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【人気俳優の三大キャラを探せ!】チ・ジニは国王からダメ亭主までこなす達人俳優

  • 2024.12.6

チ・ジニの場合は、信頼できる好人物を演じるときが一番彼の俳優魂が輝いている。実際、本当に多彩な演技で人物像のイメージを広げられる俳優なのである。出演作もたくさんあるが、その中の三大キャラを挙げるなら、以下のドラマを取り上げたい。

●『宮廷女官チャングムの誓い』のミン・ジョンホ役

制作/2003-2004年、MBC

共演者/イ・ヨンエ(チャングム役)

〔このキャラがいい!〕この傑作時代劇ではイ・ヨンエの存在感が別格だったが、彼女が演じたチャングムを常に支えていたミン・ジョンホの好感度も抜群だった。不正を嫌って真実を追い求める彼の姿勢は、人間が本来持っている良心を大いにクルーズアップしていた。

しかも、チャングムが陰謀に巻き込まれて済州島(チェジュド)に流罪となった時も、ミン・ジョンホは自ら済州島にやってきてチャングムを守り続けた。献身的にヒロインを支えたという意味で、ミン・ジョンホは最高級のナイスガイだった。

チ・ジニ
時代劇から現代劇まで幅広く演じているチ・ジニ(写真提供=SPORTS KOREA、OSEN)

●『トンイ』の粛宗(スクチョン)役

制作/2010年、MBC

共演者/ハン・ヒョジュ(トンイ役)

〔このキャラがいい!〕このドラマの粛宗は非常に理性的な国王であり、まさに名君にふさわしい人格を備えていた。史実で粛宗は女性遍歴が派手でわがままに振る舞う部分が多かったが、『トンイ』でチ・ジニが演じると、これほどまでに誠実な人柄に変わることができたのである。

それほどに、チ・ジニの性格の良さがドラマのキャラを大きく動かした、と言える。共演したハン・ヒョジュもチ・ジニへの感謝を何度も口にしていた。実際、彼の存在はドラマの制作に良い影響を及ぼしていたのである。

●『家いっぱいの愛』のピョン・ムジン役

制作/2024年、JTBC

共演者/キム・ジス(クム・エヨン役)

〔このキャラがいい!〕ピョン・ムジンという男はプロ野球の大スターだったのだが、現役を引退した後は失敗ばかり続けるダメ男だった。その挙句に死んだと思われていたのだが、家族のもとに戻ってきたときは大金持ちになっていた。その間に何があったのか。

そこが『家いっぱいの愛』の究極的な面白さの部分だ。典型的なダメ男だったピョン・ムジンも、単純な愚か者ではなかった。家族のために精一杯に尽くす姿が後半に描かれており、チ・ジニの演技力がピョン・ムジンを生まれ変わらせたのは間違いない。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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