母の溜息。「ダメな妹」の方が楽だから諦めた。姉と比べられて育った私［１－２］｜ママ広場マンガ

姉サナさんは中学校の人気者。美人で勉強も運動もできる上にみんなに慕われています。妹のユイナさんは、学校でいつも「サナさんの妹」と言われる存在で、お母さんには「姉妹なのにどうしてこうも違うのかしら」とため息をつかれていました。そんなお母さんに認めてほしくて、ユイナさんは勉強も運動も頑張っていました。それに、頑張れば自分だってできると信じていたのです。

姉と比べられて育った私［１－２］ダメな自分の方が楽。

勉強を頑張って、テストで９８点が取れた日。お母さんの「頑張ったね」のひと言が欲しくて家に帰ったらすぐに答案用紙を見せたけれど、やっぱりお母さんは私の点数を見て溜息をつきました。サナはいつも１００点だったから。

苦手な数学に悩んでいると、サナはいつも優しく教えてくれました。妹の私が困っているから、良かれと思って。でも。

どう頑張ったって、できないものはできなかった。サナみたいになるなんて、無理。

私はいつしか、サナに追いつくことをやめた。

もういいや。だってサナになんて追い付けないから。ダメな自分の方が楽だから。

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※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案：ママ広場編集部 脚本：のきわだ 編集：石野スズ
作画：コハダさんさん
LGBTQ当事者、1児の母。
里帰り育児漫画やLGBTQを絡めた創作漫画を描いてます。