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チェ・ジウが結婚式の撮影中にウェディングドレスのままパン屋に行ったのはなぜなのか

  • 2024.12.7

20年前のことなのだが、その場面は鮮明に覚えている。それは2004年1月下旬のソウルだった。場所はロッテワールドホテルのロビー。ちょうどチェ・ジウは、爆発的にヒットしていた『天国の階段』の撮影に臨んでいた。

このドラマでは後半にチェ・ジウとクォン・サンウが結婚式のシーンを撮影することになっていた。このとき、チェ・ジウはウェディングドレスに身を包み、朝早くから大勢のスタッフに囲まれて撮影に没頭していた。

ところが、チェ・ジウとクォン・サンウがいるという情報が広がり、ホテルのロビーにはたくさんの人たちが集まってきて、撮影がなかなかはかどらなかった。

しばらくの休憩となったとき、チェ・ジウがどこへ行くのかと気になって見ていると、なんとロビーの横にあったベーカリーショップに入っていくではないか。

「あれ、チェ・ジウはどんな用事があってパン屋さんに行こうとしているのかな」

これはとても気になることだった。

チェ・ジウ
撮影スタッフからも非常に人気があるチェ・ジウ(写真提供=OSEN)
女優ならではの気配り

チェ・ジウの後についていって彼女の動向を見ていると、いろいろと楽しそうに選びながら大量のパンを買い求めていた。しかも、派手なウェディングドレスを着たままだった。

知らない人が見たら、かなり奇妙な光景であったことは間違いない。なぜチェ・ジウは撮影の合間にパンを買い求める必要があったのか。自分が食べるのなら少量でいいはずなのだが、持ちきれないほどの大量のパンをチェ・ジウは買っていた。

実は、それには理由があった……。なんと、彼女はたくさん買ったパンを大勢の撮影スタッフに配って回っていた。これもまさに、チェ・ジウ流の気配りの一つだった。

堂々たる主演女優であれば、控室で休んでいてもいいのだろうが、彼女の場合はそういうわけにもいかなかった。ちょっとした休憩時間を見つけて、自らパンの買い出しに出向いていたのだ。この気持ちがとても素晴らしい。

あれから20年。ウェディングドレスのまま、たくさんのパンを嬉しそうに持っているチェ・ジウの姿が忘れられない。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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