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冬のお悩み「あかぎれ」ケアには、治癒促進タイプの絆創膏がおすすめ!

  • 2024.12.6
「あかぎれ」におすすめの絆創膏は? keyphoto / PIXTA(ピクスタ)
「あかぎれ」におすすめの絆創膏は? keyphoto / PIXTA(ピクスタ)

インフルエンザなどの感染症が流行する中、手洗いやアルコール消毒が欠かせませんね。しかし、頻繫な手洗いによる乾燥で、あかぎれやひび割れに悩まされる方も多いのではないでしょうか?

あかぎれ・ひび割れに悩む人を対象にニチバン株式会社が実施した意識調査によると、痛みや悪化を気にして手を洗いたくないと感じる人が64%にも上ることがわかりました。およそ3人に2人が、水に触れることによって感じる痛みなどで「洗い控え」の傾向があるようです。

また、対処法として「ハンドクリームを塗る」「絆創膏を貼る」「水仕事ではゴム手袋をする」などが多く挙げられています。

あかぎれ・ひび割れに悩む人の64%が「痛くて手を洗いたくない」
あかぎれ・ひび割れに悩む人の64%が「痛くて手を洗いたくない」

【冬の乾燥対策に関する意識調査 概要】

調査期間:2023年 11月29日~11月30日

調査方法:インターネット

調査会社:ネオマーケティング

調査対象者:20歳~69歳の男女300名

そこで、あかぎれ・ひび割れの効果的な予防とケアについて、よしき銀座クリニック院長の吉木伸子先生にお話を伺いました。

よしき銀座クリニック院長の吉木伸子先生
よしき銀座クリニック院長の吉木伸子先生

教えてくれたのは…

▶よしき銀座クリニック院長 吉木伸子先生

横浜市立大学医学部卒業、慶応義塾大学病院皮膚科学教室に入局。浦和市立病院(現さいたま市立病院)皮膚科勤務、日本漢方研究財団附属渋谷診療所での研修等を経て、現在はよしき銀座クリニック 院長。レーザー、ケミカルピーリングなどの美容皮膚科学と漢方を取り入れた皮膚科療法を行っている。

あかぎれは手指の肌荒れの一種で、特に寒い時期に多く見られる症状で、手指の皮膚が深くひび割れ、ピリピリとした痛みを伴うことがあります。あかぎれの主な原因は乾燥です。肌の表面は「皮脂膜」で覆われており、角層内には「セラミド」という成分があります。これらが肌の潤いを守っていますが、手洗い、家事での洗剤使用、冷えによる血行不良、頻繁なアルコール消毒などにより、洗い流されたり失われたりすると肌の潤いが失われ、手指の肌荒れが起こりやすくなります。(吉木先生)

■あかぎれには治癒促進タイプの絆創膏が効果的!

予防するには、家事でお湯を使う際は「ぬるま湯」を使用したり、手が濡れたらすぐに拭いたり、肌が弱い人は除菌ソープの使用を控える、保湿剤(ハンドクリームやワセリンなど)を使用するなど、日常生活での適切なケアと保湿が重要です。

また、あかぎれになった場合は、ハイドロコロイド使用の治癒促進タイプの絆創膏を使うのが効果的です。治癒促進タイプの絆創膏は、あかぎれを治すのに適した潤った環境をつくり、皮膚がきれいに再生するのを促し、あかぎれの痛みも和らげます。水仕事が多いひとは、防水タイプが良いでしょう。(吉木先生)

■キズの部分だけをハイドロコロイドで覆うのが理想

絆創膏は、あかぎれやひびのところだけパッドで保護し、周りの健康な肌は伸縮性、通気性のよいテープで覆うのが理想です。ハイドロコロイドはキズの部分だけに当てましょう。ただし、一向に症状が改善しない場合や悪化した場合は、医療機関の受診をお勧めします。(吉木先生)

■あかぎれケアには「ケアリーヴ治す力」。指先用、防水タイプも

治癒促進タイプの絆創膏のひとつに、ニチバンの「ケアリーヴ治す力」があります。モイストヒーリング(湿潤療法)で痛みを軽減し、キズやつらいあかぎれを早くきれいに治す絆創膏シリーズです。ハイドロコロイドという特殊素材の「モイストパッド」でキズぐちをピタッと密閉し、キズぐちから出る体液を吸収、保持します。高密度ウレタン不織布を使用したやわらかいテープ素材は、タテヨコによく伸びるので、指を動かしたり、曲げたりしてもしっかりフィット。通気性が良く、白くふやけにくいのが特徴です。

また、このシリーズは、あかぎれができやすい指、手の甲などにぴったりのサイズを各種揃えていることに加え、T型の形状で指先を包み込むように巻き付けて貼れる「指先用」や、水仕事や手洗いが多い人にぴったりな「ケアリーヴ治す力 防水タイプ」などラインナップも豊富です。

ニチバン「ケアリーヴ治す力」
ニチバン「ケアリーヴ治す力」

ハンドクリームと併用する際は、絆創膏を貼った後に手全体にクリームを塗ることで剥がれにくくなるとのこと。絆創膏の貼り替えは、治癒タイプの場合、使い始めやキズぐちから出る体液が多い時期は毎日、その後は2~3日に1回の頻度で行い、感染症状がないことを確認してください。日々の予防と適切なケアを行うことで、冬の乾燥から手肌を守りましょう!

文=秋武宏美

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