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「今回のM-1は高学歴でつまらない」史上初の2連覇も、お笑いの”高学歴化”に批判の声「ほんまその通り」「センスがねえと」

  • 2024.12.27
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出典:photoAC(画像はイメージです)

2024年の「M-1グランプリ」(通称:M-1)を制した令和ロマン

史上初の連覇を果たした彼らを称賛する声が続々と寄せられる中、「『高学歴芸人』『大学お笑い出身者』が台頭してきていてつまらない」「高学歴芸人にはできないおバカ漫才はよかった」といった声が上がり、それらに対する反論が話題になっています。

はたして、本当に「M-1は高学歴漫才になってきてつまらない」のでしょうか?SNSの意見を参考に、この問題について深掘りしてみましょう。

M-1と大学お笑い

M-1グランプリ」とは、吉本興業と朝日放送テレビが主催する漫才コンクール。出場資格は「結成15年以内」の漫才師(2人以上)で、プロ・アマチュアの制限はありません。

日本の年末の風物詩的存在となっているM-1の出場者を見てみると、近年は「大学お笑い」の出身者が増えている様子。たとえば、今回連覇をはたした令和ロマンをはじめ、ミルクボーイや真空ジェシカ、ママタルトなど。大学時代にお笑いサークルや同好会に所属していたり、大会などで結果を残していた方々が増えてきているようです。

M-1は高学歴漫才になってきてつまらない?

M-1に大学お笑い出身者が増える中、SNSではそれに対し、「高学歴芸人が多く参入してきて、高学歴ならではの分析をしたお笑いをし始めて、見るのが疲れてきた」といった趣旨の批判の声が出て、議論を呼んでいます。

こちらに対し「完全同意」「なんとなく分かる」「ほんまその通り!!」などのコメントも寄せられているものの、反対意見も数多く見られます

一方で、惜しくも2024年のM-1で準優勝をはたしたバッテリィズに対し、SNSでは下記のようなコメントが寄せられています。

バッテリィズ、最近流行りの大学お笑いにはできない漫才で最高だった。日本を支えるのは頭のいい人だけど、日本を元気にするのはやっぱりバカなのかも。

ボケ担当のエースさんの「おバカキャラ」を活かしたインパクトあふれる彼らの漫才に惹かれている方は多いようです。たしかに、ほかの漫才師たちとは異なる魅力を有しているのかもしれません。

しかしながら、バッテリィズの漫才を見て真逆の印象を抱いた人もいらっしゃるようです。

どう考えてもバッテリィズの漫才が一番インテリ芸だったのに、(大仙古墳が大阪にあって世界遺産に登録されたことを知らないと分からないオチって、令和ロマンや真空ジェシカの比にならない学力が要求されてるだろ)高学歴お笑いに対抗するバカ漫才と扱われてるの見てM-1についての文章みるのやめた。

たしかに、元ネタを知らなければ理解できないユーモアは、一定以上の学力を要求していると考えることもできそうです。エースさんのおバカキャラは印象的ですが、だからと言って漫才そのものがおバカな内容になっているわけではないでしょう。

また、こんな意見も。

アホの下剋上なんかないよ、バッテリィズにしろ他の漫才師にしろちゃんとした構成がないと面白くならないから。総じて売れてる漫才師はみんな頭いいから。高学歴でもセンスがねえとM1、2連覇とかできないよ。

たしかに、頭がよいだけで面白い漫才ができるわけではありませんよね。

ほかにも、こういった声がありました。

「今回のM-1は高学歴で疲れた」って感想、あまりにも事前に学生芸人出身であることを頭に叩き込みすぎている
高学歴だとかそうでないとか全然気にしたことねえや!面白いもんは面白い

たしかに、その漫才師が高学歴か否かは漫才の面白さと関係ありませんよね。そのことを気にしてしまうのは、事前情報を頭に入れすぎているという可能性もありますね。

高学歴か否かは気にせずに、漫才師の方々が見せてくれる渾身のパフォーマンスを楽しむのがよいのかもしれません。

みなさんはM-1についてどう思いましたか?

大学お笑い出身者が増えているのは事実ですが、だからと言ってそれが悪影響を及ぼしていると捉えるのは、やや早計なようにも思われます。そもそも、漫才師の方々が高学歴か否かを気にすること自体ナンセンスなのかもしれません。

みなさんは、この問題についてどう思いましたか?