83歳に見えない！カリスマ主婦が語る健康と美容の秘訣は「週3ピラティスに毎日のグリーンジュース、小じわへのプチ整形」ボトックスは否定。

ライフスタイル界のカリスマで世界的に有名な米実業家、マーサ・スチュワート。最近公開されたNetflixのドキュメンタリー『Martha』では、彼女が女性初の億万長者として成功を収める過程で、私生活に起きた数々の波乱が明かされてた。

現在83歳のマーサは、このドキュメンタリーでの自分の描かれ方に満足していないことをはっきりと伝えている。その内容を踏まえると、今のマーサがどんなふうに過ごしているのか気になるのも無理はない。最近彼女がシェアしている内容を見てみよう

健康的な習慣を取り入れ、アクティブに過ごしている

ドキュメンタリーでは、マーサがニューヨーク州北部の郊外にある自宅でガーデニングや造園作業を監督している様子が描かれているが、ジムでも積極的に体を動かしているという。

マーサは早朝に運動をするタイプで、週に3回は朝6時15分までに自宅を出てピラティスのクラスに通っている。「その時間、スタジオにいるのはインストラクターと私だけ」と、昨年アメリカ版ウィメンズヘルスに語った。「そんなに早起きする人は他にいない」

マーサは自宅のジムでの運動に加え、ヨガも頻繁にやっている。さらに、週に1回は乗馬をし、毎日グリーンジュースを飲んでいるそう（マーサいわく、これで肌の輝きや活力が増すのだとか）

整形手術は否定。注射による美容施術を活用

『スポーツ・イラストレイテッド』誌の水着特集号で表紙を飾った後、ネット上ではマーサが整形手術を受けたとの声が広がったが、それは事実ではないとマーサはきっぱり否定している。「私は一切、整形手術を受けていない」と2023年に『Variety』誌に話した。「私の髪は今もとても健康で良い状態。毎日グリーンジュースを飲み、ビタミンを摂り、健康的な食事をしている。素晴らしい皮膚科医にもかかっている。紫外線には特に気をつけている。毎日帽子をかぶり、日焼け止めを欠かさずに塗っている」

注射による美容施術には反対していない。「たまに、小じわを目立たなくするためのフィラーは使うことはあるけれど、ボトックスは嫌い」とマーサ。「ボトックスは私にとっては不自然。本当に、あまり多くはしていない」

ドキュメンタリーについては辛口

マーサは、自身のドキュメンタリーの仕上がりに満足していないことを率直に語っており、監督のR・J・カトラー氏に対して、もっとアーカイブ映像を使うべきだったと批判している。

「彼は完全にアクセスできたのに、ほとんど使わなかった」と彼女は『The New York Times』に語った。「それが本当にショックだった」

一方、マーサは自分が外で映っているシーンを「嫌い」だと言っている。「私が庭で猫背で歩いている孤独な老女みたいに見えるあの最後のシーン？ あれ、本当に削除するように彼に頼んだんだけど、彼は拒否したの。あの最後のシーンは本当に嫌い。大嫌い」とマーサ。「あのとき、アキレス腱を断裂して恐ろしい手術を受けたばかりだった。それで少し足を引きずって歩いていたんだけど、彼はその理由すら言及しなかった。私がそれを乗り越えて、週7日働き続けているってことも」

さらに、マーサは自分の雑誌があまり取り上げられなかったことについても不満を抱いており、カトラー監督が選んだカメラアングルも気に入っていない。孫についての会話が含まれなかったことに対しても腹を立てているという。

元夫アンディとはずっと話していない

ドキュメンタリーでは、マーサと元夫アンディの結婚生活やその崩壊が描かれているが、マーサは「20年以上彼とは話していない」と語っている。

アンディがドキュメンタリーを見たかどうか尋ねられると、マーサは『People』誌に対してこう答えた。「彼とはもう20年以上話していないの。残念ながら」

マーサと娘のアレクシスはとても仲が良い

マーサは20代前半で、元夫との間に娘アレクシスを授かった。若い母親としてアレクシスの世話をしていたが、溺愛してはいなかったとドキュメンタリーには記されている。

現在、アレクシスとマーサはとても親しい関係にあるとマーサは言う。

「私たちはとても仲が良く、お互いに意見をはっきり言うタイプ」と、アレクシスは2011年の『Today』のエピソードで語った。「だから、一緒に楽しい時間を過ごすこともあれば、何かについて熱く議論したり、口論することもある。だって、それが普通だから。私たちがすべてに同意していたら、どれほど退屈でしょうね？」

アレクシスには、ジュードという娘とトルーマンという息子がいる。マーサは撮影中に孫のことについてたくさん話していたけれど、その映像はまったく使われなかったという。

「触れられてもいない。私の孫たちは、本当に素晴らしいのよ」とマーサは『Times』誌に語った。「娘は子供たちがドキュメンタリーに登場することを反対していた。でも、私が孫たちのことを話すことはできたから、実際に話した。私は彼らを世界で最もユニークな場所に連れて行ったこともある。まだ12歳と13歳なのよ」

現在マーサはニューヨーク州カトナに住んでおり、他にも多くの不動産を所有している。

現在、マーサ・スチュワートはニューヨーク州カトナの「カンティト・コーナーズ」という場所に住んでおり、不動産に困っているわけではないよう。

『House & Garden』誌によると、彼女はメイン州シール・ハーバーにある「スカイランズ」という邸宅や、ニューヨーク市の5番街にあるアパートを所有しているとか。

マーサは自身の不動産から撮影した写真をよくインスタグラムでシェアしている。

後悔せずに生きている

マーサの長寿の秘訣は、きっと彼女の考え方にある。彼女は昨年、アメリカ退職者協会（AARP）に対し、「本当に大きな挫折は2回だけ。悲しい離婚と、詳細に記録された法的な問題ね。2つだけだなんて、かなり良い方」と話している。

「いくつか後悔はあるけれど、大したことじゃない」とマーサは付け加えた。「年齢を気にしたり、老いることやペースが落ちること、引退することを考えることもない。ただ、そういうことにこだわらないだけ」

※この記事はアメリカ版ウィメンズヘルスからの翻訳をもとに、日本版ウィメンズヘルスが編集して掲載しています。

Text: Korin Miller Translation : Yukie Kawabata