レイフ・ファインズ、キリアン・マーフィーのドラマ版「ハリー・ポッター」ヴォルデモート役に賛成

映画『ハリー・ポッター』シリーズでヴォルデモートを演じたレイフ・ファインズは、ドラマ版で同役にキリアン・マーフィーを起用することを支持するそうだ。トーク番組「Watch What Happens Live（原題）」で、キャスティングを噂される「キリアンは非常に優れた俳優だ」と称賛し、「素晴らしいアイデアだと思う。キリアンの起用に大賛成だ」とコメント。

2005年に公開されたシリーズ第4弾『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』でヴォルデモート役として初登場したレイフは、続く『不死鳥の騎士団』と『死の秘宝 PART1』、『死の秘宝 PART2』に出演。ドラマ化が発表される以前には、ヴォルデモート役の再演に意欲を見せていたそうだ。

クリストファー・ノーラン監督の『オッペンハイマー』（2023）でアカデミー賞主演男優賞に輝いたキリアン・マーフィーは、アイルランド出身。ギャングの男が政界に進出するまでに成り上がる姿を描いたドラマ「ピーキー・ブラインダーズ」でも高い評価を得ている。

これまでの報道によると、ドラマシリーズはJ・K・ローリングの原作1巻ごとに1シーズンを費やして全7シーズンを制作し、シーズン1を2026年に公開する予定。ワーナー・ブラザース・ディスカバリーは番組製作発表時、新世代のファンを代表する新キャストを起用し、原作本に忠実にドラマ化するとコメント。25年以上にわたってファンに愛されてきた素晴らしいディテール、人気キャラクターたちを余すところなく登場させるとしていた。

また、ホグワーツの校長ダンブルドア役の候補に『ブリッジ・オブ・スパイ』（2015）のマーク・ライランス、映画版でアラン・リックマンが演じたスネイプ役の候補として、「ラザロ・プロジェクト 時を戻せ、世界を救え！」などで知られるパーパ・エッシードゥが報じられている。

なお、HBOは9月に主人公3人のキャスティングを開始した際、募集要項で「包括的で多様性のある配役に取り組んでいます」と公表。「すべての役どころにおいて、特に記述のない限り、民族や性別、障害、人種、性的嗜好、性自認ほか、法で保護されているいかなるアイデンティティにかかわらず、適したパフォーマーは皆さんご応募ください」としていた。

Text: Tae Terai

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