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タイムレスな装いの魅力を深掘り! イームズ夫妻のおしゃれな着こなし8選【イームズファッション】

  • 2024.12.13

シックなスタイルながらも永遠に色あせることのない、イームズ夫妻のファッション。彼らの着こなしには、シンプルでありながら個性が光るアイテムがたっぷりと詰まっている。チャールズ&レイ夫妻の装いに込められた、イームズファッションの魅力を深掘りしていこう。

ミニマムな装いに、ひとさじの個性をプラス

出典 FUDGE.jp

生み出されるカラフルなプロダクトから想像するとちょっと意外だが、チャールズの装いに奇抜さは微塵もない。たとえば、クラシカルなムードを放つチェックシャツに、ベストとざっくりと編まれたカーディガン……、こんな具合だ。ちょっと個性を出すとするならば、首元にスカーフを結ぶくらい。ミニマムなおしゃれが妙に心地いい。

重厚なメガネとセットアップで作る柔らかな品格

出典 FUDGE.jp

セットアップスタイルもチャールズの真骨頂。いわゆる、品の良いスーツもお似合いだが、どこか味わい深いコーデュロイやツイードを、ラフに着こなす姿がとにかくカッコいい。重厚な黒縁メガネの奥に潜む、愛嬌たっぷりの笑顔の先には、愛妻レイの姿があったのかな?なんて、果てしない空想も広がっていく。

ニュートラルな色彩が描く、穏やかで味わい深いスタイル

出典 FUDGE.jp

ベージュとカーキとブラウンを行ったり来たり。この曖昧な色合いが作り出すグラデーションルックも、彼の得意とするところ。無地のプレーンなシャツもお好みのようだったけれど、ときにはストライプやチェックといった柄物をさりげなく差し込むスタイルもちらほら。穏やかなトーンのアクセントにちょうどよかったのだろう。

ジャンパースカートとブラウス、清楚の中に忍ばせた遊び心

出典 FUDGE.jp

弾ける笑顔がトレードマークのレイ。彼女を語る上で欠かせないのが、清楚なジャンパースカートと大きなラウンドカラーのブラウス。襟の下にはそっとリボンを結んだり、手首からはジャラジャラとアクセサリーをのぞかせたりと、遊び心をひっそりと忍ばせているのは、イームズの作品群とも通ずるところかもしれない。

シックな装いの中に宿る、ピンクの柔らかな強さ

出典 FUDGE.jp

チャールズ同様、装いはシックな色合いがお好みのレイ。その中で唯一、彼女が差し色に加えていたのが、ピンク。首元に、手元に、ヘアスタイルに……と、さりげなくも印象的に見せるセンスに、洗練さが宿っている。

コンパクト×ボリューム、レイが生み出すバランスの美学

出典 FUDGE.jp

コンパクトなジャケットに量感たっぷりのス カートを組みあわせる。このメリハリの効いたバランスも、レイらしさの象徴だ。大好きなリボンや大ぶりのアクセサリーが作用して、エレガンスにワクワクする愛嬌が加わっている。

無駄を省いたシンプルな装いに奥行きと個性が溢れるスタイル

出典 FUDGE.jp

セーターにスラックスのハンサムな装いに、クラシカルなバルマカーンコートをさっと羽織る。潔く削ぎ落としたスタイルも、何故だか様になるから不思議だ。インダストリアルデザイナーとしてだけでなく、映画監督としての顔も持つチャールズ。内側から醸し出される多彩な魅力が、おしゃれの奥行きとなっている。

木製スツールのように素朴で美しいリラックスコーデ

出典 FUDGE.jp

レイがデザインした木製スツールに佇む。美しいフォルムと座り心地が気に入って、イームズハウスのあちこちで愛用していたそうだ。肩ひじ張らず過ごせる時間は、洗いざらしのストライプシャツにラフなカーディガン、馴染みのチノパンが似合う。緑豊かな中庭をすり抜けて、スタジオと自宅を行ったり来たりしていたのだろう、きっと。

 

onKuL vol.21(2024年10月売号)「イームズ夫妻のおしゃれを知る」より。

photograph : Yuya Shimahara[UM]
styling : Mio Kiyomiya
hair&make-up : Keita Iijima[mod’s hair]
model : Maya Michiki
edit : Arisa Matsui
cooperation : AWABEES
re-edit:Saki Katayama

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