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がんが全身転移した母をホスピスへ、2週間後に…不器用な父が見せた初めての姿 富田望生が号泣「愛ってすごい」

  • 2024.12.6
【写真・画像】 1枚目
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テレビ朝日「バラバラマンスリー」の水曜枠『3分間で泣ける話』が4日深夜に放送され、不器用な父親の愛のエピソードが紹介された。

【映像】内田真礼の朗読、号泣する富田望生

実話に基づく3分間の感動エピソードを豪華声優陣が朗読する同番組。MCは藤井隆、語り手は浪川大輔、内田真礼が務め、“涙もろいゲスト”として注目の若手女優・富田望生が登場した。

■『不器用な父の話』(語り手:内田真礼、浪川大輔)

父は頑固で気難しい性格の人です。若い頃から家事・育児、一切を母に任せきり。その上、事故で右手が不自由になり、ますます母を頼りました。それでも性格は変わらず、父から母への感謝の言葉など聞いたことはありません。

ある時、母が乳がんを患いました。手術を終え、退院して家に戻った日から、父は何も言わずに不自由な手で母の布団を敷き、洗濯を始めました。

2年後、母のがんが再発しました。全身への転移。

「もう治療できることはないと思ってください」

【写真・画像】 2枚目
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医師に告げられた言葉を、父は信じようとしませんでした。せめて最後は苦しまずにと家族は願い、ホスピスへの緊急入院を決めました。

両脇を抱えられ、車に乗り込もうとする母に、父が突然声をかけました。

「行くな!俺が面倒見るからずっと家にいろ」

父はそのまま家の奥へと入っていきました。

ベッドで母は繰り返し私に聞きました。「父さん、俺が面倒見るって言ってたよね」と嬉しそうに。

2週間後、家族に見守られて母は息を引き取りました。斎場でのお別れの時、父は人前で声をあげて泣きました。そんな父を生まれて初めて見ました。

■富田望生「愛ってすごい」

【写真・画像】 3枚目
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このエピソードに、朗読中から涙が止まらなかった富田は、「愛ってすごいですね。お父さんが『面倒見る』って言ってくれたことが嬉しかったんだろうなと思って」とコメント。

また、「私、ずっと曾祖母と一緒に暮らしていて。94歳の時に亡くなって、デビュー作を見せることができずにお別れだったんですけど。一番応援してくれてた方だったから」と、自身の人生と重ね合わせてまた涙ぐんでいた。

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