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母「子供の仕事は勉強よ」大学に入学すると燃え尽き、就職後に挫折 → 母の言葉に、失望した瞬間

  • 2024.12.7

幼い子供にとって、親は絶対的な存在です。そんな親から言われた言葉が、トラウマになっているという人は多くいるでしょう。今回は、大人になってから母親が毒親だと気付いた、筆者の知人Aさんのお話です。

画像: 母「子供の仕事は勉強よ」大学に入学すると燃え尽き、就職後に挫折 → 母の言葉に、失望した瞬間

勉強を強要された子供時代

Aさんはとても教育熱心な母親のもとに産まれました。

母親は高学歴ではあったものの、第一志望の大学には受からなかったという悔しい過去の持ち主。受験に失敗したことが相当コンプレックスだったようで、Aさんには同じ思いをさせまいと「子供の仕事は勉強だ」と常に言い聞かせていました。

母親を大切に思うAさんは素直に言うことを聞き、遊ぶ時間を惜しんで勉学に励みました。

大学入学後、燃え尽き症候群に

必死に勉強を頑張った結果、地元で一番の進学校に進学し、優秀な大学にも入学できたAさん。そんなAさんは母親にとって自慢の娘でした。

しかし、目標を達成したAさんには、その後やりたいことが何一つ思い浮かびませんでした。大学に入ることがゴールだと感じていたAさんは、燃え尽き症候群になってしまったのです。

母親の勧めで就職するも

Aさんが大学四年生になると、母親が「知り合いがいるから、この企業の入社試験を受けなさい」と言ってきました。全く興味はなかったものの、「母親が勧めるなら」と軽い気持ちで入社することにしたAさん。

ところが、勉強ばかりしてきたAさんは人との接し方が分からず、職場の環境になじめませんでした。そして、わずか半年で退職してしまったのです。

気付けば友人は一人もおらず、一人ぼっちになっていたAさん。この時、母親の言いなりになっていた今までの自分を悔やんだと言います。

毒親だと気付いた瞬間

そんなAさんを見損なった母親は、こんなことを言ってきたのだそう。

「やっぱり女の子は勉強だけできても仕方がない。手に職をつけるべきだったわね。無職の娘なんてとんでもない恥さらしよ」

Aさんのことを思ってのことだったのでしょうが、この言葉でAさんは母親が毒親だと気づき、母親の支配から目を覚ましたと言います。

Aさんは自分を変えるために、母親と縁を切り家を出る決断をしました。その後、アルバイトで出会った人と結婚し出産。現在は幸せな生活を送っています。

「私は母親のように勉強だけを強要するような教育は絶対にしない」

過去の経験から心に誓っているAさんなのでした。

【体験者:20代・女性アルバイト、回答時期:2024年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:花澤ひかる
主婦ライター。ママ友たちからの悩みを聞くうちに、この声を世に届けたいと、ブログなどで活動を開始し、現在はltnライターに転身。主婦目線を大事に、ママ世代へのフィールドワークと取材を行い、そのリアルな思いをコラムにすることをライフワークにする。

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