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岡田将生“歩”、デリカシーの無さをさく裂させ、8歳の患者からの愛の告白を「いや、無理」とバッサリ<ザ・トラベルナース>

  • 2024.12.8
歩(岡田将生)は、通勤途中で遭遇した呼吸困難に陥る七叶(佐藤恋和)を適切な応急処置で救ったが… (C)テレビ朝日
歩(岡田将生)は、通勤途中で遭遇した呼吸困難に陥る七叶(佐藤恋和)を適切な応急処置で救ったが… (C)テレビ朝日

【写真】患者を骨折させた歩(岡田将生)を謹慎処分にした院長・薬師丸(山崎育三郎)

岡田将生と中井貴一が“クセ強ナース”を演じる痛快医療ヒューマンドラマ「ザ・トラベルナース」(毎週木曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)の第7話が12月5日に放送。8歳の少女から愛の告白をされた歩(岡田)が、気遣いゼロの態度と言葉で断って泣かせる、という驚異的なデリカシーの無さを発揮した。(以下、ネタバレを含みます)

クセ強敏腕看護師コンビが医療現場を改革

本作は、手術の際に医師を補助し一定の医療行為を実施できる「NP(=ナース・プラクティショナー)」の那須田歩(岡田将生)と謎多きスーパーナースの九鬼静(中井貴一)のクセ強看護師コンビが、“患者ファースト”の精神で医療現場を改革していく物語のシーズン2。

トラベルナース(人手不足の病院や施設にて期間限定で働くフリーランスの看護師)である彼らの今シーズンの勤務先は、基幹病院である「西東京総合病院」。同病院では、新院長・薬師丸(山崎育三郎)が働き方改革を中心とした組織変革に次々と着手。現場の状況より自分の理想を優先して強引に改革を進める薬師丸に、静と歩は闘いを挑んでいく。

「ザ・トラベルナース」第7話より (C)テレビ朝日
「ザ・トラベルナース」第7話より (C)テレビ朝日

的確な判断と処置で天才卓球少女の命を救った歩だったが…

歩は、通勤途中で呼吸困難で苦しむ少女(佐藤恋和)とその母親(松岡依都美)に遭遇。救急車の到着を待てないほど一刻を争う重篤な症状で、NPの歩は胸に溜まった空気を抜く医療行為を行い、少女は一命を取りとめた。

歩の勤務する西東京総合病院に運ばれたその少女は、8歳の浅倉七叶。「将来の金メダル候補」として最近マスコミを賑わせている“天才卓球少女”だった。特発性自然気胸と診断され、問題が無ければ退院は1週間後。その後もしばらくは安静が必要と担当医師に言われた母・美里は、七叶を年明けの「ジュニア選手権」にどうしても出場させたいようで、「1週間(練習を)休むのも痛いのに」とイライラ。「いつから活動して良いのかはっきりしてくれないと、予定が立てられない」と、ヒステリックに医師に迫るのだった。

そんな中、歩の処置が原因で七叶が肋骨を骨折していることが発覚。全治2カ月と聞いた美里は、これでは大会に間に合わない、娘の卓球人生がかかってるのに!と激高して歩を責めた。「命を救うことを最優先にした」と反論する歩に、美里は「でもあなた、ナースですよね?」と言い、本当に正しい判断だったのか、医師ならこんなことになっていなかったのではないのか、と彼のプライドを傷つけるような言葉を次々と浴びせた。病院に着くまで待てる状態ではなかったと説明しても美里は聞く耳を持たず、「病院と歩を訴える!」と言い出した。

「子供はのぅ、親の夢をかなえるための道具じゃないんじゃ!!」

一方、七叶は同年代の患者たちから、お菓子をもらったり漫画を貸してもらったりして入院生活を楽しんでいたが、美里は「ためにならない」と、七叶の意見も聞かずにことごとく禁止。「入院中は少しでも楽しく過ごせる方が…」と言う静にも、七叶のことは自分が一番分かっている、とけんか腰に反論する美里。その時、七叶が「卓球嫌い!もうやりたくない!」と叫び、布団を被って美里を拒絶してしまった。

こんな七叶を初めて見た美里は、「ただでさえ卓球ができなくて落ち込んでる娘に何を吹き込んだのか、それでも看護師か」と静にキレた。そして、歩を訴えると言ったから嫌がらせをしてるのか、と見当違いの言いがかりまでつけてきた彼女に、静は「お母さん…」と冷静に語りかけた後、「子供はのぅ、親の夢をかなえるための道具じゃないんじゃ!!」と広島弁ですごみ、美里をさらに怒らせた。

七叶が入院生活を少しでも楽しめるように、と工夫する静(中井貴一) (C)テレビ朝日
七叶が入院生活を少しでも楽しめるように、と工夫する静(中井貴一) (C)テレビ朝日
子供にも「七叶さん」と呼んで敬語で丁寧に接する静 (C)テレビ朝日
子供にも「七叶さん」と呼んで敬語で丁寧に接する静 (C)テレビ朝日

「気持ちを伝えるサーブ」

そんな中、七叶が行方不明になる。皆で大探しをする中、静が院内の人気の無い場所で、1人でお菓子を食べながら漫画を読む七叶を発見。子供に対しても丁寧な敬語で接し、気持ちに寄り添う静に、七叶は卓球は好きだが、自分優先しすぎる母親がその言動のせいで周りに嫌われるのがつらいと話し、「助けてくれたのに、ありがとうも言えないお母さんは嫌い」と打ち明けた。

だが、これまで母に自分の思いを伝えたことがないと言う七叶。静は「勇気を持って、“気持ちを伝えるサーブ”を打ってみませんか?」と、卓球になぞらえてアドバイスし、彼女は勇気を出すことにする。そして、七叶は先程静が母親に怒った時の「変な喋り方」は何なのかと尋ねた。静は「広島弁」と説明し、「わしにとっちゃ、言いたいこと言いやすくての」と、話すのだった。

時を同じくして、歩が七叶の応急処置をした際に手伝ってくれた通りすがりの看護師・八木めぐみ(若村麻由美)が「七叶の母親を呼んでほしい」と、ナースステーションを訪れていた。めぐみは自身の病気の為に来院したところ、偶然会った七叶に、母のせいで窮地に陥っている歩を助けてほしい、と頼まれたのだ。

歩も交えた席で、めぐみは「歩が処置しなかったら七叶は助からなかった」と美里に説明。それでもまだ、歩に頼まれて言わされていると疑う彼女に、めぐみは頼んだのは七叶だと告げ、七叶とのやりとりの内容を伝えた。

娘のことだけを思って必死でやってきたのに、そのことで娘が心を痛めていたと知り、大きなショックを受ける美里。卓球が嫌いだと言い出したのも自分のせいなのかと取り乱す美里に、先程の静と七叶との会話を陰から聴いていた歩は「卓球もお母さんのことも嫌いになんてなっていない。七叶の話を聞いてあげてほしい」と語りかけ、美里は心境に変化が表れた表情を見せた。

歩の応急処置を手伝った通りすがりの看護師・めぐみ(若村麻由美) (C)テレビ朝日
歩の応急処置を手伝った通りすがりの看護師・めぐみ(若村麻由美) (C)テレビ朝日

「わし、歩くんが好きじゃ!」

静に連れられて美里が待つナースステーションに戻ってきた七叶は、静に促されて思いを伝えるために母に向かって歩き出した。が、そのまま母をスルーして「歩くん!」と呼びかけた。そして、「わし、歩くんが好きじゃ!結婚を前提にわしと付き合ってくれ!じゃ」と、キラキラした目で歩を見つめながら言った。七叶は、ハンサムで優しい歩のことが好きになっていたのだ。“気持ちを伝えるサーブ”は、母ではなく歩に打ち込まれた。

あまりに想定外な展開に、歩はもちろんその場に居た全員があ然。皆が見守る中、歩は「いや…無理だよ」とバッサリ。笑顔から一転、「どうして?」と泣きべその彼女に「子供だからね。無理に決まってるでしょ」と元も子もないことを言い出し、「子供が大人を好きとか、ただの勘違いだから」と告げて、七叶を号泣させる始末。

“失恋”して大泣きする娘を抱きしめながら、美里は歩に今までの非礼を詫びて感謝を伝え、七叶をなだめながら病室に戻っていった。七叶が去った後、吉子(安達祐実)は「デリカシーの無さ、さく裂してたね」と歩を腐し、静も「患者さんを傷つけるなんてナース失格」と彼をとがめた。「じゃあ、どうしろって言うんですか!」と逆ギレする歩。本当に何がいけなかったのか分かってないようだ。悪気が無く傷つける…本当に始末が悪い。

こんな歩に対して、視聴者もSNSで「これはアカン」「歩くん、そーゆーとこ!」「血も涙も無い(笑)」「稀に見る最低な返答(笑)」と、ダメ出しの嵐だった。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

デリカシーの無さに自覚が無い歩…。 (C)テレビ朝日
デリカシーの無さに自覚が無い歩…。 (C)テレビ朝日
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