【東京・清澄白河】8時半オープン！リバーサイドのベーカリーで焼きたてパンを食す「Farm to me」

おはようございます。10,000個以上のパンを食べ歩いたパンマニアの片山智香子です。

この連載では、朝から元気になれる美味しいパン屋さんやカフェを紹介します！

今回紹介する「Farm to me」は、都営地下鉄大江戸線、もしくは東京メトロ半蔵門線の清澄白河駅から隅田川方面に7分くらい歩いたところにあります。

実はこちらのお店は、製糖メーカーの大東製糖が手掛けるベーカリー＆レストラン。そんなこともあり、使用している糖は含蜜糖（さとうきびの蜜分を含んだ茶色い砂糖）を活かしているのが特徴です。

建物は、日本を代表する建築家・新居千秋氏によるデザインで、バイオフィリア（自然や生物同士の結びつきを求める生命愛）がテーマなんですって。3階のレストランや屋上庭園からは隅田川の眺望を見ることができますが、今回は1階のベーカリーでパンをテイクアウトしてきました。

入店して左、ガラス扉の中にパンが並び、右にはジャムやオリーブオイル、餡子などが並んでいます。

一番人気の大麦高加水パンは、油脂不使用で、焙煎して香ばしさを増した国産大麦粉を配合することで吸水率123％まで加水し、もっちりふわっとした食感に焼き上げているパン。

色だけを見ると、ちょっと固かったりもするのかな？と思うのですが、断面をみると瑞々しいの分かりますよね。

柔らかくもっちりしていて、生地自体に甘味を感じます。食事のお供にも良いのですが、単体で食べると大麦の味わいも感じられました。

人気ナンバー2のクロワッサンは、フランス・イズニー社の発酵バターをたっぷり使用していて、砂糖をやや多めに配合した全体的に甘味を感じるクロワッサン。

手のひらに収まるくらい小ぶり。しっとりしている印象が強いのですが、端っこはガリガリっとしていて、なにより噛んだ時に口内にじゅわっと広がるバターのコクと旨味がたまりません。なんかね、舌の上でとろけるような感じなのですよ。

人気ナンバー3のカレードーナツ。イギリスのブレッドアヘッドさんのドーナツを参考に開発した、ふわふわのドーナツ生地に米沢牛と天元豚のひき肉を使用した自家製カレーが包まれています。

ドーナツというから、ちょっと甘いイメージを持ったのではないでしょうか？でもこちらのカレードーナツ…辛いです。結構、香辛料きいています。

生地自体はもっちりしていて、たっぷり入ったカレーフィリングの肉がひき肉ってこともあり、舌の上に旨味がすぐに広がり、生地の甘さとカレーフィリングの辛味がクセになる美味しさ。

晴れた日は屋上庭園で隅田川を見ながら焼きたてパンを頂く、というのも贅沢な朝時間の過ごし方なのではないでしょうか。

住所：東京都江東区常盤1-4-4 Farm to Me SUGAR FACTORY 1F 電話番号：080-6405-3320 営業時間：8:30～定休日：火曜日・水曜日公式サイト：https://farm-to-me.com/ Instagram：＠farm_to_me

日本初の、ベーカリー工場とコーヒー焙煎工場が一体となったカフェ。天然酵母のパンと、自家焙煎コーヒーを味わうことができる人気店です。

※記事の内容は取材時の情報です。営業時間、定休日、商品等の最新情報はお店のホームページやSNSなどでご確認ください。★本連載は隔週金曜日でお届けしています。