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全米が吐いた…『テリファー』アート・ザ・クラウンに夢中!【豆魚雷の「遊星からの物欲X」】

  • 2024.12.7

洋画やアメコミのグッズを多数取り扱うことで、映画ファンにお馴染みのキャラクターショップ「豆魚雷」のスタッフが、ホラーキャラクター&グッズへのアツい愛を叫ぶ連載「遊星からの物欲X」。第6回は、シリーズ最新作『テリファー 聖夜の悪夢』(公開中)が大好評!いま、もっとも熱い注目を集めるホラーキャラクターといえるアート・ザ・クラウンをピックアップ。残虐なのにどこか憎めない、魅力たっぷりのキャラクター性を語ってもらった。

【写真を見る】人間の頭をランタンに!全米の劇場で嘔吐者が続出した、狂気のピエロを完全立体化

お茶目なアートが可愛くてたまらない!

【写真を見る】人間の頭をランタンに!全米の劇場で嘔吐者が続出した、狂気のピエロを完全立体化 ワン12コレクティブ: アート・ザ・クラウン 1/12 アクションフィギュア DXエディション
【写真を見る】人間の頭をランタンに!全米の劇場で嘔吐者が続出した、狂気のピエロを完全立体化 ワン12コレクティブ: アート・ザ・クラウン 1/12 アクションフィギュア DXエディション

スプラッター映画大好き!サムゲタン市川です。さて、先週末から公開となった『テリファー 聖夜の悪夢』ですが、待ちわびていた方もさぞ多いことでしょう。もちろん私もその1人です。『テリファー』(16)が2018年に本国でソフト化した頃より追っている身からすると、その続編が大手シネコンのスクリーンで上映されているだなんて、なんだか不思議な感じです。うれしいような、ちょっと寂しいような…。

でも人気が出る理由、よ~く分かります。本作の殺人鬼“アート・ザ・クラウン”は、なんと言っても茶目っ気たっぷりなところがとってもキュート!彼が心の底から楽しみながら人間を殺している姿こそ、本作の最大の魅力だと思っています。今回は、そんなアート・ザ・クラウンが可愛くてたまらない!って話をしますので、どうぞ最後までお付き合い下さい。

まるで向日葵のよう!笑顔が素敵な芸術家

ワン12コレクティブ: アート・ザ・クラウン 1/12 アクションフィギュア DXエディション
ワン12コレクティブ: アート・ザ・クラウン 1/12 アクションフィギュア DXエディション

「今度はどう惨たらしく殺せるか…」という大喜利のように、アイデア豊かな殺害シーンが続く本シリーズ。アート・ザ・クラウンは、名前に「アート」を冠するだけあって芸術家肌で、殺した人間で"作品"づくりに励んでいます。たとえば、1作目ではアートはこんな作品を生み出していました。主人公のタラ(ジェナ・カネル)と友人ドーン(キャサリン・コーコラン)が立ち寄ったピザ店の店員は首を刎ねられ、眼や口をジャック・オ・ランタンのように切り裂かれた挙句、内部に蠟燭を入れられライトアップされるなど、ご丁寧な飾りつけされているありさま。こんな作品づくりにウキウキで没頭している姿を見せられると、こっちだって好きになっちゃうぞ!ってな訳です。まるで向日葵のように明るく咲いたアートの笑顔を見ると、思わず頬が緩んでしまうのは私だけではありますまい。

クラウンとしてのプロ意識に、マジ惚れたっす

アートは殺人鬼であると同時に、一人のクラウンであることを大切にしています。そのため声は一切発さず、ジェスチャーや表情で喜怒哀楽を表現するという、見事なパントマイムを披露してくれます。手痛い反撃を喰らった時でさえ、痛がる素振りは見せつつも絶対に叫び声を上げないあたり、クラウンという役柄に徹していることが窺えますね。可愛いだけにとどまらずこのプロ意識の高さ…より一層推せます。クラウンは遠くの観客にも自分の動きが伝わるように大袈裟な身振り手振りで演技をしますが、もしかしたら彼の残虐極まりない行為も、スクリーンの前で期待している私たち観客に向けられているのかも…?

さてここからは、お待ちかねのフィギュア紹介。愛らしさと残忍さを兼ね備え、すっかり新世代のホラー・アイコンとなったアート・ザ・クラウンを各フィギュアメーカーが放っておく訳もなく…!

トリック・オア・トリート スタジオ

本連載ではおなじみの、世界中のホラーマニアの心を掴んで離さない「トリック・オア・トリート スタジオ」。

テリファー/ アート・ザ・クラウン 5インチ アクションフィギュア
テリファー/ アート・ザ・クラウン 5インチ アクションフィギュア

T字の脚部可動がレトロな5インチ アクションフィギュア。可動域は少ないものの、装備可能な銃や糸鋸、ナイフが付属!劇中では四次元ポケットばりになんでも出てきた黒袋。こちらはモナカ構造となっており、武器パーツを収納出来る優れもの!飾ったは良いけどパーツを紛失してしまった…なんてことにはなりません。安心。

テリファー/ アート・ザ・クラウン 1/6 アクションフィギュア
テリファー/ アート・ザ・クラウン 1/6 アクションフィギュア

こちらは1/6スケールでのアクションフィギュア化。全高約30cmのサイズ感で凹凸の激しい頭部の作り込みもしっかり再現!口元や両手の血汚れが犠牲者の最期を物語っています。オプションパーツは糸鋸の他、ハンドパーツが4種。メスを持った右手があるのは嬉しいポイント。衣装はもちろんファブリック素材です!

ファンコ

あまりにも商品数が多すぎるので、普段フィギュアに触れることの無い方でも見かけたことはあるかもしれません。「ファンコ」の看板シリーズ「ポップ!」から、欲張りさんも思わずにっこり3種展開でリリース!

POP! ポップ/ テリファー: アート・ザ・クラウン ビニールフィギュア
POP! ポップ/ テリファー: アート・ザ・クラウン ビニールフィギュア

まずはスタンダード。メスを構えて口が裂けるほどニカッと笑うアートに…

POP! ポップ/ テリファー: アート・ザ・クラウン with バイク ビニールフィギュア
POP! ポップ/ テリファー: アート・ザ・クラウン with バイク ビニールフィギュア

あらかわいい!三輪車に乗ってこちらに手を振るファンサービス旺盛なアート…

POP! ポップ/ テリファー2: アート・ザ・クラウン ビニールフィギュア ブラッディ ver
POP! ポップ/ テリファー2: アート・ザ・クラウン ビニールフィギュア ブラッディ ver

そして2作目の『テリファー 終わらない惨劇』(22)から血まみれのアート!真っ赤に染まった両手が惨劇を物語っています。「ポップ!」は映画、漫画、音楽などなど…非常に幅広いジャンルで商品を展開しているので、探してみるときっと自分好みのフィギュアが見つかるはず。インテリアとしても丁度良い全高約15cmのサイズ感なので、フィギュア初心者にもオススメです。

メズコトイズ

リビングデッドドールズ/ テリファー: アート・ザ・クラウン
リビングデッドドールズ/ テリファー: アート・ザ・クラウン

コレクター志向の方にはたまらない「メズコトイズ」の「リビングデッドドールズ」シリーズ、通称"LDD"にもアートが登場!夜中に動き出しそうな全高約27cmのしっかりとした存在感がたまりません。不気味な微笑みを浮かべながらも、低い頭身のおかげで可愛く見えるのがLDDの良いところ。アクセサリーとしてクリーバーが付属します!

リビングデッドドールズ/ テリファー: リトル・ペイル・ガール
リビングデッドドールズ/ テリファー: リトル・ペイル・ガール

そしてなんと、『テリファー 終わらない惨劇』で初登場したリトル・ペイル・ガールもLDDに!その目的や正体の一切が謎に包まれたサイドキックは、アートに比べ全高約26cmと若干小さめサイズに。少女の姿をしているだけあってLDD化しても違和感は殆ど無く、可愛いドールとしてコレクションに加えることも出来ます。

ワン12コレクティブ: アート・ザ・クラウン 1/12 アクションフィギュア DXエディション
ワン12コレクティブ: アート・ザ・クラウン 1/12 アクションフィギュア DXエディション

オプションパーツ盛り沢山の「ワン12 コレクティブ」シリーズでもリリース。ヘッドパーツはブチ切れ真顔フェイス、ニッコリフェイス、高笑いフェイスの3種。11種と明らかに多すぎるハンドパーツのなかには、注射器やメスを携えたパーツも!エフェクト付きの火炎放射器や店員の頭で作ったジャック・オ・ランタン(なんとライトアップ機能付き!)、かわいい向日葵のサングラスからメスや鋏などの刃物を括り付けた鞭「九尾の猫」まで…1作目、2作目に登場した凶器やアクセサリーがモリモリすぎる!

ワン12コレクティブ: アート・ザ・クラウン 1/12 アクションフィギュア DXエディション
ワン12コレクティブ: アート・ザ・クラウン 1/12 アクションフィギュア DXエディション

ほとんどのシーンを再現出来ちゃいそうな、まさにDXの名に恥じぬこのアイテム。発売は2025年4月予定とまだ先ですが、お部屋や会社のデスクでお好みの殺害シーンを再現するなんてオツな楽しみ方もアリ!

ワン12コレクティブ: アート・ザ・クラウン 1/12 アクションフィギュア DXエディション
ワン12コレクティブ: アート・ザ・クラウン 1/12 アクションフィギュア DXエディション

最新作『テリファー 聖夜の悪夢』に登場した、サンタ服を身に纏ったアート・ザ・クラウンがアクションフィギュア化してくれたらうれしいなァ…なんて淡い期待を抱きつつ、今回はここらで筆を置かせて頂きます。まだ未見の方は、最新作からでも楽しめますので、ぜひ劇場でアートの魅力に触れてみてくださいね!

文/サムゲタン市川(豆魚雷)

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