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河村勇輝は「Gリーグ史上最高のパサー」と米メディア称賛も…… NBAで成功するカギは「もっと良いスコアラーになる必要」

  • 2024.12.7
河村勇輝(C)Getty Images
SPREAD : 河村勇輝(C)Getty Images

米スポーツメディア『The Sporting News』は6日(日本時間7日)、グリズリーズと2ウェイ契約を結ぶ河村勇輝を特集。「Gリーグ史上最高のパサー」と称賛しながらも、NBAで成功するにはそれだけでは不十分だと説いた。

■アシストは歴代最高ペース

『The Sporting News』は冒頭、河村について「彼がGリーグでのキャリアをスタートさせてから最初の2週間で明らかになったことがある。それは、彼のパス能力はどのリーグでも通用するということだ」と称賛した。
Gリーグのハッスルで5試合に出場した河村は、1試合平均11.8アシストを記録。これはリーグ全体でトップに立つ数字。同メディアは「彼はジェレミー・パーゴが樹立したGリーグ歴代最高記録である1試合平均11.2アシストを更新するペースで進んでいる」と紹介した。
ただ、グリズリーズも河村の優れたコートビジョンやパスセンスはすでに承知。そのため、同メディアは「カワムラは自分が単なるパサーではないことを証明する必要がある」と指摘。その上で、「明らかにゲーム感覚が優れているが、NBAで成功するにはそれだけでは不十分だ。彼はもっと良いスコアラーになる必要がある」と主張し、得点力の向上を求めた。

■得点力向上が成功のカギ

先述の通り、河村はGリーグ1位となる1試合平均11.8アシストを記録し、高いパススキルを見せている。ただ、平均得点は10.8ながら、FG(フィールドゴール)成功率は27.7%、3P成功率も27.6%とやや低迷。遡れば、グリズリーズの一員として参加したプレシーズンマッチでもFG成功率21.1%、3P成功率25.0%で、改善すべき課題となっている。
NBAで活躍するためにも得点力アップが必須となっている河村だが、同メディアは楽観視。「得点力の低さはまだそれほど心配することもない。そもそも何が効果的で何が効果的でないかを探るためにGリーグに派遣されているのだから。現在さまざまなテクニックを試していることは明らかだ」とした。
また、当初は不安視されていた守備面にも“合格点”を付けた。「カワムラは守備でもNBAレベルで貢献できること、そして身長が問題にならないことを証明し続ける必要がある」とした上で、「彼はその点において、(グリズリーズでの)プレシーズン中にも素晴らしい仕事をし、粘り強いプレーを見せていた。それはGリーグでプレーしている今も続いている。彼は相手からボールを奪うために、素晴らしいハンドリング技術も持っている」と記した。
河村はパリ五輪での3P成功率が40.6%となっており、本来はシューターとしても優れているはず。ここから得点という結果を出していけるか。NBAでの成功は、そこにかかっている。

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