スタバで注文しようとしたら…耳の不自由な店員さんにメモで『オーダー』をした直後→客の“意外な行動”に驚き

2024.12.27

耳の不自由な方が、接客業で笑顔を見せながら働く姿を見たことがありますか？言葉以外のコミュニケーションを活かして、お客様と心を通わせる姿はとても印象的ですね。

今回は、娘（@the_musume）さんが、2021年10月にX（旧Twitter）へ投稿して話題になった「耳が不自由な店員さんとの心温まるやり取り」について紹介します。

いったいどんなやり取りがあったのでしょうか？

その投稿が、こちら！

※下記の日付のリンクからX（旧Twitter）に移行します

娘（@the_musume）2021年10月16日

そういえば今日スタバで初めて耳が不自由な店員さんにオーダー取ってもらったのですが、電子メモパッドでやり取りすること以外、普段と全く同じように注文できました
手話は「ありがとう」だけかろうじて覚えていたのでやってみたら、すごく嬉しそうに「ありがとう」と返していただけて、
やっぱりどんな言語でも「ありがとう」を覚えるのはすごくいいことだよなぁと思いました
海外ではその国の言葉で「ありがとう」って言えるように調べてから行くし、実際に使うといつも喜んでもらえる
私も海外からの観光客の人に道を聞かれた時「ありがとう」って言われてめちゃくちゃ嬉しかった

電子メモパッドや手話を用いて、スムーズなやり取りができたようです！

さすがプロの店員さんですね！スムーズな接客ができるようになるまでには、店員さんのさまざまな工夫や努力があったのかもしれませんね。

そんな店員さんに「ありがとう」と手話で伝えた投稿者さん。店員さんからも「ありがとう」と手話で返してもらったとのこと。言葉以外でも、素敵なコミュニケーションがとれたようです。

また、投稿者さんは海外に行く際も「ありがとう」と言えるように下調べしているといいます。どんな言語でも「ありがとう」は、心を繋ぐ素敵な言葉ですね。

いつもと同じようなスムーズなやり取り

このときの様子について、投稿者さんに詳しくお伺いしました！

---素敵なコミュニケーションですね！電子メモパッドでやり取りされたとのことですが、どのように注文をされたのでしょうか？

「まず注文したいドリンクをメニュー表の上で指差しました。その後、店員さんに見えるようにしながら、改めて商品名とサイズ、ホットかアイスかなどのオーダーをメモパッドの上に箇条書きにしてお見せしていたと思います」

---何か気を付けるようにしたことはありますか？

「口の動きだけでも何を言っているかがわかる方もいると聞いたことを思い出し、メモを見せる時にはなるべく顔を上げるようにして、いつもと同じように声に出してオーダーしました」

---手話の「ありがとう」はなぜご存知だったのでしょうか？

「大学生の頃、授業の最初の自己紹介で『特技は手話です』と言って、手話で自己紹介した子がいたんです。締めの言葉で“ありがとう”の動きを見せてくれたので、その時にいいなぁと思って覚えました」

---「ありがとう」と店員さんが返してくれたあと、他にも何かやり取りはされましたか？

「後ろに列ができていたのであまりお話はしませんでしたが、私の“ありがとう”を見て少し驚かれたようでした。その後、ちょっとテンションが上がった感じになって、すぐに手話で同じく“ありがとう”と笑顔で返してくださいました」

---それはお互い嬉しくなりますね。

「それ以外は他の店員さんとのやり取りと同じですね。レシートをもらって受取口のご案内をいただき、お互い少し会釈をして『ありがとうございます！』の挨拶という感じでした。なので、本当にいつもとまったく変わらない接客をいただきました」

---いつもと同じような接客を受けられるのは有難いですね。

耳の不自由な方も、電子メモパッドを活用するなどの工夫によって通常の接客を行えるのは素晴らしいですね。誰もが自分らしく働ける場所が広がれば、もっと素敵な社会になっていくでしょう。

取材協力：娘（@the_musume）さん