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「更年期川柳2024」入賞作品、結果発表!

  • 2024.12.12

たくさんのご応募をいただいた更年期川柳。今年で2回目になります。更年期の気持ちや状況を鮮やかに表現してくれた5句を発表します!


審査委員はこちらの方々!
【 審査委員長 】
タレント
大久保佳代子さん
『めちゃ×2イケてるっ!』など出演の他、バラエティ番組にとどまらず、コメンテーターや女優、エッセイストとしても活躍。

【 審査委員 】
医学博士・産婦人科専門医

高尾美穂先生
イーク表参道副院長。婦人科の診察を通じて女性の健康を支え、ライフステージに応じた治療法を提示している。

美容家・メノポーズカウンセラー
吉川千明さん
自然や植物の力に着目、さらにこれまで築き上げてきたキャリアで得た知識から発信される更年期の健康、美容についての情報に定評がある。

『大人のおしゃれ手帖』編集長
橘 真子
『大人のおしゃれ手帖』創刊とともに編集部へ。「50代のグッドエイジングを応援!」をキャッチコピーに誌面・webで情報発信中。

『大人のおしゃれ手帖』 編集部員

『大人のおしゃれ手帖』では50代女性を応援するために、更年期症状についての情報発信を行っています。そんななか、読者からは「更年期については女性同士でも話題にしにくい」「夫に理解されない」「一人で耐えている」などの声も届きます。ともすると閉鎖的になりがちな更年期の女性の状況を、少しでも好転させられないだろうかと発案したのが「更年期川柳」です。

今回は、昨年の応募作品数を大きく上回り、約2倍の2721作品が寄せられました。女性が抱える健康課題が広く知られるようになったことの表れだとすると、とても嬉しいジャンプアップです。この川柳が、夫婦や家族、友人同士の会話のきっかけになり、更年期の理解を深め、当事者が「一人で耐える」ことから解放されることを願っています。

私もまさに更年期真っただ中なお年頃。更年期の症状に戸惑い、苦しむ夜もありますが、愛犬のパコ美を抱いて気持ちを落ち着けるようにしています。今回の数多くの川柳を拝見し、そんな体験は自分だけじゃないと感じられ、救われる思いでした。

この更年期にも、必ず終わりは来ます。

皆で語らい、共有し、乗り切っていきましょう!

金賞はたかさんの「推し活費 家計簿上は 『婦人科費』」

大久保さん
「推しがいると多少なりともイライラがなくなりますよね。私は『愛の不時着』のヒョンビン以来、推しができていないので欲しいです。」

吉川さん
「推し活が更年期のメンタルを救っているのでしょうか。堂々と「婦人科費」と書き、ユーモアで吹き飛ばしてくださった一句。」


「推し活はまさに特効薬。おかあさんが元気かつニコニコしているのが一番。紛れもなく、家庭において大事な出費です。」

銀賞は笑顔さんの「つぶの汗 出ても痩せない 更年期」

大久保さん
「寒い日でも急に暑く感じ汗をかきますよね。なのに下っ腹や背中の肉はとれる気配なしです。あの汗は何なんでしょうか?」

高尾先生
「うんうん、確かにねー! と思わされた一句です。」

吉川さん
「フーフー言って、本人は辛いホットフラッシュ。それをギャグにし、更年期のイメージを明るくしてくださってありがとう!」

銅賞はうにどんさんの「更年期 恐竜いるかと 孫が聞き」

大久保さん
「面白いお孫さんですね。更年期の私はある意味、恐竜みたいなところがあるかもという気持ちがあるので、間違えではないかもです。」

吉川さん
「チャーミングな発想で思わず笑えます! 確かにそう聞きたくなるわよね。書いたおじさん、あなたも更年期。」


「ジュラ紀・白亜紀・更年期! クスッと笑えるユーモアがグッド。更年期に恐竜がいるかもしれないけど、仲良くしようね。」

編集長賞はPON5さんの「『あるよねー』 倦怠感より 連帯感」


「話すことで気持ちが発散できますし、情報交換もできる。「あるある!」と共感できれば、自分だけじゃないと励みにもなるはず。」

大久保さん
「同年代の女友達に助けられています。時に「私の方が~」と更年期症状のマウントの取り合いになることもありますが、それも楽しい。」

吉川さん
「女性たちが、集まって、おしゃべりしている様子が目に浮かびます。更年期をネタにお互いに共感しますよね。いい句です。」

特別賞はももたさんの「この年で 初体験に あふれてる」

大久保さん
「本当にそう。こんな感情や体調があるなんてびっくりだし、早朝に目が覚めてしまうので、始めた早朝散歩も新鮮で楽しいです。」

吉川さん
「そう、更年期って前代未聞のことが満載。「いろいろあり」をドキドキ・ワクワクの初体験のように表現した句、とても素敵です。」


「更年期症状は100種類ほどあるそう。未知の体験や不調に戸惑う日々を、チャーミングに表現されて気持ちが和みました。」

―佳作はこちらの8句―
●理解こそ 日本を支える 更年期
よしこ(63)女

●妻じゃなく ホルモンのせい ケセラセラ
木立慈雨(63)男

●ア・イ・シ・テ・ル サイン変わって カ・ジ・ヲ・シ・テ
減点パパ(65)男

●妻ピンチ ごろ寝夫が 立ち上がる
みらいむ(65)女

●召し上がれ 喜怒哀楽の フルコース
ハル(50)女

●迷走中 髪型服装 人生も
tom(53)女

●「やめます」と 言えたらいいな 母と妻
肉じゃが(57)女

●更年期 五文字じゃ足りない 諸症状
パルプー(47)女

去年の倍の応募数が集まり、どの作品にも、更年期の辛さ、大変さ、苦しささえも昇華できたらという気持ちが伝わってきて、胸がいっぱいになりました。昨年の入賞作品も、合わせてご覧になっていただき、周りの皆様との会話のきっかけになれれば幸いです。

たくさんの皆様からのご応募、本当にありがとうございました。心からお礼申し上げます。

イラスト/小迎裕美子

この記事を書いた人

大人のおしゃれ手帖編集部

大人のおしゃれ手帖編集部

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