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テギョン(2PM)が野獣の気迫を見せる 日本作品への出演でも話題の韓国人気“演技ドル”が躍動する復讐クライムサスペンス<ブラインド>

  • 2024.12.6
テギョン(2PM)主演の韓国ドラマ「ブラインド」場面写真 (C) STUDIO DRAGON CORPORATION
テギョン(2PM)主演の韓国ドラマ「ブラインド」場面写真 (C) STUDIO DRAGON CORPORATION

【動画】謎が深まるヒューマンミステリー「ブラインド」の予告映像

人気アイドル、2PMのメンバー・テギョンとして活躍する一方、俳優としても存在感を見せるオク・テギョンが不可解な謎に包まれた連続殺人事件に迫るサスペンス「ブラインド」(2022年)がCS放送「衛星劇場」にて12月13日(金)夜11:00から放送される。タッグを組むのは、注目俳優のハ・ソクジンと、女性アイドルグループ・Apinkのメンバーで俳優のチョン・ウンジ。人気作を量産するスタジオドラゴンが満を持して送るスリリングなクライムサスペンスの見どころを紹介する。

ソンジュンが誤認逮捕…真犯人は別にいる!

真夜中、廃墟のような場所を死に物狂いで逃げ惑う少年たち。彼らがどういう境遇で、なぜ追われているのかはこの時点で一切明かされない。だが、追ってくる男“サイコ”に捕まれば、どうやら無事ではいられないらしい。“サイコ”が連れた猟犬が辺りを嗅ぎまわり、草むらの影で息をひそめる少年たちに刻一刻と迫っていく――。

そんなミステリアスで緊迫感あふれるプロローグから始まる本作。そこから時代が20年飛び、強力班刑事ソンジュン(オク・テギョン)を中心とする物語がスタートする。

テギョン(2PM)主演の韓国ドラマ「ブラインド」場面写真 (C) STUDIO DRAGON CORPORATION
テギョン(2PM)主演の韓国ドラマ「ブラインド」場面写真 (C) STUDIO DRAGON CORPORATION

ムヨン市の土手で、口角がジョーカーのように切り裂かれた女性の遺体が発見された。事件を担当したソンジュンは、捜査の過程で社会福祉士のウンギ(チョン・ウンジ)と知り合う。その後、ソンジュンはさきの“ジョーカー殺人事件”の容疑者を検挙するが、容疑者はかたくなに否認し、国民が裁判に参加する陪審員制度を要請する。

その陪審員9人のうちの一人にウンギが選ばれ、担当判事に任命されたのはソンジュンの兄ソンフン(ハ・ソクジン)だった。ウンギたち陪審員の判断が決め手となり容疑者は有罪を言い渡されるが、翌日、陪審員のひとりが同じく口角を切り裂かれた遺体となって発見された。真犯人は別にいる…。ソンジュンは、自身も窮地に陥りながら、ソンフンとウンギの強力を得て真犯人捜査に乗り出す。

作品を貫く複数の謎 陪審員たちの“共通点”も

本作の魅力は、序盤から多くの謎が提示され、見始めたら止まらない没入感。“遺体の口角を切り裂く”という常軌を逸した連続殺人事件の真犯人はもちろん、ひとり、またひとりと命を狙われる9人の陪審員の“共通点”、そして、ソンジュンを陥れようとする何者かの策略。そのすべてが20年前のおぞましい秘密へとつながっていく。

殺人事件の謎を追うミステリーであり、命を狙われるウンジや窮地に追い込まれるソンジュンを描くサスペンスでもあり、20年前の忌まわしい秘密を描くスリラーでもある本作。緊迫感あふれるドラマを作り上げているのは、主人公・ソンジュン役のテギョンを中心とした、俳優陣の熱演だ。

テギョン(2PM)主演の韓国ドラマ「ブラインド」場面写真 (C) STUDIO DRAGON CORPORATION
テギョン(2PM)主演の韓国ドラマ「ブラインド」場面写真 (C) STUDIO DRAGON CORPORATION
テギョン(2PM)主演の韓国ドラマ「ブラインド」場面写真 (C) STUDIO DRAGON CORPORATION
テギョン(2PM)主演の韓国ドラマ「ブラインド」場面写真 (C) STUDIO DRAGON CORPORATION

「グランメゾン」「ソウルメイト」日本作品にも出演

テギョンは、昨年15周年で完全体でのコンサートも行った韓国の男性アイドルグループ・2PMの人気メンバー。2010年のドラマデビュー以降、俳優としてのキャリアも長く、大ヒットドラマ「ヴィンチェンツォ」(2021年)では裏の顔を持つ法律事務所のインターン・ジュヌ役で存在感を示した。

中でも特筆すべきは日本の作品への出演機会の多さ。「僕とスターの99日」(2011年)でキム・テヒ扮する韓国の大スターに近づく謎の男・テソンを演じて日本ドラマデビューし、今年は12月30日(金)公開の木村拓哉主演映画「グランメゾン・パリ」にパティシエ役で出演しているほか、日本制作のNetflixシリーズ「ソウルメイト」(公開日未定)では磯村勇斗とW主演。ボクサー役を演じるため減量とボクシングトレーニングを行い、筋肉質の体をさらに鍛えあげて撮影に臨んだという。

2025年春には2年ぶりの来日単独ファンミーティングを行うなど、日本人気も抜群。自給自足生活がテーマの「三食ごはん」シリーズに出演するなどバラエティーでも活躍し、2PMのメンバーと焼肉を楽しむ姿をSNSで明かすなど気さくな素顔も人気の秘密だ。

そんなテギョンが「ブラインド」で演じるのは、けんかっ早く正義感も人一倍の若手刑事。少々思い込みが激しいところもあるが、絶体絶命のピンチでも壮絶なまでのバイタリティで目の前の敵に食らいつく姿はまさに“野獣”の気迫。両手を縛りあげられ、苦痛に顔をゆがめる場面も…。テギョンの強烈な目力が、謎多きストーリーをぐいぐい引っ張っていく。

テギョン(2PM)主演の韓国ドラマ「ブラインド」場面写真 (C) STUDIO DRAGON CORPORATION
テギョン(2PM)主演の韓国ドラマ「ブラインド」場面写真 (C) STUDIO DRAGON CORPORATION

「愛の不時着」ジョンヒョク兄役は・ソクジン、今作でまったく違う“兄”に

ソンジュンにとって重要な存在になる2人が、陪審員として事件にかかわることになったウンギ、そしてソンジュンの兄で判事のソンフンだ。

ウンギ役のチョン・ウンジは社会現象級の人気を誇ったドラマ「応答せよ1997」(2012年)で主人公を演じ、ドラマデビュー。確かな演技力は早くから注目を集め、歌唱力を活かしてミュージカルでも活躍してきた。最近は「酒飲みな都会の女たち」(2021年)でリアルなアラサー女子の悲哀をコメディ色たっぷりに演じたのも記憶に新しい。本作では、頭に血が上りやすいソンジュンを軽くいなしながらもサポートするキャラクターで抜群のケミを見せている。

テギョン(2PM)主演の韓国ドラマ「ブラインド」場面写真 (C) STUDIO DRAGON CORPORATION
テギョン(2PM)主演の韓国ドラマ「ブラインド」場面写真 (C) STUDIO DRAGON CORPORATION

ソンジュンの兄・ソンフンを演じるハ・ソクジンは、2005年にドラマデビュー。「サメ ~愛の黙示録~」(2013年)でソン・イェジンの夫役、主演ドラマ「伝説の魔女~愛を届けるベーカリー」(2014年)では優しいベーカリーシェフを演じ、一躍スターに。「愛の不時着」(2019-2020年)では主人公ジョンヒョクの心優しい兄を演じ注目された。今作で演じるのは、完璧主義で優秀な兄。落ちこぼれぎみの人生を歩いてきた弟を持て余しながらも気にかける実兄…と思いきや、ストーリーが進む中で、予想もしなかった別の顔を見せることになる。

制作したのは、「愛の不時着」や「還魂」(2022年)など大ヒット作を量産するスタジオドラゴン。没入感あるスピーディなストーリー展開の中に、目をそむけたくなるほどのスリラー演出と、20年の月日をまたいで描く「ブラインド=自分自身が意図しないところで、自分も誰かにとっての加害者になってはいないか」という強烈なメッセージ性を織り込んだ質の高いエンターテインメント作品に仕上がっている。テギョンをはじめキャスト陣の熱演と俳優同士のケミ、作品に散りばめられた謎で一気見必至のサスペンスだ。

◆文=酒寄美智子

テギョン(2PM)主演の韓国ドラマ「ブラインド」 (C) STUDIO DRAGON CORPORATION
テギョン(2PM)主演の韓国ドラマ「ブラインド」 (C) STUDIO DRAGON CORPORATION
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