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肩こり、頭痛、めまい…不調の原因は《寒暖差疲労》かも!症状が起きやすい人の特徴は?

  • 2024.12.8

聞きなじみのない「寒暖差疲労」とは?

聞きなじみのない「寒暖差疲労」とは?
聞きなじみのない「寒暖差疲労」とは?

今日は日差しが強くて暑いと感じる日だったのに、次の日には真冬並みの寒さにまで冷え込んでしまうことも少なくない昨今。寒暖差が辛いと感じる季節の変わり目に「なんだか疲れやすい」「日中に眠くなりやすい」と感じることはありませんか?

実はその症状、寒暖差によって自律神経が乱れることで、さまざまな不調をもたらす「寒暖差疲労」かもしれません。寒暖差疲労の具体的な症状や改善方法について紹介します。

「寒暖差疲労」による具体的な症状

寒暖差疲労とは、体温を一定に保つために自律神経が過剰に働くことで、疲労がたまる症状を指します。朝晩と日中の温度差が大きくなる季節の変わり目に起こりやすく、中でも前日との気温差や、1日の最高気温と最低気温の差が7度以上ある場合に発症しやすくなると言われています。

人は体温を調整する際、自律神経を使って血管を収縮させて筋肉を硬くすることで体温を上げたり、汗をかいたりすることで体温を下げたりしています。寒暖差によってこれらの働きが1日の中で何度も繰り返されると、自律神経が過剰に働いてしまい疲労を誘発するのです。このような自律神経の乱れによって、寒暖差疲労と呼ばれるさまざまな不調を招く原因を作ってしまうのです。

寒暖差疲労の具体的な症状は、肩こり、頭痛、めまい、倦怠感、便秘など、自律神経の乱れが原因で生じるものが挙げられます。いつもより疲れを感じやすいという不調が日中のパフォーマンス低下につながり、日常生活に影響を与えます。

こんな人は「寒暖差疲労」を招きやすい

寒暖差疲労の症状は、自律神経の調整がうまくできない人や、寒暖差に慣れていない人が発症しやすい傾向にあります。乱れた生活スタイル、強いストレスを受ける環境、筋肉量など、さまざまな要因が影響することで寒暖差疲労を招いてしまいます。

昼夜逆転の生活スタイル、朝食を食べる習慣がない、朝晩と日中の服装が同じ、寒さをがまんして過ごす、運動で汗をかく習慣がないなど、寒暖差疲労を感じる人はどれかに当てはまるケースが多いです。

「寒暖差疲労」から回復するには?

本来、交感神経と副交感神経で構成される自律神経は、意図せずとも緩やかに切り替わっていきます。寒暖差疲労は自律神経の急激な切り替えが1日に何度も起こることで誘発されるので、自律神経を整えること、寒暖差に慣れていくことのように、2つのアプローチが必要です。

自律神経の乱れを整えるための行動として、毎日決まった時間に朝日を浴びる、朝食を食べる、深い呼吸を意識する、夜は湯船で体を温める、リラックスできるマイルールを決めるなどが挙げられます。

寒暖差に慣れるための行動として、朝晩は暖かい飲み物で体を温める、気温が高い昼の時間帯に換気をして体を適度に冷やす、ストレッチで筋肉を緩ませる、筋トレで筋肉を刺激するなどが挙げられます。急激に体を冷やしたり温めたりすると、かえって自律神経の負担につながるので、あくまでもゆっくりと寒暖のリズムをつけるのが大切です。

(夏木紬衣)

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