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“史上最悪のパラドックス”を池田エライザ&阿達慶で映画化!『リライト』2025年初夏公開決定

  • 2024.12.5

『くれなずめ』(21)、『ちょっと思い出しただけ』(22)の松居大悟が監督し、脚本をヨーロッパ企画の上田誠が担当する『リライト』が2025年初夏に公開。特報映像が解禁となった。

【写真を見る】オール尾道ロケを行い、時をかける“タイムリープ”作品の中に、瑞々しい高校時代の青春と謎を散りばめた『リライト』

【写真を見る】オール尾道ロケを行い、時をかける“タイムリープ”作品の中に、瑞々しい高校時代の青春と謎を散りばめた『リライト』 [c]2025『リライト』製作委員会
【写真を見る】オール尾道ロケを行い、時をかける“タイムリープ”作品の中に、瑞々しい高校時代の青春と謎を散りばめた『リライト』 [c]2025『リライト』製作委員会

数々の青春映画で若い世代から圧倒的支持を集める松居監督と、『サマータイムマシン・ブルース』(05)など“時間もの”で高い評価を獲得している上田が初タッグを組んだ本作。“史上最悪のパラドックス”として話題となった法条遥による小説「リライト」を原作に、新感覚タイムリープ×青春ミステリ映画として誕生させた。『時をかける少女』(83)へのオマージュを込めて、オール尾道ロケを行い、時をかける“タイムリープ”作品のなかに、瑞々しい高校時代の青春と、謎を散りばめたミステリを混在させている。

“史上最悪のパラドックス”として話題となった法条遥による小説「リライト」
“史上最悪のパラドックス”として話題となった法条遥による小説「リライト」

主人公の美雪を演じるのは、多くの映画やドラマに出演し、最近では「地面師たち」や「海に眠るダイヤモンド」での好演も話題の池田エライザ。高校時代とその10年後を鮮やかに演じ分けた池田は、「美雪として過ごした日々は1年以上経ったいまも鮮烈に残っています」とコメント。そして300年後の未来からやって来た転校生、保彦を演じるのは、ジュニアとしても活動している阿達慶。舞台やコンサートで活躍するなか、映画は本作が初出演ながらも“未来人”という難しい役どころを丁寧に演じている。阿達は「少し違った空気感を纏うことに、いろいろと試行錯誤したことを覚えています」と撮影を振り返っている。

併せて公開された特報映像は、美雪が10年前からタイムリープして来る自分を待っているシーンからスタート。しかし、いくら待っても来なかった。高校時代に未来人の保彦に恋をした思い出、そして10年前の自分はなぜ来なかった?誰かが過去を書き直し(リライト)たのか?瑞々しく爽やかな夏の尾道を舞台に贈る『リライト』。続報に期待してほしい。

<キャストコメント>

美雪役の池田エライザ
美雪役の池田エライザ

●池田エライザ(美雪役)

「2023年の真夏。尾道の風は東京より幾分か涼しく肌馴染みが良く、映画の撮影なのか、別世界で別の私の人生を生きているのか…。わからなくなるほどの穏やかな時間を過ごしました(まさか不思議な未来人と一緒だとは思わなかったけれど…)。美雪として過ごした日々は1年以上経ったいまも鮮烈に残っています。眩いばかりの甘苦い青春も、脇目も振らず一つのことに打ち込んだ日々も、きっと劇場にお越しになるみなさまにとっての、夏の思い出になると思っています。来年の夏が私も楽しみです」

保彦役の阿達慶
保彦役の阿達慶

●阿達慶(保彦役)

「初めての映画が松居組で。僕はすごく恵まれているなと思います。原作の『リライト』を読ませていただいた時、次の1ページが気になりすぎて気がつくと一晩で読み終えていたのと同じで、撮影期間も明日のシーンはどうなるのだろうと考えていたら、1ヶ月間の撮影も一瞬に感じました。僕の演じる保彦は300年後からタイムリープして来た未来人。クラスメイトとは少し違った空気感を纏う事にいろいろと試行錯誤したことを覚えています。保彦として撮影した僕の高校生最後の夏を、2025年の夏にみなさんにお届けできる事がすごく幸せだなと感じます。見る度に様々な発見がある映画になっていると思いますので、公開まで一緒にドキドキしながら楽しみにしていただけたらうれしいです」

<スタッフコメント>

松居大悟監督
松居大悟監督

●松居大悟(監督)

「師匠と映画を作りました。ヨーロッパ企画の上田誠さんは僕の師匠でして、上田さんの作品に出会えていなかったら、いまこの創作の荒野に立っていないと思います。師匠に『松居くんとやるならこの作品だ』と仰っていただいて、同い年のバンダイナムコフィルムワークス岡田さんが手を挙げてくれて、何年もかけて台本を開発して。尾道で映画を撮りました。自分と同じく福岡出身の池田エライザさんと、オーディションを経て出会えた阿達慶さん。ほかにも素敵な役者、スタッフが参加してくれていますが、それはまたもう少し先の楽しみです。こうしてようやくお知らせができることを幸せに思います。映画『リライト』、2025年初夏という少し先の未来で待っててください。すぐに追いつきます」

脚本の上田誠
脚本の上田誠

●上田誠(脚本)

「ちょっと凄まじい青春タイムリープ小説がありまして。『リライト』というとんでもないのがあるんだよ松居くん、と興奮気味に伝えたら、松居くんも読んで同じように興奮したようで、これ映画にできたらすごくない?となり。原作の法条遥先生のご海容のもと、松居くんとただならぬ苦楽をともにし、そしたら本当に凄まじい映画ができました。監督なのに松居くんと書いているのは、15年来の旧知の仲だからです。だけど映画を作ったのはこれが初めてです。もう二度と作らなくていい、と思えたほどの、青春の煌めきと恐ろしさを閉じ込めた映画です」

●法条遥(原作)

「全編にわたって、わりとゆったりと進行しているのに、要所でおさえるべきところをしっかりとおさえていて、それでいてくどくないような仕上がりになったのに驚いています。展開上、過去編は爽やかに、それでいて含みを持たせなければならないのに、そうした難しい作りを、よどみなくストーリーに組み込んだ完成度が素晴らしいと思いました。監督およびスタッフのみな様、そして出演者の方々に感謝を申し上げます」

文/平尾嘉浩

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