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誘拐されていた元代表選手、壮絶な銃撃戦の末に奇跡の救出…「虐待されたが、まだ生きている」

  • 2024.12.6
誘拐されていた元代表選手、壮絶な銃撃戦の末に奇跡の救出…「虐待されたが、まだ生きている」
誘拐されていた元代表選手、壮絶な銃撃戦の末に奇跡の救出…「虐待されたが、まだ生きている」

Text by 石井彰(編集部)

日曜日にコロンビアとの国境付近で誘拐されていた元エクアドル代表選手のペドロ・ペルラサが、水曜日に特殊部隊の作戦によって救出されたとのこと。

『The SUN』や『Antena3』の報道によれば、エクアドル警察の特殊部隊は銃撃戦の末に誘拐犯を負傷させ、現場から逃走させることに成功したそう。

救出されたペドロ・ペルラサとその友人のフアン・カルロス・モラレス氏は虐待を受けていた形跡があるとのことだが、特に大きな負傷はないという。ただ、救出作戦に参加した捜査員が銃弾を受けて怪我をしたとも。

ペドロ・ペルラサは現在33歳のサッカー選手で、これまでLDUキトやインデペンディエンテ・デル・バジェなど名門クラブでプレーした経験があるディフェンダー。

2020年にはエクアドル代表にも招集されて3試合に出場したことがあるほか、2024年はデルフィンという1部リーグのチームでプレーしていた。

救出されたペドロ・ペルラサはメディアのインタビューに対して「再び生きて、前に進んでいくということだ」とコメントしたとのこと。

エクアドルは2023年の統計で「南米各国において最も殺人率の高い地域」であり、10万人あたり47.2人に達しているという。これは2016年の8倍にあたる数字だとのこと。

なお、世界でも殺人率が少ない国の一つである日本の数字は10万人あたり0.2人ほどだそう。

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