【この冬初めての暴風雪警報】北海道の週間天気予報　2024年12月6日更新

北海道のあす7日(土)の天気と、週間予報を、HBCウェザーセンターの児玉晃（こだま・あきら）気象予報士がお伝えします。
児玉気象予報士が描いた、独特なイラストとともに…。

今シーズン一番強い寒気が流れ込む影響で、荒れた天気になります。警報が出ています。
石狩市、奥尻町、留萌や羽幌、天塩町など留萌地方全域に、この冬初めての暴風雪警報です。あす7日（土）朝にかけて猛吹雪やふきだまりによる交通障害に警戒して下さい。

今日（6日）このあと午後7時は、西風が強く、日本海側を中心に雪が降ります。
渡島や日高など道南方面でもふぶくおそれがあります。今後は、風向きが変わらないので同じようなところで雪が降り続きます。

札幌は時折降る程度ですが、上川地方や空知地方など日中は紫色の表示で雪が強まります。風のピークは朝までですが、暗い時間に猛吹雪となるため、停電に備えて、ポータブルストーブの準備やスマホの充電をしておきましょう。同じようなところで雪が降り続くと、雪の量も多くなりそうです。

あす(7日)夕方までの24時間に降る雪の量は、上川北部の幌加内町周辺で最も多く、50センチです。すでに70センチくらいの積雪があるため、トータルで1メートルに達するおそれがあります。新篠津村や岩見沢、美唄、夕張方面、倶知安方面では30センチ前後、旭川でも20センチ前後です。

吹きだまりなどにタイヤがはまるおそれもあるため、車にはスコップやスノーヘルパーを積んでおきましょう。
札幌は5センチ前後です。

では、あす7日（土）の天気と気温です。
あすは二十四節気の「大雪」です。まさに暦通り、日本海側を中心に大雪や吹雪となるでしょう。そして今シーズン一番の寒さになりそうです。札幌の最低気温-5度、最高気温0度はともに、この冬一番の寒さです。

では、あす7日（土）の時間ごとの天気。
道央・道南からです。札幌は雪が降ったり晴れたりですが、小樽や倶知安はどんどん積雪が増えるでしょう。江差はふぶいて、函館や浦河でも昼頃はふぶく時間がありそうです。

道北・空知です。
羽幌や留萌は朝まで猛吹雪に警戒です。日中は名寄や旭川、深川、岩見沢方面を中心に雪が強まり、何度か雪かきが必要です。

道東・オホーツク海側です。道東は晴れる見込みです。オホーツク海側は午前を中心に雪が降るでしょう。雪の量は少ないですが、うっすら積もるため、日中でも路面凍結に注意して下さい

では、週間予報。日本海側とオホーツク海側からです。
8日（日）は、留萌地方や札幌など石狩湾周辺が雪の中心で10センチから20センチの雪が降るでしょう。月曜から火曜は一旦雪は弱まりそうです。

つづいて、太平洋側です。
東部を中心に晴れますが、空気が乾燥するため、火の取り扱いに注意して下さい。気温は平年並みか低いですが、月曜と火曜は少しだけ寒さが緩みます。

では、３日間の札幌です！ 7日（土）8日（日）9日（月）の天気をもんすけでお伝えします！
7日（土）8日（日）は、もんすけもダウンジャケットを着ています。

最高気温でも0度くらい。風もあって寒くなります。路面凍結にも注意して下さい。日曜は10センチくらいの雪が降り、軽く雪かきが必要になりそうです。

文・イラスト： HBCウェザーセンター気象予報士児玉晃
HBCテレビ「今日ドキッ！」の番組内でも独特（？）なイラストを使って天気をお伝えしています。
HBCウェザーセンターのインスタグラムも開設！予報士のゆる～い日常も見られますよ。

連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」
天気予報のほか、天気に合わせた服装の選び方のヒントなど、HBCウェザーセンターの気象予報士が暮らしに役立つ記事をお届けしています。

※6日午後5時時点の情報です。最新の気象情報は、HBCウェザーセンターのホームページなどでご確認ください。HBCは気象庁の認可を2001年に得て以来、民間気象会社の一つとして「HBCの独自予報」を発信しています。

編集：Sitakke編集部ナベ子