松島 花さんが叶えたハワイ邸宅ウエディング【vol.1】

夫婦で一緒につくり上げた松島 花さん最愛の一日

2024年5月に一般男性と結婚式を挙げた松島 花さん。結婚から5年の歳月を経て、家族・親戚と親友家族1組ずつをハワイに招き、結婚式を行いました。会場選びに空間づくり、披露宴のコンテンツなどオリジナリティあふれる結婚式を実現した松島さん。その全容をご夫婦で話していただきました！

ハワイを選んだ理由と邸宅ウエディングの魅力

松島 花さん（以下、花）：リゾート・ウエディングをどうしてもしたかったというよりは、母がコロナ禍が明けたらまた家族でハワイに行きたいねと言っていたことや、親戚がゴルフをしたり、子どもが遊べたり、みんながリラックスできる場所としてハワイがベストでした。邸宅でのウエディングなら、一日一組で完全に私たちだけの空間にできますし。

旦那さま（以下、夫）：最初に会場を決めたのですが、候補は3つありました。邸宅と言っても広さから雰囲気までさまざま。海沿いなのか、山背景なのかでも全くイメージが異なります。その後、写真を並べてイメージボードを作って、プランナーさんと詰めていきました。

花：ガーデンパーティを行いたくて庭にテントを作ったのですが、雨を考えれば丈夫な布が安心、でも見栄え的にはレースという究極の選択を迫られたり。

夫：ロングテーブルにするか、丸テーブルにするか。ロングテーブルだとしても直接木を打ち付けるか、パイプにするかなど細かく決めないといけない。それこそお皿ひとつとっても決断が必要です。

花：ふたりともリゾートというより、クラシックでヨーロッパのような雰囲気に仕上げたいと思っていたので、テーブル装花もエキゾチックな花々ではなくグリーン系にしました。ラグジュアリーなシャンデリアは夫のこだわりです。

夫：夕方から21時過ぎまでの結婚式だったので、屋外なら明かりが要りますよね。豆電球だとちょっと…と思って（笑）。

家族を巻き込んでアットホームな祝宴に

夫：リゾートだとゲストの服選びが難しいとよく聞くので、引き出物代わりにアロハシャツとムームーを用意。一体感が生まれていい感じにまとまったと思います。各家族で色を変え、お揃いの服での写真撮影も喜んでもらえました。

花：披露宴でも何かしらコンテンツが必要だと思い、お付き合いを始めてから10年、ふたりのこれまでを振り返る動画を作ることにしました。写真を選んだのですが1万枚ぐらいになってしまって！

夫：なんとか500枚にまで絞ってもらいましたが（笑）、それでも40分の大作に。最初はふたり、そこにお互いの友人が加わり、家族の姿も増えていって、どんどん本当の家族になっていく。写真を並べてみるとそんな歴史がわかるんです。

花：作業過程もいろいろ思い出して幸せでした。また、私の両親は結婚40周年、夫の両親は39周年ということで、サプライズでバウリニューアルも盛り込んで。

夫：照れて「えー⁉」と言いながらも、リゾートマジックでハグしていましたね。

花：親戚もその様子を見て喜び、バシャバシャ写真を撮って（笑）。後日、写真はフレームに入れてプレゼントしました。あと、ベタですがウエイトドールの演出をどうしてもやりたかったんです。生まれたときの体重なんて、いい考えだと思いませんか？ 少しヒネリたくてウミガメのぬいぐるみを探したのですが、超リアルで可愛くないものばかりで（笑）。

夫：相当探しましたね。後で気づいたのですが、2つで6kgあるので海外に持っていくのはひと苦労。式後も自分たちで持ち帰り、両親宅に届けました。

花：10日間ハワイに滞在し、各家族と式当日を振り返り余韻を味わえたのもよかったです。結婚式を経験してみて、カタチにする、ふたりでその作業をするということが、こんなにも大事だと身をもって知りました。もちろん結婚式では華やかな装いを楽しめるのは確かですが、きれいなドレスを着るだけの日じゃなかったと気づくはず。結婚して5年後でも10年後でも、いつでも、何度でも。結婚式は絆が深まる特別な時間です。

松島 花さんPROFILE 1989年、東京都生まれ。11歳のときにスカウトされ、モデルデビュー。広告や雑誌を中心に幅広く活躍中。2019年5月1日（令和始まりの日）に結婚。動物愛護活動にも力を入れています。@hana_matsushima_official @hana_matsushima_animal

※『25ansウエディング 2024-25 Winter & Spring』2024年12月5日発売より転載。