みんながパニックになって慌てふためているような状況のときでも落ち着いている人は、とても頼もしく見えますし素敵ですよね。落ち着き具合というのは人それぞれで、普段から落ち着きがない人もいれば、いつでも落ち着いていられる人もいます。あなたは自分がどのくらい落ち着いているか知っていますか? あなたの“落ち着き度”を探ってみましょう。
図形が何に見えますか? 直感でお答えください。
1.マッチ棒
2.リトマス試験紙
3.温度計
4.指し棒
1.マッチ棒に見えた人は「落ち着き度20%」
図形がマッチ棒に見えた人は、「落ち着き度が20%」とかなり低めかもしれません。あなたは普段から落ち着きなく、あくせく動き回ってばかりいる人なのではないでしょうか。焦ってしまいやすく、みんながパニックになるような場面では、いの一番にパニックになってしまいそうです。
このタイプの人は、感情的になりやすく容量も小さめかもしれません。表情がコロコロ変わりますし、感情も素直に表に出しがちでしょう。あまり先を見越して動くタイプではないため、いつも行き当たりばったりのようです。そのうえ、突発的なことが起こると普段以上に落ち着きを失い、対処ができなくなってしまいがちかもしれません。
そういうときは、おそらく大騒ぎして、周りを巻き込んで助けてもらおうとするでしょう。落ち着きがない分、周りがあなたのことを心配して見守ってくれていますので、何かあったときには救いの手があるようです。あなたの良いところは、他人に頼ることに抵抗感がないところかもしれません。
2.リトマス試験紙に見えた人は「落ち着き度80%」
図形がリトマス試験紙に見えた人は、「落ち着き度が80%」とかなり高めかもしれません。あなたはみんながパニックになってしまうような場面でも、ひとり落ち着いて状況を把握し、的確に対処することができる人ではないでしょうか。あなたも心の中ではそれなりに慌てる部分はあるのかもしれませんが、それがほとんど表面に出ないのかもしれません。
このタイプの人は、冷静沈着でとても広い視野を持った人でしょう。何か起こったときには、まず落ち着いて周りの状況を確認し、どうすればよいか考えることに集中するのではないでしょうか。だからこそ、感情的になってあたふたしてしまうということが、あまりないのかもしれません。
普段も落ち着いた雰囲気が魅力的な人でしょう。あなたのそばにいると、安心感を感じる人も多いかもしれません。ただ、どんなときも落ち着き払っているので、中には「冷たい人だ!」と感情をぶつけてくる人もいるかもしれません。あなたは感情的にならないだけで、何も感じていないわけではないはずです。
3.温度計に見えた人は「落ち着き度40%」
図形が温度計に見えた人は、「落ち着き度が40%」とやや高めかもしれません。あなたはどちらかというと落ち着きがない方ではないでしょうか。少しでも何かあるとソワソワしてしまいやすく、落ち着かなくなることが多いのではないでしょうか。普段はそれほど落ち着きがない人ではないのですが、何かきっかけさえあれば、すぐに落ち着きを失いそうです。
このタイプの人は、気が小さく慎重な性格をしている人でしょう。失敗したくない気持ちも強いですし、はじめてのことは恐れる気持ちも強そうです。そのため、少しでも何か変化があると動揺してしまい、落ち着きを失うのではないでしょうか。普段なら順序立てて考えたりもできるのですが、落ち着きがなくなるとそれもできなくなるようです。
あなたの場合、こうすれば落ち着くというルーティーンのようなものを身につけておくとよいかもしれません。動揺してしまったときは、まずこの人に電話をかけるとか、深呼吸をするとか、お茶を飲むとか、何かそういうものを持っていると落ち着きやすいでしょう。落ち着くことができれば、突発的なことも乗り越えることができそうです。
4.指し棒に見えた人は「落ち着き度60%」
図形が指し棒に見えた人は、「落ち着き度が60%」とやや高めかもしれません。あなたは普段は落ち着いた雰囲気のある人でしょう。また、みんながパニックになるような状況でも、最初はパニックになっていても、すぐ落ち着いて対処することができるようになるのではないでしょうか。落ち着きを取り戻すのが早い人かもしれません。
このタイプの人は、しっかり者で頭の回転が速い人でしょう。おそらく周りから頼られることも多く、リーダー的な存在を任された経験も結構あるのではないでしょうか。そのため、自分が落ち着いていなければならないという使命感が強く、普段から動揺してもすぐに落ち着きを取り戻すという訓練のようなものが自然とできているようです。
本当は怖がりですし、感情的にもなりやすい人なのですが、そういう経験によって落ち着きが増していっているのではないでしょうか。おそらくこれからも歳を重ねるごとに落ち着き度が上がっていくでしょう。ちょっとやそっとじゃ動じない、どっしりとした器を持った人になることができる可能性のある人ではないでしょうか。
ライター:aiirococco
公認心理師、臨床心理士として総合病院にて働いております。知っているようで知らない自分のこと。自分の心理をのぞいてみませんか?自分を知るワクワクドキドキ感をお伝えします。