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<民王R 最終回>遠藤憲一“泰山”の最後の入れ替わりに、高橋一生“貝原”帰還――そしてすべての謎が明らかに

  • 2024.12.9
「民王R」最終回が12月10日(火)に放送される (C)テレビ朝日
「民王R」最終回が12月10日(火)に放送される (C)テレビ朝日

【動画】「先生の身体から出ていけ、バカAI」前秘書・貝原(高橋一生)の一喝にしびれる…

遠藤憲一主演ドラマ「民王R Inspired by 池井戸潤」(毎週火曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)の最終回が12月10日(火)に放送される。

総理大臣が誰かと“ランダム”に入れ替わる奇想天外ストーリー

同ドラマは、「半沢直樹」シリーズや「下町ロケット」シリーズ、「ハヤブサ消防団」などで知られる作家・池井戸潤の「民王」にインスパイアされた作品となっている。前作である2015年放送のドラマ「民王」では、遠藤演じる現職総理大臣・武藤泰山と、“未曾有”(みぞう)を“みぞうゆう”と読んでしまうほどおバカな息子・翔(菅田将暉)の心と体が入れ替わるという珍事が時にシニカルに、時にハートフルに描かれた。

今作の「民王R」では、再び総理大臣の座に就くことになった泰山がまたしても入れ替わりの事態に見舞われることに。しかも今度の入れ替わり対象は全国民。毎話、総理大臣が国民の誰かとランダムに入れ替わってしまうというストーリーが展開。

泰山の書生であり政治に対して無垢で無知なピュア人間・田中丸一郎太役をなにわ男子・大橋和也が、泰山の新たな公設第一秘書・冴島優佳役をあの、警視庁公安部所属の猫田マモル役を山時聡真、絶大な諜報能力と格闘能力を有する優秀な警察官・新田理役を山内圭哉、武藤内閣の内閣官房長官・狩屋孝司役を金田明夫が務める。

泰山(遠藤憲一)、「国民を信じる」と解散総選挙に

最終回では――

ついに動き出した民政党のドン・二木正一(岸部一徳)。民政党を離党して新党「本家民政党」を立ち上げ、武藤泰山率いる武藤内閣に不信任案を突きつけた。

「本家民政党」は民政党の4割の議員を取り込み、さらに二木はスキャンダルで切り捨てかけた“永田町のプリンス”白鳥翼(溝端淳平)をも仲間に引き入れようとしていた。このままでは不信任案が可決され、内閣総辞職か解散総選挙を選ぶことになる泰山。しかし泰山は官房長官の狩屋孝司=カリヤンや書生の田中丸らに「国民を信じる」と宣言し、解散総選挙に打って出ることを決めるのだった。

時を同じくして、泰山に関する暴露や陰謀論の動画配信を世に放っていた覆面配信者が政治評論家の蓮沼清彦(満島真之介)だったことも判明。いよいよその仮面を脱ぎ去り、新党「ネオニッポン」の旗揚げと政界進出を表明する。「こんな泡沫政党は相手じゃない、あくまで敵は『本家民政党』だ」と息巻く泰山に、秘書の冴島優佳は不安そうな表情を浮かべる。

優佳の不安が的中したのか、民政党 vs 本家民政党の一騎打ちと見られた選挙戦はネオニッポンも加えた三つ巴の様相を呈してくる。アイドルや元アナウンサーなど有名人を続々出馬させる戦略でネオニッポンは一躍、一大政党に。時流を読んだ二木は、ネオニッポンの蓮沼に近づき、ある提案を持ちかける。

そんな中、公安の新田理が、一連の入れ替わりの黒幕とみられるナリタカンパニーの成田崇彦(中村育二)の身柄を拘束し、対策本部に連れてくる。対面した泰山は、成田から衝撃の事実を告げられる。やがて真の黒幕が動き出し、裏切り者の正体が明らかになる。そして入れ替わりテロは思いもよらぬ方向へと進んでいく。

――という物語が描かれる。

総理、最後の入れ替わりは「人工知能」

公式サイトなどで見ることができる予告動画は、「解散総選挙に打って出るぞ!」と、泰山の「最終決戦」の幕が上がるところからスタート。第1話では、引退を考えていた泰山だったが、そんなことはみじんも感じさせない気合いの入りようだ。

しかしここにきて不気味な存在感を放つ蓮沼。「我々、新党・ネオニッポンはこの国の第一党になることを宣言します」と言い放つ。しかも蓮沼は、「私が創り上げたもうひとつの日本」と、泰山を「謎のメタバース」に拉致してしまう。そこは現実世界に行き詰った人々が集まる「AIによる理想の世界」。蓮沼は「すべてが解放された理想郷だ」とうそぶく。「人工知能に政治ができてたまるか」と言う泰山に、「人間に政治ができていますか?」と問う蓮沼。

泰山は「早く元の世界に戻せ」と言うが、蓮沼は「無理ですね。あなたは今、人工知能と入れ替わってますから」とあざ笑う――総理大臣、最後の入れ替わりは「人工知能」との入れ替わりだった。

前秘書・貝原(高橋一生)、泰山(遠藤憲一)のもとに帰還

そんなピンチの中、首相官邸に現れたのはグレーのスーツをビシッと着こなした前秘書・貝原茂平。泰山を乗っ取っているAIに「先生の身体から出ていけ、バカAI」と口の悪さは相変わらず。だが、「そのワニ顔は、先生のもんだ」と、言い方はひねくれているものの、そこには泰山への理解と愛がにじみ出る。

動画終盤には、「この世界に生きる人全員に伝えたいことがあるんだ」と一人叫ぶ泰山の姿が見られる。これまで、秘書の優佳(第1話)、闇バイトに手を出す青年(第2話)、5歳の保育園児(第3話)、老婦人(第4話)、恋するストリートキッズ(第5話)、お笑い芸人(第6話)、妊婦(第7話)と、さまざまな人物と泰山がランダムに入れ替わってきたが、ついにそのすべての謎が明らかになる。

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