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モラ夫「お前が修学旅行に行けるのは、俺のおかげ」息子「父さんなんか──」離婚を決意できた息子の言葉

  • 2024.12.9

子どものために離婚を我慢している人は、案外多いのではないでしょうか? 筆者の友人・N子もその一人でした。モラハラ夫からの暴言や暴力を我慢し続けたN子でしたが、息子の一言で離婚を決意できたと言います。

画像: モラ夫「お前が修学旅行に行けるのは、俺のおかげ」息子「父さんなんか──」離婚を決意できた息子の言葉

モラハラ夫

私は産休取得後に職場復帰したものの、業績悪化によるリストラに巻き込まれて、退職することになってしまいました。
すると、夫は急にモラハラ男へと変貌。
「役立たず」「価値がない」「寄生虫」などと私に暴言を吐くようになったのです。
私は何度も離婚を考えましたが、息子のY真が小さかったこともあり、泣く泣く耐えていました。

その後、Y真が成長するにつれて夫はY真に対して無関心に。
私に対してはモラハラの連続で、家の中は常にギスギスしていました。

修学旅行

Y真が6年生になり、修学旅行の日程が近づいてきました。
翌日からの修学旅行に備えて、2人で準備をしていると、何故かいつもより早い時間に夫が帰宅。
体調が悪く早退してきたというのです。

私は「明日からY真が修学旅行なの。必要なものを買いに行って来ても良い?」と確認すると、夫は激怒。
「俺が具合が悪いのに!」「何でもっと早く準備しなかったんだ!」「愚図にもほどがある!」といつものように私を罵り始めました。

息子の一言

すると、いつもは何も言わずに部屋に籠ってしまうY真が「お母さんは悪くない! 僕の修学旅行の買い物なんだよ? 何で行っちゃいけないの?」と言い返したのです。
夫は一瞬怯んだものの「お前らは俺の稼ぎで生活できてるんだ! お前が修学旅行へ行けるのも、俺が金を出してるからなんだ! 何もできないくせに偉そうな口をきくな!」と怒鳴り返しました。

そんな夫に対し、Y真は真っ赤な顔をして、絞り出すような声で「大っ嫌い!」と一言。
この言葉にはさすがの夫も黙ってしまいました。

きっかけ

Y真の希望で、私とY真は2人で私の実家へ行くことにしました。
Y真は無事に修学旅行へ行くことができましたが、帰って来てからも家に帰りたいとは一言も言わなかったのです。

その後、私やY真から夫の話を聞いた実家の両親が弁護士に離婚を相談。
弁護士から連絡が行ったことで夫はトーンダウンし、世間体を気にしたせいか、すぐに離婚に応じてくれました。

私は、息子の「大嫌い!」という一言に背中を押されたと思っています。
今では2人で穏やかな生活が送れていて、もっと早く決意すれば良かったと後悔する毎日です。

【体験者:40代女性・会社員、回答時期:2024年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。

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