので、洗いごぼうを用意しました。



【材料】(4人分)
ごぼう…1本
にんじん…1本
お好きなきのこ…1パック ※今回はしめじを使用
鶏もも肉…1枚 ※今回は200g使用
お米…3合
水…3合分
酒…大さじ2
みりん…大さじ2
しょうゆ…大さじ2
塩昆布…大さじ1程度
サラダ油…大さじ2~

1.ごぼうもにんじんもきれいに洗って皮を剥かずに、ごぼうは2mm幅くらいの輪切り、にんじんは1cm角のさいの目切りにします。きのこは食べやすい大きさに切ります。



泥付きのごぼうの場合は、アルミホイルを丸めたものでこすり洗いして、泥を落としてくださいね。今回使ったごぼうは、残念ながら中心部分に「す」が入っていました。

お米も軽く洗って、浸水させておきました。

2.鶏肉の余計な脂や筋を、取り除きます。お肉よりはみ出している皮を切り落とし、1cm角程度にカットします。はみ出た皮を切り落とした後の鶏肉は、小さめに切っておきます。



お肉からはみ出している余分な皮をカリカリに焼き、具にするのがポイントです。



皮は1cm角くらいに、鶏肉自体は2cm角くらいに切りました。

3.フライパンにサラダ油とごぼうを入れて強めの中火で加熱し、パチパチと音がしたら中火にして、ごぼうがカリッとするまで揚げ焼きにします。



揚げ焼きにすることで、ごぼうの香りが引き出され、生のまま加えるよりも香りがよくなるそうです。強めの中火で4分ほど焼き、中火に落としてさらに5分ほど焼くと、両面がこんがりと焼け、ごぼうの香りが立ちました。

揚げ焼きというほど油の量は多くなく、炒める感覚で焼けました。油を残し、ごぼうだけお皿に取り出します。

4.ごぼうを炒めた後のフライパンに鶏皮だけ入れ、中火でカリカリになるまで焼きます。



ごぼうの香りが付いた油で、鶏皮を炒めます。皮に含まれる脂が溶け出すのか、パチパチと油跳ねして、ごぼうよりも焼きにくかったです。皮は、4分ほどでこんがりと焼けました。

今回も油は残し、鶏皮だけをお皿に取り出しました。

5.鶏皮を炒めた後のフライパンを中火で熱し、鶏肉の両面がきつね色になるまで焼きます。



フライパンに皮目を下にして入れ、触らずに3分ほど焼きます。ひっくり返すと、いい感じのきつね色に♪身側も3分ほど焼くと、鶏肉がぷっくりと焼けました。

6.炊飯器に洗ったお米、水、酒、みりん、しょうゆ、にんじんと、345を入れます。その上に、きのこと塩昆布を入れて、炊飯します。



「史上最高の炊き込みご飯」の最大のポイントになる、カリカリに焼いたごぼうと鶏皮、こんがりと焼いた鶏肉が揃いました♪あとは炊飯器で炊くだけです。



鶏肉のイノシン酸、昆布のグルタミン酸、きのこのグアニル酸を加えることで、旨味の相乗効果が生まれるそう。とてもおいしい炊き込みご飯になるんですって♡



炊き込みモードで炊飯します。70分後が楽しみ!




炊けたら、全体を混ぜ合わせます。鶏肉、ごぼう、しめじがたっぷり!ご飯もおいしそうな薄い茶色に炊け、おこげも少し出来ていました。

だし不要でも旨味が強い♪ごぼうときのこの風味が広がり料亭風のおいしさ!



こじまぽん助さん考案の「史上最高の鶏ごぼう炊き込みご飯」が、こちらです。動画で、彩りに三つ葉を添えていたので、今回は代わりに水菜の葉(分量外)を少し乗せてみました。上品な香りが広がって、とてもおいしそう♪

食べてみると、真っ先にしめじの香りが広がり、噛んでいくうちに、ごぼうの香りが鼻を抜けていきます。

ごぼうはカリカリに焼いたのですが、炊いたらほっくりとした食感に。でも、生のまま入れたごぼうよりも、香ばしい香りが付いています。

カリカリに焼いた鶏皮は、小さかったので紛れてしまっていますが、鶏肉はふっくらとした弾力と旨味があって、炊き込みご飯の主役の具になっています。

具材のおいしさが活きていて、薄味ながらも旨味が深い!料亭の炊き込みご飯を思わせるレベルの味わいに、大満足出来ました。

具材を揚げ焼きにするひと手間で劇的においしくなる!



YouTubeの料理系チャンネル『こじまぽん助【分子調理学研究家】』で見つけた「史上最高の鶏ごぼう炊き込みご飯」は、ごぼうと鶏皮をカリカリに焼いて加えるのがポイントでした。

炊き込みご飯は、具材を切って生のまま炊飯器で加熱する作り方がほとんどです。けれど、ごぼうも鶏皮も香ばしく焼くと、香りや旨味が格段にアップ!生で加えるよりも風味がよく、具材のおいしさが引き立っていました。

また、イノシン酸を含む鶏肉、グルタミン酸を含む昆布、グアニル酸を含むきのこを炊き込むことで、旨味の相乗効果を得られます。おかげで、だしを加えなくても奥深く、上品なおいしさの炊き込みご飯に仕上がりました。

一般的な鶏ごぼう炊き込みご飯の具材と同じですが、調理方法を少し変えるだけで、料亭の炊き込みご飯かと思うくらい、おいしく仕上がりますよ!

とてもおすすめのレシピなので、ぜひお試しくださいね。

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