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「何が正解か分からない」張本美和、指揮官も評価の“勝ち切る力” 苦戦もフルゲーム撃破、思い出の地・平塚で「一歩成長できた」【Tリーグ】

  • 2024.12.8
張本美和 撮影:SPREAD編集部
SPREAD : 張本美和 撮影:SPREAD編集部

ノジマTリーグ 2024-2025シーズン」は7日、神奈川県の平塚総合体育館にて行われ、木下アビエル神奈川はトップおとめピンポンズ名古屋と対戦。ゲームカウント4ー0で勝利した。

■苦戦強いられるも土壇場で勝ち切る

3番手のシングルスで出場したのが張本美和。ユエン・シュエジアオを相手にした戦いでは第1ゲームを11-8と幸先よくスタートするもここから苦戦を強いられる。第2ゲームを10-11、第3ゲームを4-11と次第にペースを握られ、フルゲームまで試合はもつれた。第5ゲームも先にマッチポイントを握られたなか、最後は強気のフォアで押し込み、デュースを制した。
張本美は試合後に、「試合をしていくなかで苦しい場面があって、とくに2ゲーム目から最後の1本まで苦しかった。良いプレーではなかったと思うんですけど、そこは我慢我慢で今日は貫くことができて良かった」と振り返る。そのなかで、「攻めないと攻められてしまう。最後は強気な方が勝つと自分では思っていたので、最後は強気でいけたとは思います。何が正解か分からないという感じで今日は試合をしていました」と終盤までもつれた試合について語った。
我慢の展開については中澤鋭監督も言及し、「最後まで良い方法が見つからないなかでよくない形でも少しずつ点が取りにいくことができて勝ち切ったところは評価できる。彼女にとっては内容がよくないなかで勝てたという良い経験になったと思います」と今後につながる1勝だったと述べた。
張本美にとって、平塚総合体育館は2023年に行われたパリ五輪の第4回選考会「2023 全農CUP 平塚大会」で準優勝を果たした思い出の場所である。
14歳でブレイクを果たした当時から今への道については「あの時は初めて決勝まで行けて成長できたと思った大会。今日はもちろん相手は違いますけど、一歩成長できたかなと思います」と言及。世界卓球やパリ五輪など大舞台を経験した張本美が平塚の地で成長した姿を見せつけた。

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